今週のトピック
百日咳の報告が増加しています
- 百日咳の流行が継続しており、福島県も1週間で57件の報告があり、3週連続で過去最多の報告数となっています。 県内報告57件のうち乳幼児は3件、95%が10代以下の状況です。
- 百日咳は、百日咳菌によって引き起こされる、けいれん性の激しい咳を伴う病気で、鼻水・咳による飛沫・飛沫核感染が主な感染経路となります。
- いずれの年齢でもかかりますが、小児が中心で、特にワクチン接種前の乳幼児では重症化の恐れがあるため、保護者を含めた家庭内の感染に注意が必要です。

参考
百日咳に注意が必要です (PDFファイル: 158.1KB)
定点把握対象疾患の発生状況

福島市の報告数(直近2週分) (PDFファイル: 117.3KB)
福島県の流行状況
福島県感染症発生動向調査報告(第25週報)6月16日から6月22日まで
急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランス
- 感染症施行規則の改正により、令和7年4月7日から急性呼吸器感染症が感染症法上の5類感染症に位置付けられ、定点サーベイランスの対象となりました。
- 急性呼吸器感染症とは、急性の上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)又は下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を指す病原体による症候群の総称です。インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、RSウイルス、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ等が含まれます。
令和7年6月16日から6月22日までの福島市定点当たりの報告数は、67.71です

急性呼吸器感染症(ARI)(第25週報)6月16日から6月22日まで (PDFファイル: 212.1KB)

令和7年4月7日から急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスが始まります。 (PDFファイル: 580.9KB)

病原体定点サーベイランスへのご協力をお願いします。 (PDFファイル: 390.0KB)