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更新日:2017年3月1日
後期のむらでは大人(おとな)の墓とこどもの墓が見つかっています。
大人の墓は、地面に穴を掘り、遺体(いたい)を埋めたもので、最近まで日本各地で行われた土葬(どそう)と呼ばれるものと同じです。
墓の中には、穴の中に石を入れている場合もあります。
こどもの墓は、地面に埋めた土器の中に遺体をいれて土をかぶせた埋甕(うめがめ)です。
宮畑縄文むらでは、埋甕の中から骨は見つかっていませんが、海の近くの貝塚(かいづか)で埋甕の中からこどもの骨が見つかった例があります。
これらの墓は、むらの中で決まった場所に作られています。
大人の墓は竪穴住居(たてあなじゅうきょ)のそばに作られています。
縄文人も、私たちと同じように、墓を作り死んだ人をていねいに葬(ほうむ)っていました。
大人の墓は、地面を円筒(えんとう)形に掘った穴が用いられました。穴の中に石がありますが、本来は地面と同じ高さにあったものです。穴は直径が約1メートルの大きさです。
地面に穴を掘り、深鉢(ふかばち)と呼ばれる土器を埋めています。別の土器で蓋(ふた)をしていたことがわかります。
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