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更新日:2020年12月4日

令和2年12月4日緊急記者会見

記者会見資料

動画

発言内容

1.開会
(広聴広報課長)
新型コロナウイルス関連、緊急記者会見を行います。
それでは内容について、市長からご説明申し上げます。

2.市からの発表事項
(市長)
皆さん今日は夜分お集まりをいただきましてありがとうございます。
本日、PCR検査の結果、本市初のクラスターが確認されましたので発表させていただきます。
クラスター発生の場所は本市陣場町の、カラオケができる、接客を伴う飲食店で、お店の全面的なご協力のもと店名を公表させていただきますと「すなっく彩」、さいは色彩の彩と書くお店であります。同じ陣場町に、別の彩というお店がありますので、こちらはスナックの彩、ということであります。
これまでに11名、内訳は従業員8名、利用者3名の感染が確認されております。経過を申し上げますと、本日県より、本市72例目40代男性と73例目20代女性の確認が発表されましたが、このお二人の行動歴を確認した結果、同じお店での接触が確認されました。一方、こちらですね、12月2日確認の本県の507例目の方ですが、こちらも同じ店での接触が確認されました。
福島市保健所で昨日より、店のスタッフ全員と72例目40代男性と共に来客をしておりました利用客についてPCR検査を実施したところ、さらにスタッフ6名、利用客2名の感染が確認され、合計で、こちらが全体像ですが、11名の感染が確認されたところです。
福島市保健所では、現在陽性者の行動歴を調査し、濃厚接触者や接触者を把握し、随時検査を実施しております。店の利用者についても情報収集をし、濃厚接触者や接触者について検査を確認している段階です。
今回のこの感染された方々に聞き取りなどを実施したところ、現時点では、発生の経緯や出勤状況などから、こちらにあるように11月27日から12月1日の間に感染したものと考えられます。
感染拡大の要因としては、お店の関係者が大方検査の対象になったこともあって我々は現地確認できていないわけですが、聞き取りをした結果、会話のときも、あるいはカラオケをやっていたようですがカラオケのときも、マスクの着用が無かったということで、やはりこのマスクの着用が無かったというのが大きな原因になっているのではないかと、このように考えております。
しかし、このお店には感染拡大防止の観点から店名の公表ついてご協力をいただきました。お店や従業員の方々をはじめ、関係の皆さまに誹謗中傷など決してなさらないように、強くお願いをいたします。
そして市民の皆さん、あるいはこの界隈の、利用された方々にお願いしたいのですが、該当する店舗、この陣場町のスナック彩ですが、こちらを11月27日から12月1日までご利用した方、それから市内の飲食及び接客を伴う飲食店を利用した方で感染に不安のある方、こちらの方は、新型コロナウイルスの一般相談にご相談いただきたいと思います。電話番号はこちらにあるように、012-567-177でして、状況を確認した上で調査をさせていただきます。
それから症状のある方ですが、こちらはかかりつけの医療機関にご相談をいただきたいと思います。また、かかりつけの医療機関が無い方は、こちらの受診相談センター、012-567-747、24時間受け付け可ですが、こちらにご相談いただければと思います。
それから、接客を伴う、この福島市内の飲食店の従業員の皆さまにつきましては、症状のない方でも、できればご相談いただきたいと思っておりますが、なんとなく喉に違和感があるとか、あるいは全く症状は無いけれども不安だという方には、接客を伴う飲食店従業員の方への新型コロナウイルス検査相談に、ぜひ検査相談の電話をおかけいただきたいと思います。こちらは024-573-5227となっております。
一方、症状のある方は先ほどと同じように、かかりつけの医療機関にご相談いただきたいと思います。また、かかりつけの医療機関の無い方は、先ほどと同様、受診相談センターに電話をしていただきたいと思います。
今回、市内で初めてクラスターが発生したと確認されたわけですが、市民、そして事業者の皆さまには改めて、こちらにあるように、3つの密を避ける、密閉・密集・密接を避ける、それから飲食のとき、時間以外はマスクを着用する、そして症状のある場合は仕事や外出を控える、この基本的な感染防止対策の徹底をしていただきたいと思います。それから、今回の状況にもありますように、会話やカラオケのときにマスクをしていなかったというのが大きな要因の一つになっているのではないかと、我々は見ているわけでありますが、今後、飲食などをされる場合は、飲食に伴うリスクというのを十分考えた上で、リスクを低減する、低くする取り組みを徹底していただきたいと思います。
福島市では感染リスクを下げて飲食を楽しむ6つの工夫ということで、福島市の飲食モデルを市民の皆さんに提示をしております。まずは感染防止対策をしているお店を選んでいただきたいと思います。お店の前には大抵、感染対策ポスターをこういったお店には貼ってあります。もっとも、こういったお店でも場所によっては、場所といいますか、お店の中の状況によっては換気がどうかとか、そういう面もありますので、そこはまたご自分でご注意いただければと思っております。
また、飲食は少人数そして短時間にしましょうということでありまして、とりわけ深酒、はしご酒ということで、回って歩きますと、おのずと気持ちが緩んで防御が弱くなってしまいますので、これはできるだけ避けていただければと思っております。
それから大声での会話は控えましょうということで、とにかく飛沫による感染が目立っております。できるだけ小声で会話をするだけではなくて、やはり、会話をするとき、特にカラオケなどをするときには、マスクをして飛沫を飛ばさないようにしていただきたいと思います。
そして4点目は飲食の時間以外はマスクをしましょうということであります。食べ物が出てきたら、まずは静かに食べていただいて、そしてその後、マスクをして会話を楽しんでいただければと思います。そして食器は共有せずにそれぞれ個別に使っていただきたいということであります。
そして、何よりも体調が悪い時は利用を控えましょうということで、やはり、誰かしらが体調が悪くて出てきているのが感染拡大の原因になっておりますので、体調が悪い時には思い切って休むということを徹底いただければと思っております。
改めて最後に報道機関の皆さまにお願いしますが、患者さんの個人に係る情報につきましては、プライバシー法の観点から配慮いただいて、報道あるいは取材をおこなっていただきたいと思います。そして市民の皆さまには市民一丸となって、新型コロナを克服していくため、今回のお店の関係者はもとより、感染症の患者さんやご家族、医療関係者などへの偏見差別、誹謗中傷は人を傷つけるばかりではなく、地域の分断をも招く恐れがあります。このような行為は決して行わないようご理解とご協力を強くお願いいたします。
今回は飲食店でのクラスターが発生いたしましたが、最近の感染傾向を見てみますと、高齢の元気な方を介した感染が増えています。少しでも体調に異変を感じたときは、外出はせず、また来やすい間柄でも会話や歌を歌うときは必ずマスクをして万が一に備えていただきたいと思います。福島市といたしましては関係機関と連携を図りながら感染拡大防止に全力をあげてまいる所存であります。私からは以上であります。

3.質疑応答
(広聴広報課長)
それでは今の発表内容について質疑応答に移りたいと思います。質問のある方は挙手をお願いいたします。
(河北新報)
市内72例目の方というのは県内発表分で行くと511例目ですか510例目になりますか。
(市長)
すみません、そこは確認していません。
(河北新報)
県内507例目の方、二本松の方ですけども、ほかの今日プラスで出てきた方の居住地をご説明頂けますか。
(市長)
居住地は福島市ですね。
(河北新報)
全員福島市。
(市長)
はい。
(河北新報)
11月27日から12月1日が感染の範囲として示されましたけども、これは今日の11名の方が出勤ないし利用していたのがこの期間ということですか
(市長)
そうですね。1日はですね、出勤されていたが、それ以降、2日以降はお店が休んでおられました。それから27に関してはこれらの方々の出勤状況から判断をして、感染したのは27日以降であろうと保健所のほうで推察というか、状況から判断をして、こういう日程設定にさせていただいております。
(河北新報)
今日までに11名の感染が報告されましたけども、このお店の関係でPCR検査を受けた方は何名くらい。
(市長)
人数は控えさせていただきますが、従業員に関しては全員終わっておりまして、今お示しをした8人の方以外は陰性が確認されております。
(河北新報)
従業員全員で何人で、そのうち8人という
(市長)
全員の人数は控えさせていただきます。
(河北新報)
全員は終わったということですね。
(市長)
はい。
(河北新報)
この27から1日の間の利用者というのは、この3名には当然留まらないわけですよね。
(市長)
そうですね。
(河北新報)
この間利用した方のPCR検査はまだ終えていないということですか。
(市長)
そうです。やはりそこは今情報収集をやっておりまして、今回まずはこの最初に確認された72例目の40代男性の方と一緒に来られた方々を我々として検査をいたしました。それからお店のほうから、この日来られた方々とか、あるいはその後でも来られた方々というのは、確認できる方というのは我々のほうから電話連絡を差し上げて検査をさせていただきたいと思いますが、なかなかその一見さん的な方というのは把握できませんので、その点では今回我々のほうからの呼びかけをさせていただきました。そのためにもお店にですね、店名の公表をご理解をいただいたところであります。

(河北新報)
今日発表された3名の、利用者の3名の方はグループでお店を利用されたということですか。
(市長)
はい、そのように聞いております。
(福島放送)
先ほどあった飲食店のポスターを掲示しているお店があるということだったんですけど、このスナックに関してはいかがだったんでしょうか。
(市長)
はい、ポスターは掲示されていたようです。
(福島放送)
すると、本来は対策等がとられているはずのお店で対策がとられていなかったという認識でよろしいですか。
(市長)
そうですね。十分な対策がとれていなかったということだろうと思います。
(NHK)
先ほど店名の件で、近くに彩というお店がもう一軒あるというお話だったんですが、混同しないように、このお店の住所、詳しい地番まで教えていただけますか。
(市長)
それは、今私はわかりません。
すなっく彩といえば区別がつくと思います。
(NHK)
わかりました。あと、明日以降もPCR検査は随時行っていく、現時点の予定みたいなものは決まっていますか。
(市長)
今も実施いたしますし、明日以降も我々がつかんだ人、それから電話連絡をお願いしていますので、それで連絡いただいた方で必要だと思われる方はPCR検査を実施してまいります。
土日関係ありませんので、ぜひ早めにご連絡いただければと思います。
(福島テレビ)
先ほどの福島放送さんの質問に関連してなんですけれども、対策がとられているはずのお店で、十分な対策がとられていなかったことに対して、まず市長としてはどのように考えているのかと、改めて年末で忘年会など会食の機会も増えますので、利用される方への注意喚起をお願いします。
(市長)
十分な対策を取られていなかったことに対しては、誠に私としても残念でありまして、やはり今後、コロナ禍の中で安心して社会経済活動を拡大していく上では、対策を、特にお店、事業者の皆さまには徹底していただきたいというふうに思っております。
今後、忘年会シーズン等、いろいろな活動や、人の動きが活発になってくるわけでありますが、ぜひ、今申し上げた飲食を楽しむ方法とかですね、先月に市長メッセージの17を出しておりますので、これを参考にしていただいて、対策を徹底しながら活動を少しずつ拡大といいますか、活動していただければと思います。
(福島テレビ)
今後市としては、ポスターが掲示してある店を、改めて対策がきちんとなされているかとかのチェックはされるんでしょうか。
(市長)
ポスターは商工会議所が配布しているもので、ある意味では事業者の皆さんの自主的な取り組みだと認識しております。ですから、ポスターを掲示されているところは、改めて自分の現在の対策を確認の上、徹底、必要があれば強化をしていただきたいと思います。
(福島放送)
今のお話しは商工会議所さんが主体として貼られているということなんですけれども、逆にこういうポスターがあるから安心して入る、安心して利用するという方も多数いらっしゃると思うんですが、そのあたり、逆に誤解を招くことになっているように感じるんですが、どのようにお考えでしょうか。
(市長)
今回の例でいえば、従業員の皆さんも利用者さんもマスクをしていなかったということで、これは誤解というよりやはり、少し油断されてしまったのかなと思います。やはり油断をしないで取り組むということが、お店任せにせずに取り組むことが、私としては大事だと考えております。

4.閉会
(広聴広報課長)
それではそのほか質問ございませんので、以上で緊急記者会見を終了いたします。

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このページに関するお問い合わせ先

政策調整部 広聴広報課  

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3710

ファクス:024-536-9828

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