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更新日:2023年11月21日

マッチング事例Vol.2【Webデザイナーへのチラシ制作依頼】

多くの人にフォーラムに来てもらえるよう福島市民に寄り添ったチラシをスピーディーに制作

マッチング第2号:福島市デジタル推進課

福島市デジタル人材バンク(以下、デジタル人材バンク)は、市内の中小企業などが抱える課題をデジタルの力で解決するために、支援を希望する企業・団体と、支援を行うデジタル推進パートナーとのマッチングを行っています。
今回は、福島市デジタル推進課と、Webデザイナーとのチラシ制作マッチング事例をご紹介します。
digital-matching2-01左:福島市デジタル推進課の秦清隆さん 右:Webデザイナーの山下有子さん

イベント運営業務の一部をデザイナーに依頼することで課題を解決

——デジタル推進課ではどのような困りごとがありましたか?

秦さん:これまでデジタル推進に関するイベントを市で主催する際、チラシデザイン・印刷・イベント運営までをイベント業者に一括で委託していました。どの業者に決まるかは入札が終わるまではわからないため、チラシデザインにはあまり時間をかけられませんでした。
今回のフォーラムは市内企業のデジタル化推進の気運を高めるために開催するもので、沢山の人に周知したかったため、チラシのデザインだけは別注することにしました。デジタル推進パートナーの山下さんは、デジタルハリウッドSTUDIO(以下、デジハリ)吉祥寺の卒業生で、Webやグラフィック制作の実績が数々ある方です。

——課題はどのように改善されましたか?

秦さん:企業経営者向けのフォーラムの集客用チラシを2案提案していただき、女性でも手に取りやすそうなデザインを採用しました。各所にチラシを配布すると、「いいデザインだね」との声も多数いただき、「堅苦しいフォーラム」のイメージを一新できたのではと思います。
また、この依頼を通して、デジタル人材バンクに登録いただいたデジタル推進パートナーの実力の一部をご紹介することができたと思います。

digital-matching2-02

採用したチラシデザイン

チラシを手に取る人の気持ちになってデザインする

digital-matching2-03ノートPCを携えて日本中を飛び回る山下さん

——山下さんはこれまでどのような活動をされていたのですか?

山下さん:新卒から去年までは輸入雑貨卸の営業職 兼 EC担当でした。2023年3月にデジハリ吉祥寺のWebデザイン専攻を卒業し、同年4月から東京を拠点にWebデザイナーとして活動しています。熊本の企業と仕事経験もあり、色んな地方と関わりたく、デジタル人材バンクに登録しました。私の祖父の故郷が福島なので、仕事でもご縁ができて嬉しかったです。

——どのようにチラシ制作を進めたのですか?

山下さん:「全然違うデザイン2案を見比べたい」とのご依頼がありました。
はじめに、市内の中小企業経営者が抱えているであろう「デジタル化についての悩み」や「デジタル化でできること」を徹底的に調査しました。
次に、福島市の求人情報や企業一覧を見て、男性の中小企業社長と旅館の女将の2人にペルソナ(注)を設定しました。

「この人ならデジタル化にどんな悩みがあるかな?」
「家族経営だとこんな悩みがあるのでは?」

といった具合に、各ペルソナ(注)に響くキーワードを探して制作を進めていきました。

(注)ペルソナ・・・メッセージを届けたい具体的な人物像


digital-matching2-04-2提案書のペルソナ設定資料

制作期間は受注から約1か月で、最初にオンラインで打ち合わせをして、その後は20回程メールでやり取りしました。
依頼を終えて、良いデザインだとのお声をいただけてホッとしています。東京から遠く離れた福島市でも私の制作物が生きていることが嬉しいです。

福島市デジタル人材の育成拠点が2023年7月に開校!

福島市とデジタルハリウッド株式会社、デジタルハリウッドSTUDIO福島の運営母体である株式会社テレビユー福島は、デジタル・クリエイティブ人材の育成、チャレンジ意欲のあるクリエイターや若者ベンチャー・女性起業家の創出、多様な働き方の推進、街なかの賑わい創出など、デジタルを活用したひとづくり・まちづくりを推進する三者連携協定を締結しています。
2023年7月に福島市内に開校した「デジタルハリウッドSTUDIO福島」では、どのようなデジタル人材を育成しているのか、お話を伺いました。
digital-matching2-05デジタルハリウッドSTUDIO福島 髙橋加奈さん

——現在どのような方が、どのようなコースを受講していますか?

髙橋さん:本校では3コースあり、若手を中心に20~50代まで幅広い年代の方々が学んでいます。男女比は男性3:女性7で、毎月3~5名ずつ増えています。20~30代は現場の即戦力としてスキルを身につけるため、40~50代は学び直しや早期リタイア後の選択肢に、という方が多いです。

2023年11月現在の受講生内訳
・Webデザイナー専攻 24名
・ネット動画クリエイター専攻 6名
・グラフィックデザイン講座 0名(1名卒業)
——卒業生にはどのような活躍を期待されますか?

髙橋さん:制作会社への就職・転職希望者が多いのですが、「市内で活躍できるクリエイターになりたい」と励む受講生には、デジタル人材バンクを活用しながら福島市のデジタル化を加速させる一助となってもらえれば嬉しいです。STUDIO福島では今後の出口支援として、トレーナーと卒業生のチームで案件を獲得していく独自システムの構築も考えています。

デジタル推進課より

支援を行うデジタル推進パートナーには、2023年10月末現在で39名の方に登録いただいています。今回のようなチラシのデザインも可能ですので、福島市デジタル人材バンクをぜひご活用ください。

今回の事例
福島市デジタル推進課 + デジタル推進パートナー 山下有子さん
マッチング成立:2023年8月24日
制作開始:2023年9月8日
納品:2023年10月11日

digital-matching2-06デジタルハリウッドSTUDIO福島が入居するLamp120外観

〇デジタル推進パートナー山下有子さん(Yucco Design)
ご紹介ページ(外部サイトへリンク)

〇デジタルハリウッドSTUDIO福島
ご紹介ページ(外部サイトへリンク)

株式会社テレビユー福島・デジタルハリウッド株式会社との連携の取り組み

福島市デジタル人材バンク

ライター紹介

今回の記事は、デジタル人材バンクにも登録して活躍されている齋藤幸子さんに執筆していただきました。

〇デジタル推進パートナー 齋藤幸子さん
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このページに関するお問い合わせ先

政策調整部 デジタル改革室 デジタル推進課 デジタル推進係

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-572-3943

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