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御倉邸(御倉町地区公園)

中心市街地南部は江戸時代から阿武隈川を利用し『舟運』が盛んにおこなわれ、福島の経済発展に重要な役割を果たしていました。現在の県庁裏周辺(福島城近く)には、人や荷物の揚げ下ろしをする所「河岸(かし)」が設けられ、城主蔵(板倉藩)、御城米御蔵(年貢米)はもちろん、会津藩、上杉弾正大弼様御蔵(米沢藩)などの廻米御蔵が川面に添い建ち並んでいました。今その川岸は、昔の石積み護岸の船着場に再現されています。
明治32年、東北初の日本銀行出張所(福島支店の前身)が開設され、東北と福島の経済に大きな役割を果たしてきました。昭和2年には、純和風建築の旧日本銀行福島支店長役宅が建てられました(戦前の日本銀行の役宅として現存するのは福島と新潟(昭和8年築)の2つだけであります)。木造平屋建て、寄棟、瓦葺きの建物で、阿武隈川を借景にした日本庭園と中庭を取り囲むように各部屋が配置されており、畳廊下や手づくりガラスなど昔ながらの懐かしい雰囲気を今に残しています。
市では平成12年3月に都心地区の回遊の拠点及び賑わいの創出を目的に旧役宅を取得しました。建物は、名称を「御倉邸」としてそのまま残し、御倉町地区公園として、一般に開放しています。園内では、茶道連絡協議会による定例茶会の実施や、地元協議会で開催される演奏会などのイベントのほか、隣接する河川敷についても公園として活用し、大変美しい水辺景観をもつ隈畔散策や御倉町地区の歴史と文化を実感できる「市民の憩いの場」として多くの市民や観光客に親しまれています。
また、展望デッキやお休み処として「おぐら茶屋」が設置され、地元協議会によるもてなし(軽食や土産物などの販売、運営)が提供されており、憩いのひとときを演出してくれます。
阿武隈川を背景とした日本庭園の美しい景観が見どころの御倉邸。旧米沢藩の米蔵(旧米沢藩米蔵復原事業)が平成23年3月に復原され、さらに魅力が増した御倉邸に、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

住所:福島市御倉町1番78号

電話番号:024-522-2390

ファクス番号:024-522-2390

開館時間

午前10時〜午後6時

アクセス

JR福島駅東口より徒歩15分(約1キロメートル)
福島交通バス「荒町」停留所より徒歩3分
東北自動車道福島西インターチェンジより車で約10分
平和通り地下駐車場より徒歩10分

休館日

毎週火曜日及び年末年始

見学

無料

駐車台数

約10台

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