熱中症とは
熱中症は、高温多湿な環境下で、発汗による体温調節等がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態をさします。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、場合によっては死亡することもあります。
熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
熱中症の症状
熱中症は、その重症度に従い、1~3度に分類されており、1度、2度、3度の順に症状が重くなります。
熱中症の発生場所
令和6年の熱中症(疑いを含む)による救急搬送者数のうち、発生場所で最も多いのは【住宅】でした。
総搬送者数170人のうち【住宅】は76人で、全体の4割以上を占めていました。
こんな日は特に注意!
●気温が高い ●湿度が高い ●風が弱い ●日差しが強い など
こんな方は特に注意!
●高齢者 ●乳幼児 ●肥満の方 ●体調が悪い方 ●二日酔いや寝不足の方 など
熱中症の予防対策
暑さは、日々の生活の中の工夫や心がけで和らげることができます。
●エアコンの使用 ●日傘の使用 ●帽子の着用 ●通気性のよい衣服を着用
●日陰の利用 ●こまめな水分補給 など
熱中症の応急処置
自力で水が飲めない、意識がない場合は、ためらわずに救急車を呼びましょう!
熱中症の応急処置フロー
そのほかの熱中症対策の取り組みについて
「熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラート」
「熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラート」は、危険な暑さが予想される場合に、暑さへの「気づき」を促し、熱中症への警戒を呼びかけるものです。
発表されている日は、外出を控える、エアコンを使用する等、熱中症の予防行動を積極的にとりましょう。
詳しくは、環境省 熱中症予防情報サイトをご覧ください。
「ふくしま涼み処」について
猛暑の日など、熱中症が心配される場合に、気軽に一時休憩ができる施設です。
詳しくは、「暑い日は、ふくしま涼み処で涼みましょう!」(福島市ホームページ)をご覧ください。
職場の熱中症対策の強化について
熱中症のおそれがある労働者を早期に見つけ、その状況に応じ、迅速かつ適切に対処することにより、熱中症の重篤化を防止するため、労働安全衛生規則が改正され、令和7年6月1日から施行されました。
事業者に、「体制整備」「手順作成」「関係者への周知」が義務付けられました。
詳しくは、厚生労働省 職場における熱中症予防情報をご覧ください。