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更新日:2024年3月1日

福島市の食品ロスの実態を調査しました

全国で約523万t発生している食品ロスのうち、約半分は家庭から発生しています。(農林水産省及び環境省令和3年度推計より)
そこで市では、福島市の家庭からどのくらい食品ロスが発生しているか実態を把握し、家庭での食品ロス削減の取り組みを推進するため、令和3年10月に、「食品ロス実態調査」と「食品ロス削減市民モニター事業」を実施しました。

食品ロス実態調査

食品ロス実態調査及び可燃ごみ組成分析調査について、令和3年10月11日(月曜)・12日(火曜)に実施しました。

可燃ごみに占める食品ロスの割合

可燃ごみに占める生ごみの割合は、約38%と一番多く、ごみを減らすには生ごみを減らすことが効果的ということがわかりました。
さらに、可燃ごみに占める食品ロスの割合は、約8%であることがわかりました。

【家庭から出る可燃ごみに占める食品ロスの割合】

食品ロスの原因の内訳

生ごみに占める食品ロスの割合は、約21%です。
また、食品ロスの原因で68%が未使用品でした。家庭での食品ロス削減を意識することが重要です。

食品ロス実態調査の様子

作業風景

写真2

調査対象のごみ

写真1

食品ロス

写真3

食品ロス削減市民モニター事業

食品ロス削減月間である10月の1カ月間、25世帯のモニターさんに「食品ロスダイアリー」を記入していただき、福島市のご家庭から出る食品ロスの発生状況や発生要因を調査しました。

食品ロス量・分類

食べ残し、未使用食品ともに、「野菜・果物」の割合が最も多く、食品ロスのうち約60%を占めることがわかりました。
4週間での食品ロス量は1世帯あたり1,128g、一人当たり434gになります。

食品ロス量・分類結果

食材の購入価格から、食品ロスによって無駄になった金額を算出したところ、
1世帯あたり約818円、一人当たり約315円になりました。
食品ロスを減らすことで、家計にも優しくなります。

食品ロスの金額

食品ロス発生場所・発生原因

食品ロスの発生場所で多かった場所は冷蔵庫や台所でした。
冷蔵庫に保管していたが食材が傷んでいた、後で食べようと思ったが忘れていた、野菜や果物をもらったが食べきれなかったといった原因が多くあげられました。

食品ロスの発生場所

捨てた理由

モニターの方の感想

  • 食品ロスダイアリーをつけるということで、食品ロスへの意識が高まった。
  • 食品ロスの量も想像以上に多かったし、CO2排出量も自動計算されて、その量の多さにも反省させられた。これからは、冷蔵庫に何があるか「見える化」して、食品ロスゼロを目指したい。
  • 冷蔵庫の中の写真を撮ることや、買い過ぎ、在庫確認をするようになり処分量が格段に減りました。
  • 特売に惑わされることなく、食べきれる量を購入することを強く意識するようになった。
  • 調味料、例えばケチャップやソースなどはあまり使わないのでいつも賞味期限が過ぎてしまいます。小さいサイズがあるものは、少し高上りでも小さいものを買うようにしました。
  • 実際に記録してみて、我が家では牛乳1ℓパックは必要ない事に気づき、500mlに買い替えてみました。新しいうちに飲みきれるし、1ヶ月トータルすれば100円ほど節約になりそうです。

食品ロスダイアリーにチャレンジしよう!!

食品ロスダイアリーとは?

家庭で発生した未利用の食品や食べ残しなどの廃棄食品の種類や量などについて、一定期間毎日記録することができる日記のことです!
記録することで、食品ロス廃棄量やロスにつながりやすい行動を可視化することができます。

データをダウンロードしてぜひご利用ください。

手書きの日記は大変!という方は、無駄になった水の量や二酸化炭素の量が自動計算されるExcel版を用意しています。

食品ロスダイアリー(PDF:1,279KB)

食品ロスダイアリーExcel版(エクセル:74KB)

福島市の食品ロス削減の取り組み

福島市では、食品ロス削減に関する取り組みを積極的に実施しています。皆さんもぜひ実践してみましょう!

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このページに関するお問い合わせ先

環境部 ごみ減量推進課 ごみ減量推進係

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3744

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