計画の趣旨
消防は、火災、救急、交通事故、水難事故からテロ災害などの特殊災害まで、あらゆる事態への対応と備えが強く求められています。加えて首都直下型地震などの大規模災害へ対応するため広域応援体制を強化しておく必要があります。
また、近年全国各地で発生している台風や集中豪雨による自然災害の発生状況を考察すると、本市においても大規模な自然災害がいつ発生してもおかしくない状況にあり、消防が担う役割はますます重要となります。
こうした消防行政の取り巻く状況を考慮すると、限られた人的・財政的な資源を最大限有効に活用しながら消防体制の充実を図り、あらゆる災害に対応することが求められています。
さらには、強くしなやかな地域防災力の実現を目指し、消防団、自主防災組織等との連携により、全ての世代が学べる機会を創出するなど市民意識の醸成を図り、「子どもから高齢者までが安心安全に暮らせるまち」を目指すため策定するものです。