平成30年度福島市水道事業会計決算について

事業の概況 

 平成30年度の水道事業は、『「いのちの水」を絶やすことなく信頼され親しまれる水道に向けて、次の100年へ挑戦します』を基本理念として、「ふくしま水道事業ビジョン(福島市水道事業基本計画2016)」の基本方針である「安全でおいしい水の供給」、「災害に強い水道の構築」、「持続可能な水道経営」、「地球にやさしい水道へ挑戦」を事業の軸として、水道水の安定供給の確保と人口減少等の社会構造の変化にも対応できる健全な経営の確立に努めました。
 
     主な事業として、「安全でおいしい水の供給」においては、南林、林ノ内の両民営水道組合の統合に向けた事業に着手したほか、「災害に強い水道の構築」としてアセットマネジメントの手法に基づく老朽管更新事業等を継続して推進するとともに、将来にわたり高い技術レベルを保持し、大規模災害時における迅速かつ適切な事業運営を行うため、水道施設の状況や東日本大震災における災害対応など、これまでに培った水道事業に係る知識や技術を次世代に継承する水道施設情報管理システムの構築を推進しました。
 
 「持続可能な水道経営」においては、経営基盤の強化として、配水管布設工事助成制度や大口需要者を対象とした個別需給給水契約制度などにより上水道利用を促進し、将来的な水需要の確保に取り組んだほか、調査範囲などの見直しによる効果的な漏水調査を実施し、有収率の向上を図るなど、事業の安定化に努めました。
 
 「地球にやさしい水道へ挑戦」においては、北部配水池において実施した民設民営による小水力発電事業を行うなど、環境負荷の低減を図りました。
 
 経営の状況は、主たる財源である水道料金収入は、少子高齢化や核家族化などの社会構造の変化を如実に反映し、給水戸数の増加等により基本料金収入は増加したが、節水意識の定着や機器の普及なども相俟って水量料金収入は減少するなど、引き続き厳しい状況となったものの、漏水の早期発見、早期修繕をはじめとする有収率向上対策など、より効果的、効率的な事業運営を行い、経常利益の確保に努めました。
 
 今後においても、老朽水道施設更新等の事業に計画的に取り組むことにより、災害や危機管理対策の充実を図り、強靭な水道施設を構築するとともに、本格的な維持管理時代に対応する新たな視点での事業見直しを行い、財政基盤の強化を図るほか、人材育成や技術の継承にも傾注し、将来にわたり持続可能な水道事業の確立に努めてまいります。

決算の概要

グラフを使ってわかりやすくしました。
    
平成30年度決算概要【PDF形式ファイル:377KB】

決算書

さらに詳しい内容は、決算書をご覧ください。
  
平成30年度決算書【PDF形式ファイル15.3MB】
  
 
 
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