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更新日:2021年1月11日

令和3年1月11日緊急記者会見(新型コロナ緊急警報の今後の取り扱いについて)

記者会見資料

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発言内容

1.開会
(広聴広報課長)
皆さん、連休の最後にですねお集りいただきましてありがとうございます。これより緊急記者会見を行います。
内容はコロナ関係の各種現況、緊急警報の今後の取り扱いとなります。市長から一括してご説明申し上げます。


2.市からの発表
(市長)
はい、3連休にもかかわりもせず、お集りいただきましてありがとうございました。それでは私の方から新型コロナの感染状況の近況と緊急警報の取り扱いについてお話しをさせていただきます。
まず、市民の皆さま、事業者の皆さまには、新型コロナ緊急警報へのご協力、誠にありがとうございます。特に医療保健関係者の皆さまには、年末年始も献身的に医療を支え、回復に努めていただいたこと心から感謝と敬意を表します。おかげで、東京・大阪並みに上昇していた新規感染者の発生率は下降してきており、休止していた2つの救急病院が、再開するなど最悪の状況は脱してきました。
ここで、この状況をご覧いただきたいと思うのですが、これは一週間あたりの新規感染者の数であります。先日もご説明しましたが、12月の最初のクラスター以降この数字が上昇し始め、一時は東京すら、この黄色いのが東京でありますが、これを超える状況にもなってきたわけであります。そして、12月20日に緊急警報を発令させていただきまして、当初3日までの予定を、本日11日まで延長した次第であります。こうした中で、市民の皆さま、事業者の皆さま方のご協力もありまして、年末年始、本市のですね新規感染者数は、だいぶ落ちてまいりまして、現在は7.37という状況になっております。まだ、県からの発表はないと思いますが、今日は4名陽性が確認されておりまして、これも含めて7.37ということであります。東京の方は、ご覧のように、加速度的に今、新規感染者の割合が増えているということでありますし、一方県内の方も各地で感染者が急増しておりまして、今は県全体の平均が福島市よりも高い、そんな状況になっているということが現況であります。このように新規感染者の方はだいぶ落ち着いてきているということが現状であります。

続いて、こちらの表であります。まず、医療体制、提供体制や、監視体制、それから感染の状況のいわゆるモニタリングの指標であります。
医療提供体制の方はですね、福島市の場合12月24日現在では56.6%とかなりひっ迫した状況でありました。これは今、退院患者なども増えてまいりまして、若干数字が落ちてきている状況であります。重症者の病床の方も現在一床が使われているのみというところであります。
それから、療養者の方でありますが、こちらの方は宿泊療養の方も増えておりまして、23.85ということで、これは福島市だけではなくて、県全体で今使っておりますので、県全体の患者さんの増加に対して、増加しているというような状況であります。
一方、県全体で見ると、病床の方は6割を超えている状況でありまして、重傷者の方も19%、療養者の方は、17.82人ということでありますが、こちらの方はですね県全体で見ていく数字ではないかなと思っております。
一方、PCRの陽性率のほうはですね、福島市の方は今、2.1%ということで、こちらの方も今、減少傾向であるというところであります。
そして感染の状況、これフローの方ですけれども、先ほども申し上げましたとおり、12月24日のときには40.34と東京を上回るような数字ではありますけれども、現在は7.37という状況で、落ち着いてきているという状況であります。
福島市では、今日4名、昨日8名ということで、ここにきて一時0とか1まで落ちていたものがですね、やや増えている感じになっておりますが、どちらの地域も同様かと思うのですが、年末年始に動かれて感染させた方の分が、今出てきているという状況であると受け止めております。こちらをご覧いただきたいのですが、年末年始の感染された方の属性とか、そういったものを表しております。年代と性別で見ると、男性の方が非常に多くて、特に若い20代の男性の方が多くなっているという状況であります。こちらの方は12月29日ですかね、福大の学生さんがかなり出ましたので、それがこちらの6名ということで反映して増えている面もありますが、やはりこの時期、男性の方が動かれてかかっている面があるかなと思っている面があります。
家族とかそういった感染経路からみますと、知人友人あるいは家庭内、施設、これは例のクラスターでありますけども、こういったものが増えておりまして、家庭内は特に新年に入ってから増えている状況であります。
こちらのほうに評価を書かせておりますが、感染者は男性が多く、特に20代が多い。また、感染経路は家庭内での感染が最も多く、ついで友人・知人間である。感染の原因は、やはり年末年始に家族や親族・友人で集まって、そこで感染しているというケースが多くみられまして、集まったときに長時間の飲食をする、マスクなしで会話をするという基本ができてないことで、感染が起きているのかと思っております。また、福島市ではカウントされておりませんが、東京方面から帰省されこちらで感染が確認された方が2名いらっしゃいます。そういった方から、家族への感染とみられておりまして、その点では、県外からいらっしゃった方との接触する場合にはやはり十分な注意をしていただく必要があるだろうと考えております。
このように、年末年始の会合といいますか、集まりに伴って増えている面もありますが、全体的な数としてみれば、他の全国的に拡大している地域とか、あるいは県内の他の地域よりも市は少ないのかと考えております。
市長メッセージの3段目をご覧いただきたいと思います。
一方で、県内各地で感染者が急増し、県全体の医療体制はむしろひっ迫度を深めております。また、首都圏の1都3県(東京、埼玉、千葉、神奈川)に緊急事態宣言が発令されるなど、感染拡大が全国的に進んでおりまして、福島市でも、再びクラスターが相次ぐ事態になりかねない厳重な警戒が必要な状況が続いております。
こうした状況を踏まえまして、1月11日までとしていた新型コロナ緊急警報の延長はいたしません。全体として市民の皆さんにご協力いただいて落ち着いてきているという面がありますので延長いたしませんが、今申し上げましたとおり、病床や医療状況は非常にひっ迫をしている、そして周辺状況から考えますと、またいつクラスターが発生してもおかしくない状況でありますので、福島市や市医師会等の関係機関ですね、引き続き厳重な警戒体制で対応してまいります。市民の皆さま、事業者の皆さまにおかれましても、のちほど申し上げます「市民の皆さまへ特にお願いしたいこと」に十分留意いただいて、気を緩めず常に感染防止に高い意識をもって、感染防止対策の徹底をお願いいたします。
なお、「ウイズコロナ」の状況の中、今後も感染者が発生することは避けられません。感染症の患者さんやご家族、医療関係者等への誹謗・中傷、偏見・差別は、決して行わず、温かい励ましの気持ちで接していただきますよう、強くお願いする次第であります。
マスコミの皆様にもお願いをいたします。緊急警報を延長はしませんが、これはあくまでも期限が切れて延長しないだけであります。例えば、気象情報で特別警報を止めるときには解除という言い方をする方思いますが、これは期限が決まってないときは、止める時に解除となると思うのですが、皆さんには解除という表現は使わないようにお願いしたいと思います。やはり、解除という言葉になりますと、いかにも警戒が必要な状況からなくなったという印象を与えかねない言葉になると思っておりまして、私としては市民の皆さんに本当に最大限のきつい警戒をしていただく、緊急警報は今回を終わりにしたいと思いますが、引き続き今申し上げたように、高い意識をもって取り組んでいただくべき状況は変わりませんので、その点でぜひ言葉の使い方に関しましては決して気が緩まないような形で表現いただければと思います。

そして、【市民の皆さまへ特にお願いしたいこと】これは、県の方とも整合性を合わせながら、私ども福島市の状況を踏まえながら作っております。
1.外出に当たっては、その必要性をしっかり考え、慎重に行動してください
2.普段一緒にいない人との飲食などは避け、小人数、短時間でお願いします
普段いない家族じゃない親族とか帰省者などが集まったところに、年末年始の感染が生じておりますので、ぜひ普段一緒にいない方との飲食は避けていただきたいと思います。
次に、全国的にそうですが、マスクなしで会話をしているときに感染しているケースが非常に多くなっております。
3.マスクなしでの会話は止めてください
こういうふうに、申し上げるとだいだい皆さん気をつけるのですが、緩む場があるのですね。例えば、仕事ではしっかりマスクをつけている、しかし昼食の時や休憩室にいるとき、つい気が緩んでマスクを外し、しゃべってしまう、あるいはちょっとおやつを食べているときに話ながらたべてしまうとか、こういう状況が見られてこれまた感染するケースが多い状況になっております。そのために、
4.つい気が緩む場にご注意ください、昼食時、休憩室、更衣室、喫煙室など特にご注意いただきたいと思います。
5.家庭内や身近な人との間でも、基本的な感染防止対策をお願いします
先ほど申し上げましたとおり、いろいろ状況があるのですが、結果的にみれば家庭内での感染が多くなっておりますので、家庭内での気を緩めずに基本的な感染防止対策を実施していただきたいと思います。
6.1都3県(東京、埼玉、千葉、神奈川)との不要・不急の往来を自粛してください。
これが、県からの要請に沿って、私からもお願いします。
そして、この1都3県以外のその他の感染拡大をしている地域との往来の必要性を慎重に判断していただきたいと思います。
7.1都3県等からの来訪者と接触する場合も、感染防止に細心の注意を払ってください
こちらが行き来するわけではなく、来られた方との接触で感染しているケースもありますので、ぜひ来られた方との接触にも十分ご注意いただきたいと思います。
ここで、1都3県以外の感染拡大している地域はどのような地域かというと、今報道などで緊急事態宣言など要請されているといわれている関西の大阪・京都・兵庫、あるいは他の地域もあるわけです。実は全国の1週間当たりの新規感染者の数値をみますと福島県の南のお隣、栃木県が全国3番目に高い数値になっております。その点では、そういった近県、あるいは福島市のこれまでの感染の経過で申し上げると、やはり仙台との関係で感染されている方も結構多くなっておりまして、こういった地域との往来、あるいはそちらからの接触に関してもご注意いただきたいと思います。

そして、今回の緊急警報から厳重警戒体制への切り替えに伴いまして、いくつかの市の対応の見直しを図っております。
1番目は、先ほど申し上げました通りでございますので省略させていただきます。
2番目でありますが、市有施設の利用制限等の変更ということで、福島市は、年末にご説明させていただきましたけども、緊急警報を延長するときに、緊急事態宣言などが発せられたときに実施をする、言わばステージ4の施策を先んじて実は取り入れました。それが施設の利用制限でありますが、休止していた観光施設等の利用は明日以降、原則再開をいたします。そして、貸館等の新規予約ですね、こちらも止めておりましたが明日以降開始をいたします。一方で、貸室・貸館等の利用については、当面、定員の概ね半数程度を上限とさせていただきます。これは今、緊急事態宣言が行われている東京などと同じような取り扱いで、施設の利用に関しては当面このような対応にしようと考えております。また、施設の利用状況に応じて適宜、人数制限等を行って、いわゆる3密などを作らないように対応してまいりたいと思います。
3番目は、市主催のイベントでありますが、市では緊急警報期間中、不特定多数の人を集めるイベントに関しては、オンライン開催に切り替えるか、見送りあるいは延期という形にしておりました。今後、状況によって実施はいたしますがイベント等の内容や市内外の感染状況等を踏まえ、慎重に開催について対応したいと思います。できるかぎりオンライン開催などを活用するとともに、イベント等を開催する場合は下記の感染防止対策を講じるということで、10項目書いてありますが、その中で先ほど申し上げた7.参加者の制限ということでは、会場定員の概ね半数程度で人数制限をし、やっていきたいと考えております。
それから4番、福島県による福島市限定特別対策の動向でありますが、皆様ご承知のとおり、時短の協力要請は明日12日の午前5時までで終了をいたします。時短の協力要請に応じた店舗に対する協力金の申請受け付けは明日から始まると市民の皆さまに周知しております。それから県の方でも知事からメッセージを出していただきまして、年末には福島市民に対して、できる限り不要不急の外出は控えてほしいということを、市と歩調を合わせて呼びかけていただきました。こちらも12日以降は県民全体へのお願いに統合されるということで先ほどご説明いたしましたが、外出にあたっては、その必要性をしっかり考えて、慎重に行動してくださいということで、外出に関しては抑制的な行動をとっていただきたいと考えております。
私からは以上です。


3.質疑応答
(広聴広報課長)
質疑応答に移ります。挙手ののち、社名・氏名・ご発言をお願いします。
(朝日新聞)
緊急警報を延長しないということですが、今後再発令する目安があればお聞かせ願いたい。
(市長)
単純に数だけではいけないと思う。福島市は母数が小さいです。一気に上がってしまうケースや一気に下がるケースもあります。今回緊急警報を発令したのは、立て続けにクラスターが発生したというのがありまして、それは単純に人数だけではなくて、クラスターの規模とか、クラスターからどれだけ広がりが考えられるかと。こういったことも含めてありますので、我々としてはそういった状況、医療状況が非常にひっ迫していた、厳しい、崩壊寸前だったということがあります。これも単なる病床とかではなくて、福島市の場合は、救急病院が二つ、最初完全に動かなくなってしまったわけです。さらにもう一つ、一時的な休止はしましたけども。こういったものは先ほどのモニターの図には入ってないです。そういった状況を総合的に踏まえて、もし必要になってくれば発令をするという形で判断していきたいと思います。
(朝日新聞)
もう一問。時短営業で居酒屋さんや飲食店はけっこう苦しい状況が続いていると思います。市長ご自身は明日以降飲み会などに行かれる予定はありますか?
(市長)
私はしばらく慎重に対応したいと思っております。
(朝日新聞)
市の職員にはどのようにお伝えをしていますか?
(市長)
資料にあるように、普段一緒にいない人との飲食は避けると。あるいは少人数短時間でお願いするということですから、こちらに沿ってやっていただきたいと思います。市の職員には年末もそうでしたが、今は保健所の職員が必死になってやっているわけです。一方で、居酒屋さんなども大変なんですけど、まずは感染を抑えるということが、安定した商売にも役立ちますので、我々とすれば、できる限りやらないような形で職員にも当面は呼びかけておきたいと思っております。
(朝日新聞)
ありがとうございます。
(福島放送)
12月の福島市の感染者数は累計で何人だったのですか?
(市長)
294名です。
(福島放送)
ありがとうございます。


4.閉会
(広聴広報課長)
ほかよろしいでしょうか。
それでは以上で緊急記者会見を終了いたします。

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このページに関するお問い合わせ先

政策調整部 広聴広報課  

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3710

ファクス:024-536-9828

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