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更新日:2024年12月24日
地方への移住を考えた時、いきなり【何もない“ど”田舎】に行くのはなかなかハードルが高いですよね。
「都市圏にいる家族や友人になかなか会えなくなる?」
「生活スタイルが180度変わりそう。」
「田舎のご近所づきあいって難しそう。」
「最寄り駅まで車で1時間くらいかかりそう。」
今回のプロジェクトの舞台、福島市立子山地区は初めての地方移住を検討する方にはちょうどいい田舎かもしれません。
地域おこし協力隊は、都市地域から過疎地域等の条件不利地域に移住(住民票を異動)し、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取り組みです。
隊員は各自治体の委嘱を受け、任期はおおむね1年から3年です。
令和5年度末時点で、全国で約7,200人ほどの隊員が活動を行っています。
地域おこし協力隊員は福島市の会計年度任用職員となります。
賃金や手当などは福島市が支給します。社会保険や休暇取得についても福島市の規則に準じた取り扱いとなります。
また任期中の住居は原則、活動エリア内で探すことになりますが、月額6万円(予算の範囲内)を上限に福島市が賃料を負担します。
詳細については募集要項(PDF:804KB)からご確認ください。
地域おこし協力隊として主に取り組んでいただく活動は以下のとおりです。
・福島大学に共同研究員として、凍み豆腐の調査・研究を支援
→主に大学と凍み豆腐生産者の連絡調整等、調査・研究の補佐的な役割です。
・地区内の新たな特産品の発掘と開発
→地域に積極的に足を運び地域の名物、特産品、名所を巡る
→マルシェの企画・運営 など
・地域イベントや立子山地区のブランディングを後押しする活動を企画する
→地区内でのイベント等を企画し賑わいをつくる
→SNS等を活用し、立子山地区の魅力を発信する など
※立子山の「凍み豆腐」とは…?
江戸時代初期に信夫郡大森村(現福島市大森)の曹洞宗円通寺の住職が、昔の天日乾燥の風景京都方面に修行に出かけた際に精進料理(高野豆腐)に出合い、その後高野豆腐(凍み豆腐)を地元に持ち帰り、福島の気候に合わせた製法を編み出して地元の人々に伝えたことが始まりだとされています。
立子山地区の特産品となったのは大正時代。地元の農業者管野總治郎氏が、地域の農業経済に光をと凍み豆腐の研究を始め、立子山の気候が凍み豆腐の生産に非常に適していることを見抜きました。
そして300年前の製法を元にして研究を重ね、立子山凍み豆腐の製法を確立。その結果、地域の農閑期の重要な収入源として発展し、立子山の特産品になりました。
最盛期には60軒ほどで生産されていたものの徐々に減り、現在は4軒で生産されています。
ところでこの地域おこし協力隊制度、地域を活性化させることができなかったら…とプレッシャーを感じ、不安になりますよね。
確かに誰かと一緒に協力して仕事をすることが苦手な方には、地域おこし協力隊の活動は少し難しく感じるかもしれませんが、他人とお話しすることが好きな方や、チームで活動することが好きな方、地域とのつながりを大切にすることができる方には地域おこし協力隊の活動はピッタリなはずです。
ちなみに、福島市では今まで10名の地域おこし協力隊が活動し、それぞれの地域で、地域の新たな価値や魅力を創出することに成功しています(うち3名卒隊、7名活動中)
着任後は、先輩協力隊と交流し、悩みを解消しながら一緒に福島市を盛り上げていきましょう!!
現在活動中の隊員については隊員紹介のぺージをご覧ください。
東北の玄関口、福島県の県庁所在地で温泉とくだものが豊富です。人口およそ28万人を擁し、古くは養蚕と阿武隈川の舟運で栄えた小さな城下町です。
福島駅東口には、市出身で連続テレビ小説のモデルとなった日本を代表する作曲家・古関裕而のモニュメントがあり、来訪者をお迎えします。2021年には東京オリンピック野球・ソフトボール競技があづま球場で開催されました。
西にそびえる吾妻小富士の山肌に雪形として現れる「吾妻の雪うさぎ」は春の訪れを告げる福島の春の風物詩。吾妻山、阿武隈高原に囲まれた福島盆地は果物の生産が盛んで、西部を走るフルーツライン沿いには観光果樹園や直売所が点在。東京オリンピック2020で海外の関係者から絶賛された名物の桃をはじめ、1年中みずみずしい果物を楽しむことができるフルーツ王国です。
「奥の細道」で松尾芭蕉が訪れたとされる飯坂温泉・こけしの里として知られる土湯温泉・白濁の硫黄泉で秘湯感漂う高湯温泉の福島三名湯が自慢。
市中心部にぽっこり浮かぶ市のシンボル・信夫山では、300年以上の伝統を誇り、日本一の大わらじを担いで街を練り歩く「信夫三山暁まいり」が毎年2月に行われます。
天空を走るかのような壮大な景観が広がる磐梯吾妻スカイラインをはじめ、写真家・秋山庄太郎が桃源郷と称賛した花見山公園などの花の名所も点在。東北唯一のJRA・福島競馬場もまちの誇りです。
日帰りで東京と行き来できるアクセスの良さも魅力で、東北中央自動車道などの高速交通網が整備され、ますます快適に。福島県の政治・経済・文化の中心、南東北の拠点として発展を続けています。
本プロジェクトの舞台、立子山地区は、福島駅から車でおよそ30分の本市東南の阿武隈高原につながる起伏の大きい山間地帯で、山あいに宅地や田、畑などの土地利用が行われています。
今より300余年前が起源といわれる「凍み豆腐」は、当地の冬季間の天日と寒風を利用して作られる当地域の特産品です。
今、温暖化の影響でこの「凍み豆腐」がピンチ。福島市では福島大学と共同で気候変動に適応した特産品づくりの共同研究がスタートします。
地域おこし協力隊としての活動をご理解いただいたうえで着任していただくために、応募された方には現地の確認をお願いしております。担当職員による現地案内をご希望の場合は個別にご連絡ください。
※現地確認にかかる経費(交通費等)につきましては、応募者及び応募検討者の負担となります。
(1)年齢 20歳以上から59歳以下が望ましいが、経験により年齢は問わない。
(2)性別 問いません。
(3)生活の拠点として次に掲げる都市地域に住民票があり、隊員決定後、生活拠点と住民票を福島市内に移すことができる方。
①3大都市圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県及び奈良県)のうち、過疎地域自立促進特別措置法(平成12年法律第15号)、山村振興法(昭和40年法律第64号)、離島振興法(昭和28年法律第72号)及び半島振興法(昭和60年法律第63号)に指定された地域(以下「法指定地域」という。)以外の都市地域
②3大都市圏以外の政令指定都市(札幌市、仙台市、新潟市、静岡市、浜松市、岡山市、広島市、北九州市、福岡市及び熊本市)のうち、法指定地域外の都市地域
(4)地域おこし活動や福島市での定住に意欲があり、地域住民、関係団体とともに積極的に活動できる方。
(5)普通自動車免許取得者で、自動車を所有しており、運転して業務に従事できる方。
(6)パソコン(ワード、エクセル、インターネット、Eメール)の基本操作ができる方。
(7)X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSアカウントを作成し操作できる方。
(8)地方公務員法第16条に規定する欠格条項に該当しない方。
①禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又はその執行を受けることがなくなるまでの者
②福島市職員として懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から2年を経過しない者
③日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者
・伝統食品に興味がある
・SNSについて一般的な知識がある
・農業や自然が好き
年次ごとの活動目標
1年目
①福島大学地域未来デザインセンター共同研究員として「凍み豆腐」について学ぶ
②地域の名物(人やこと)・特産品を知り、名所を巡り、その可能性を探る
③立子山地区の情報発信
2年目
①福島大学地域未来デザインセンター共同研究員として、地域の生産者との連携を図り、調査研究の支援を行う
②地域活性化の新たな特産品やイベント等の企画・運営を担う
③卒隊後を見据えて、自身がやりたい事や実現できる事を立案し、動き始める
3年目
➀凍み豆腐研究成果のまとめを支援
②2年間で得た知識と経験・人脈を基に、自身が楽しみながら続けることができ、生活の糧ともなる事業を興す準備を固める
1名
福島市立子山支所・福島大学及び立子山地区
①身分 福島市の会計年度任用職員
②賃金 月額190,900円(ほか期末・勤勉手当あり) 参考:年収320万円程度
※令和7年4月1日より給与改定する予定です。
※他に、市による家賃負担(上限6万円ただし予算の範囲内)など活動支援(最大200万円)あり。「9.待遇・福利厚生」を参照。
隊員の任用期間は、任用の日から概ね1年以上、3年未満とする。
①勤務日数・時間
勤務日数は週5日とし、勤務時間は実働7時間45分とする(休憩1時間)。
②休日・休暇
休日は4週あたり8休とする。休日に勤務した場合は、平日の勤務に振り替えるものとする。休暇については市の規定により付与するものとする。
①社会保険については、健康保険(協会けんぽ)、厚生年金、雇用保険に加入します。なお、勤務実績によって共済組合に加入する場合があります。
②月額報酬に加え地域おこし協力隊活動に要する経費に対し、市から予算の範囲内で支援します。
③活動期間中の災害補償等は、当初の任用から1年間については、「市町村議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例(昭和54年福島県市町村総合事務組合条例第16条)」の定めにより補償し、当初の任用から1年を超えた時点から地方公務員災害補償法(昭和42年法律第121号)の定めにより補償いたします。
④隊員は原則として立子山地区に居住しなければなりません、賃料等は月額60,000円を上限(予算の範囲内)として市が負担します(光熱水費等生活に必要な費用は隊員負担となります)。
⑤活動に使用するパソコンを貸与いたします。
⑥その他、活動には隊員所有の自家用車を使用しますが、ガソリン代は活動旅費、活動に要する消耗品及び隊員の研修費用等については予算の範囲内で支給いたします。
⑦引っ越しに必要な経費は隊員の負担とします。
⑧生活備品等は各自でご持参ください。
令和7年2月28日(金)まで※必着
次の書類を福島市地域共創課まで持参または郵送により提出してください。
①地域おこし協力隊申込書
②住民票(募集開始日以降のもの)
③普通自動車運転免許証の写し(表・裏コピー)
④誓約書(記入・押印のこと)
※ご提出いただいた書類は返却いたしません。あらかじめご了承ください。
①第1次審査 書類選考
地域おこし協力隊申込書による書類選考のうえ、合否を文書で通知します。
②第2次審査 面接選考
第2次審査の日時・場所は、第1次審査の結果通知時にお知らせします。
③最終選考結果の通知
最終選考結果は、第2次審査終了後に文書でお知らせいたします。内定通知を受けた方へ住居・活動内容・雇用手続等の連絡をいたします。
※選考にかかる費用等は、すべて応募者の負担になります。
地域おこし協力隊としての活動等をご理解いただいたうえで着任していただくために応募された方には現地の確認をお願いしております。
担当職員が現地案内をさせていただくことも可能です。ご希望の場合は下記問い合わせ先までご連絡ください。
最終選考結果通知後における隊員の各種手続きが完了後(概ね1~2ヵ月程度)、着任いただく予定です。なお、移住の準備等に時間を要する場合は、協議のうえ着任時期を決定します。
福島市政策調整部地域共創課地域振興係
〒960-8601 福島県福島市五老内町3番1号
電話番号:024-525-3731
FAX:024-536-9828
E-mail:katsudo@mail.city.fukushima.fukushima.jp
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