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ホーム > 観光・文化・スポーツ > 文化・歴史 > 遺跡 > 全国初出土!「鎮兵」の2文字が書かれた古代の木簡
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更新日:2023年10月2日
福島西道路改築事業に伴う発掘調査(西久保遺跡)において、全国で初めて「鎮兵」の2文字が書かれた木簡が出土しました。
木簡出土は市内初の事例で、赤外線画像の分析により、出羽国から下野国の国司あての鎮兵にかかわる書状であることがわかりました。
文字 |
「出羽国牒下野国司 鎮兵□□□之状□□□」の18文字 (出羽国、下野国司に牒す。鎮兵□□□の状□□□) |
よみ | でわのくに、しもつけのこくしにちょうす。ちんぺい□□□のじょう□□□ |
内容 | 出羽国から下野国の国司あての、鎮兵にかかわる書状 |
年代 | 8世紀終わりから9世紀初頭(奈良時代末から平安時代の初頭) |
寸法 | 長さ29.6cm、幅2.5cm、厚さ1.1cm、樹種不明 |
などの説が考えられます。
今後の分析や発掘により西久保遺跡の性格が明らかになれば、出土した理由が明らかになるかもしれません。
松川丘陵北側の平石地区に立地し、令和4年度から試掘調査、令和5年度から本発掘調査を実施しています(いずれも継続中)。
これまでの調査により、奈良時代~平安時代頃の竪穴建物跡・掘立柱建物跡のほか、土坑、溝跡、ピット、沢が見つかり、役所のような施設が営まれていた可能性があります。
遺物は土師器、須恵器、中世陶器、木簡、金属器等が出土しています。
令和5年9月23日(土曜日)に発掘調査現地説明会を行い、250名以上の方々に見学いただきました。
当日配布資料はこちら(PDF:2,764KB)
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