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更新日:2018年3月30日

中東呼吸器症状(MERS)について

中東呼吸器症状(MERS)について

2012年9月以降、中東地域を中心に患者の発生が報告されている「中東呼吸器症候群(MERSマーズ)」について、2015年5月20日、韓国において初のMERS患者が確認されました。

中東呼吸器症候群(MERSマーズ)とは?

2012年に初めて確認されたウイルス性の感染症です。MERSコロナウイルスと呼ばれるウイルスによる急性呼吸器症候群です。

MERSはどこで発生していますか?

主として中東地域(アラブ首長国連邦、イエメン、イラン、オマーン、クウェート、サウジアラビア、ヨルダン、レバノン)で患者が報告されています。このほか、ヨーロッパ(イタリア、英国、オーストラリア、オランダ、ギリシャ、ドイツ、フランス、トルコ)、アフリカ(アルジェリア、エジプト、チュニジア)、アジア(フィリピン、マレーシア、韓国、中国)及び北米大陸(アメリカ合衆国)からも患者の報告がありますが、これらはすべて中東地域への渡航歴のある人もしくはその接触者であることがわかっています。

(補足)最新のMERS発生状況はWHO Disease Outbreak Newsのサイト(英語)(外部サイトへリンク)でみることができます。

MERSの症状は?

主な症状は、発熱、せき、息切れなどです。下痢などの消化器症状を伴う場合もあります。MERSに感染しても、症状が現われない人や、軽症の人もいますが、特に高齢の方や糖尿病、慢性肺疾患、免疫不全などの基礎疾患のある人で重症化する傾向があります。
中東地域からMERSの確定症例としてWHOに報告された者のうち、症状が悪化して死亡する割合は、約40パーセントとされています。

どのようにして感染するのですか?

人がどのようにしてMERSに感染するかは、まだ正確にはわかっていません。患者から分離されたMERSコロナウイルスと同じウイルスが、中東のヒトコブラクダから分離されていることなどから、ヒトコブラクダがMERSウイルスの保有動物であるとされており、感染源の一つとして疑われています。しかしながら、患者の中には動物との接触歴がない人も多く含まれています。

家族間や、医療機関における患者間、患者-医療従事者間など、濃厚接触間での感染も報告されています。しかしこれらの集団の中で感染が起こる機序は、正確にはわかっていませんが、主に、関やくしゃみなどによるひまつ感染又は接触感染による感染であると考えられています。ただし、季節性インフルエンザのように、次々にヒトからヒトに感染する持続的なヒト-ヒト感染をすることはありません。

MERSの予防方法や治療法について

現在MERSに対するワクチンや特異的な治療法はありません。MERSの発生が報告されている地域においては、咳やくしゃみなどの症状がある人との接触を避け、動物(ラクダを含む)との接触は可能な限り避けることが重要です。患者の症状に応じた対症療法になります。

どのような患者についてMERSが疑われますか?

以下のような要件にあてはまる患者で、他の感染症や病院が判明していない場合は、MERSの可能性も考慮する必要があります。

  1. 38度以上の発熱及び咳を伴う急性呼吸器症状を呈し、臨床的又は放射線学的に肺炎、ARDSなどの実質性肺病変が疑われる者であって、発症前14日以内に対象地域(アラビア半島又はその周辺諸国)に渡航又は居住していた者
  2. 発熱を伴う急性呼吸器症状(軽症の場合を含む。)を呈する者であって、発症前14日以内に対象地域(アラビア半島又はその周辺諸国)において、医療機関を受診若しくは訪問した者、MERSであることが確定した者との接触歴がある者又はヒトコブラクダとの濃厚接触歴がある者
  3. 発熱又は急性呼吸器症状(軽症の場合を含む。)を呈する者であって、発症前14日以内に、対象地域であるか否かを問わず(補足1)、MERSが疑われる患者(補足2)を診察、看護若しくは介護していた者(補足3)、MERSと疑われる患者と同居(MERSが疑われる患者が入院する病室又は病棟に滞在した場合を含む。)していた者又はMERSが疑われる患者の気道分泌液若しくは体液等の汚染物質に直接触れた者
    • (補足1)「対象地域であるか否かを問わず」とは、当分の間、「対象地域及び韓国」を対象にする。
    • (補足2)「MERSが疑われる患者」とは、対象地域及び韓国においてMERSと診断された者及びMERSが疑われる有症状者とする。
    • (補足3)「診察、看護若しくは介護していた者」とは、医療従事者又は介護従事者等であって、医療機関等において、診察、看護若しくは介護などで日常的に患者と接触する機会がある者とする。この場合の「接触」とは、対面で会話することが可能な距離(2メートルを目安とする。)にいることをいい、単にすれ違うといった軽度の接触のみでは対象とならない。なお、医療従事者等であっても標準的な感染防護具(サージカルマスク(エアロゾル発生の可能性が考えられる場合にはN95マスク)、手袋、眼の防護具、ガウン)を適切に着用していた者は、これに含まれません。

MERSを疑った場合の対応はどうしたらよいですか?

福島市保健所までご連絡をください。医師によりMERSの疑いのある患者として疑似症患者の届出を管轄の保健所に提出されますと、保健所等による行政対応(入院勧告、患者の搬送・移送、積極的疫学調査等)が開始されますので、ご協力をお願いします。

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このページに関するお問い合わせ先

健康福祉部保健所健康推進課健康増進係

福島市森合町10番1号 保健福祉センター

電話番号:024-573-4384

ファックス:024-525-5701

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