切らずにつなぐ樹園地継承事業

担い手の減少や高齢化の進行等により、受け手がいない農業者の所有する樹園地においては、やむを得ず優良な樹体でも伐採せざるを得ないケースが増加しています。

営農が困難になってから新たな受け手を探してもすぐに見つからない場合が多く、事前に伐採予定の果樹園を持つ農業者の情報を登録し、成木園を求める農業者とのマッチングにより「切らずにつなぐ樹園地継承」ができる取り組みを始めます。

「樹園地継承システム」へ登録する樹園地を募集しています

安定した果樹の生産基盤を維持していくため、受け手のいない樹園地について、優良な農地と樹体を一体で担い手へ円滑に継承できるよう、品種構成や接道、水源の状況等の詳細な園地情報を登録した「樹園地継承システム」を市ホームページで公開しています。

新たな担い手を事前に確保することを目的として、「樹園地継承システム」へ登録する樹園地を随時募集していますので、ぜひご活用ください。

また、譲渡可能な農機具等の情報も登録していきますので、併せてご活用ください。

登録手続きについて

登録できる樹園地

以下1、2のいずれにも該当する樹園地（もも、りんご、ぶどう等の果樹全般が地植えで栽培されている農地）

1. 現在耕作されている福島市内の樹園地
2. 受け手がいないなど、概ね5年以内に離農、規模縮小を予定している農業者の樹園地

※福島市外に居住されている方でも申込可

※今すぐに継承を希望する樹園地でも登録可

登録に必要な書類

次の書類を農業委員会事務局の窓口に提出してください。

1. 福島市樹園地継承システム登録申込書（PDF：55KB）
2. 樹園地情報記載用紙（PDF：90KB）（1筆ごと）

登録後の流れ

1. 登録された樹園地の情報を市ホームページにおいて公開し、樹園地の受け手を募集します。
2. 樹園地の引受希望があった場合は、引受希望者に所有者の連絡先を農業委員会から提供しますので、所有者と引受希望者の間で売買または賃貸の条件等について直接交渉を行ってください。
3. 交渉成立後に、農業委員会で売買または農地中間管理機構で貸借の手続きを行ってください。
4. 「樹園地継承システム」に登録された樹園地が一定の要件を満たして継承された場合は、樹園地継承奨励金の交付対象となります。

樹園地継承奨励金

交付要件など詳しくはこちらのページをご覧ください。

→「農業企画課HPへリンク」

【樹園地をお探しの方へ】樹園地継承システムのご利用方法

1. 下表から閲覧したい樹園地の「園地所在地」欄をクリックすると、登録された樹園地の詳細情報が確認できます。
2. 閲覧したい樹園地の「地図」欄をクリックすると周辺の地図（Googleマップ）が表示されます。
3. 樹園地の情報を確認のうえ、引受けを希望する樹園地がありましたら、場所を確認されたうえで福島市農業委員会事務局の窓口へ来庁するか、お電話でお問い合わせください。
4. お問い合わせをいただいた樹園地について所有者の連絡先をお知らせしますので、売買または貸借の条件等について当事者同士で直接交渉を行ってください。
5. 交渉成立後、農業委員会等で売買または貸借の手続きを行ってください。権利を取得する場合には、農作業従事日数が年間150日以上であることや農地の全てを効率的に利用すること、周辺の農地利用に支障がないことなどの要件がありますので事前にご確認をお願いします。
6. 樹園地のほかに譲渡可能な農機具等がある場合も情報提供していますので併せてご確認ください。

登録された樹園地一覧

※一覧表の内、朱書きで取り消し線が入っている樹園地は、マッチングが成立しました。