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更新日:2025年6月18日

マッチング事例Vol.4【子育て世代に向けたホームページリニューアル】

福島市内で活躍する子育て中の女性Webデザイナーが、地域と人をつなぐ「施設の顔」を再生

マッチング事例:株式会社飯野町振興公社

福島市デジタル人材バンク(以下、デジタル人材バンク)は、市内の中小企業などが抱える課題をデジタルの力で解決するために、支援を希望する企業・団体と、支援を行うデジタル推進パートナーとのマッチングを行っています。
今回は、福島市飯野町にある株式会社飯野町振興公社が運営する「UFOの里」と、Webデザイナーとのホームページリニューアルのマッチング事例をご紹介します。

UFOふれあい館の前で

左から、デジタル推進パートナー高木光さん、UFOふれあい館館長の菅野利男さん、アドバイザーのデジタルハリウッドSTUDIO福島の髙橋加奈さん(両手を高く上げて「ベントラー、ベントラー、スペースピープル!」と唱えるとUFOを呼べるかも?)

長年悩みの種となっていた旧ホームページ

館長とWebデザイナー

ホームページリニューアルを通じて打ち解けた様子の菅野さん(左)と高木さん(右)

 

――まず、リニューアル前の課題について教えてください。
菅野さん:
これまでは約20年前に作ったUFOの里ホームページをずっとそのまま使っていたんですが、途中で更新担当者がいなくなってしまって。内容も古くなり、扱いに困っていたんです。
「施設の顔としてホームページは大事」という認識はありましたが、どうしていいかわからず、正直「消してしまいたい」くらいに思っていました。予算も限られていたので、ほとんど放置に近い状態でしたね。
そんな中、「シン・UFOの里づくりプロジェクト」で予算がついて、ホームページリニューアルの話が進み、地域共創課からデジタル人材バンクを紹介され、デジタル推進パートナーでWebデザイナーの高木さんに依頼することにしました。

――デジタル推進パートナーの高木さんに依頼されていかがでしたか?
菅野さん:
高木さんは人柄も柔らかくてとても話しやすく、こちらの要望も気兼ねなく伝えられました。ざっくばらんに「どういう風にしたいですか?」とまず聞いてくださって。UFOの世界観って、不思議で夢があるじゃないですか。だから文字ばかりの堅い内容ではなく、絵が動いたりキャラクターが登場したり、視覚からワクワクするようなホームページにしたいと伝えました。
完成したホームページは驚くほどきれいで、センス抜群!期待以上の出来で、私の想いを見事に形にしてくれました。

――ホームページ公開後の反応は?
菅野さん:
「すごくいいホームページになったね!」という声をたくさんいただいています。
リニューアル後は「お問い合わせ」ページからメールが来るようになり、来館前の情報提供や、UFO目撃情報への対応など、ホームページを通じてコミュニケーションが活発になったのは大きな変化ですね。

――今後デジタル人材バンクを利用したい方にアドバイスをお願いします。
菅野さん:
正直、こういう仕事は大手の会社に頼むものだと思っていました。でも高木さんのように、地元に根ざして活動している方がいらっしゃると知って驚きましたし、うれしかったですね。実際に会って話せる安心感もあり、地元の空気感を理解してもらえるのがありがたかったです。他の施設にも高木さんをぜひおすすめしたいです。

デジタル人材バンク登録を機に、福島市での活躍の場が急増

リニューアルしたホームページ

高木さんがリニューアルを担当したUFOの里ホームページ

 

――これまでのキャリアとマッチングまでの流れを教えてください
高木さん:
もともとは会社員でしたが、在宅でできる仕事がしたいと考え、子どもを保育園に預けながら2年半ほど前にフリーランスのWebデザイナーに転向しました。
自分で営業して仕事を獲得していましたが、より地域とつながりながら活動したいと考え、2024年にデジタル人材バンクに登録。すぐにデジタル推進課からデジタルハリウッドSTUDIO(以下、デジハリ)福島をご紹介いただき、ご縁があってトレーナーとして週1回勤務することになりました。そのつながりで、UFOの里のリニューアル案件でもデジハリ福島のトレーナー仲間に支援していただきました。

――どのようにリニューアルを進めましたか?
高木さん:
まず、旧ホームページを分析したところ、比較的若い世代のアクセスが多く見られました。そこで、10体の宇宙人キャラクターを前面に活かし、動画やイラストを多用して、どんな年代でも楽しめる構成にしました。
実は私はこの仕事を受けるまでは「UFOふれあい館」には入ったことがなくて。「中はどんな雰囲気なんだろう?」と不安もありました。だからこそ、初めて訪れる人にも雰囲気が伝わるホームページにしようと、自分の戸惑いやワクワクをデザインに反映させました。
UFOの里を何度も訪れるたびに新しい魅力を発見して、「これも載せたい、あれも伝えたい」と思いが膨らみ、一方的に菅野さんにご提案したことも(笑)。

――子育てとの両立はできましたか?
高木さん:
デジハリ福島のトレーナー仲間とチーム制で作業を分担し、子どもたちを保育園に預けている間に仕事を進めることができました。
あとは、子どもたちに「ママがここのホームページを作るんだよ」と話して、よく一緒に現地を訪れました。山に登ったり、お風呂に入ったり、子どもたちもすっかりUFOの里の大ファンになり、プライベートでも遊びに行くようになりましたね。

家族で訪問

この仕事を機に、UFOふれあい館に家族でよく訪れるようになった

 

――マッチングを通してリニューアルを担当されていかがでしたか?
高木さん:
市長肝いりのプロジェクトということで、プレッシャーもあり「本当に私で大丈夫かな?」と不安も大きかったですが、デジハリ福島のトレーナー仲間に助けてもらいながら、チームで一つひとつ進めることができたのはありがたかったです。菅野さんとも密にコミュニケーションを取りながら、「みんなで一緒に作り上げた」という実感が強く残っています。この仕事を通じてUFOの里を深く知ることができて、とても良い機会になりました。

デジタル推進課より

支援を行うデジタル推進パートナーには、2025年5月末現在で64名の方に登録いただいています。今回のようなホームページリニューアルも可能ですので、福島市デジタル人材バンクをぜひご活用ください。

今回の事例

株式会社飯野町振興公社 UFOの里 + デジタル推進パートナー 高木光さん
マッチング成立:2025年1月28日
制作開始:2025年1月28日
納品:2025年3月28日

UFOふれあい館外観

UFOふれあい館外観

 

〇UFOの里
ご紹介ページ(外部サイトへリンク)
〇デジタルハリウッドSTUDIO福島
ご紹介ページ(外部サイトへリンク)

UFOの里ホームページリニューアルに合わせて、福島市観光ノートの記事も公開しています。そちらもぜひご覧ください。
福島市観光ノート(外部サイトへのリンク)

ライター紹介

今回の記事は、デジタル人材バンクにも登録して活躍されている齋藤幸子さんに執筆していただきました。

〇デジタル推進パートナー 齋藤幸子さん
ご紹介ページ(外部サイトへリンク)

このページに関するお問い合わせ先

政策調整部 デジタル改革室 デジタル推進課 デジタル推進係

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-572-3943

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