西久保遺跡から2点目の木簡が出土しました!(鎮兵木簡と同じ流路跡から出土)

2点目の木簡について

2点目の木簡の詳細
文字

「郡司□□[不参ヵ]状□」

よみ

ぐんじ まいらずのじょう □

内容 郡司が西久保遺跡に来ないことを伝える書状
年代 7世紀から9世紀頃(出土遺物の年代)
寸法
  • 長さ13.0センチメートル
  • 幅2.7センチメートル
  • 厚さ0.3センチメートル
2号木簡実物の写真と、赤外線画像で撮影し木簡に薄っすらと字が浮かび上がっている写真

郡司は誰か? 何に参らずなのか?

宮城県多賀城跡調査研究所 吉野所長のコメント

  • 国司などの有力者が郡境を出入りする際、地元の郡がもてなしをすることがある。
  • この遺跡でも同様のことをしていたとすれば、信夫郡の郡司がもてなしの場に来られないことを伝えるための木簡。
  • 西久保遺跡は郡司が訪れるような性格の遺跡。役所の機能を持つ有力者の居宅と考えられる。
  • 1点目の鎮兵木簡との関係性・年代の前後関係は不明。

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