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更新日:2019年6月20日
平成30年8月1日(現地時間)、世界保健機関(WHO)より、コンゴ民主共和国北キブ州(North Kivu 州)においてエボラ出血熱が発生したと発表がありました。
現在、コンゴ民主共和国では、北キブ州とイツリ州の両州において、2,000名を超える患者が発生しており、令和元年6月11日には、世界保健機関(WHO)より、コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱の発生が隣国のウガンダ共和国でも確認されたと発表がありました。
発生地域であるコンゴ民主共和国北キブ州およびイツリ州、ウガンダ共和国から帰国し、疑わしい症状がある場合には、事前に医療機関へ発生地域からの帰国であることを伝え、早期に受診してください。
エボラ出血熱とはエボラウイルスによる感染症であり、ラッサ熱、マールブルグ病、クリミア・コンゴ出血熱等とともに、ウイルス性出血熱に分類される疾患です。
一般的な症状は、突然の発熱、強い脱力感、筋肉痛、頭痛、喉の痛みなどに始まり、その後、嘔吐、下痢、発疹が出現します。また、肝機能および腎機能の異常も伴います。さらに症状が増悪すると出血傾向や意識障害が出現します。
潜伏期間は2日から最長3週間といわれており、汚染注射器を通した感染では短く、接触感染では長くなる傾向があります。致命率が90%に達することがあります。
2000 年のウガンダでの流行では上記症状に加えて、衰弱のほか下痢等の消化器症状が目立ち、出血症状が認められたのは約10%でした。肝臓でのウイルス増殖による肝腫脹により、右季肋部の圧痛や叩打痛が特徴的といわれています。
福島市保健所までご連絡ください。医師によりエボラ出血熱の疑いのある患者として疑似症患者の届出を管轄の保健所に提出されますと、保健所等による行政対応(入院勧告、患者の搬送・移送、積極的疫学調査等)が開始されますので、ご協力お願いします。
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