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更新日:2019年5月17日

宮畑遺跡環境整備事業について

1.国史跡宮畑遺跡の概要

(1)指定年月日

平成15年8月27日

(2)指定面積

41,719.30平方メートル

(3)所在地

福島市岡島字宮畑19番地ほか

2.縄文時代集落の概要

宮畑遺跡は、縄文時代中期から晩期までの約2,000年間にわたる、縄文時代の人々の生活を現在に伝える遺跡です。福島の地域性を培った先人の活動の足跡であるとともに、現在の私たちの生活につながる技術・文化・風習の原点です。

  • 土屋根の竪穴住居の4割以上にあたる22棟が意図的に焼かれ、竪穴住居の廃絶に伴う特徴的な風習が存在した縄文時代中期の集落。
  • 関東地方との交流を伝える縄文時代後期の集落
  • 大規模な土の移動がおこなわれた縄文時代後期の集落
  • 広場を囲んで掘立柱建物群と埋甕群が環状に配置される縄文時代晩期の集落
  • 縄文時代の生活を伝える石、土、木、骨などの自然素材で作られた様々な道具
  • 縄文時代の広域交流を裏付けるヒスイ、アスファルト、サメの歯、クジラの骨などの搬入遺物
  • コナラ亜属とクリを主要な森林構成要素とし、クリ林、オニグルミ林、トチノキ林などの人為的な生態系

宮畑縄文人からのメッセージ

史跡宮畑(最近の調査成果から)(PDF:3,104KB)

3.基本構想(骨子)

基本構想は、本市のまちづくり方針である「市民協働によるまちづくり」にもとづき、平成15年度に宮畑遺跡史跡整備活用市民懇談会と宮畑遺跡学校教育活用懇談会を設置し、市民との協働による史跡の活用と運営のありかた、宮畑遺跡の学校教育活用について検討を進め、宮畑遺跡整備指導委員会の指導のもと策定しました。

(1)整備活用のテーマ

「市民とともにつくり、活用し、成長する宮畑遺跡」

(2)整備のキーワード

「新たな発見・感動」

「また来てみたくなる」

「参加してみたくなる」

「何かをしてみたくなる」

(3)活用のキーワード

「史跡の保全」

「郷土の歴史・文化・伝統の発信」

「まちづくり・地域づくり・生きる力の育成」

「福島市・地域の魅力の創出(よさの発見)」

基本構想(PDF:3,905KB)

4.宮畑遺跡整備事業

宮畑遺跡は平成15年8月27日の国史跡指定を受け、平成19年度からは整備工事に着手し、平成27年度に史跡公園「じょーもぴあ宮畑」として開園しました。
平成23年3月の東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故の影響により、整備区域は一時2マイクロシーベルトを超える空間放射線値を測定しましたが、平成24年度に園内の除染工事を実施し、現在は0.08マイクロシーベルトにまで放射線量は減少しました。

宮畑遺跡史跡公園(愛称じょーもぴあ宮畑)

じょーもぴあ宮畑パンフレット(H24版)(PDF:6,375KB)

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このページに関するお問い合わせ先

市民・文化スポーツ部 文化スポーツ振興室 文化振興課 文化財保護活用係

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3785

ファクス:024-536-2128

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