今週のトピック
新型コロナウイルス感染症の報告数が増加しています
- 8月18日から24日までの1週間における福島市の定点当たり報告数は9.86で、前週の1.5倍に増加しました。全国的に増加が続いており、今後の感染拡大に注意が必要です。
- 手洗いや咳エチケット、エアコンの使用中も定期的な換気を行うなど、基本的な感染対策を継続しましょう。

新型コロナウイルス感染症が増加中 (PDFファイル: 374.0KB)
伝染性紅斑の流行が継続しています
- 福島県内で警報中の伝染性紅斑は、福島市においても流行が継続しています。
- 飛沫感染や接触感染が感染経路となるため、手洗いやマスク着用、定期的な換気等、基本的な感染対策が有効です。
- 過去に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫や流産になる場合があるため注意が必要です。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について
- 今年、マダニが媒介する感染症の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の報告が増えています。抗ウイルス薬はあるものの、国内での致死率は27%程度で、マダニに刺されないことが重要です。山や川でアウトドアを楽しむ際は、長袖、長ズボン等の肌の露出を控えた衣服を着用し、ダニよけスプレーを使用するなど、マダニに刺されない対策を心がけましょう。
- 犬や猫等のペットからの感染にも注意しましょう。
感染症だより(令和7年8月号腸管出血性大腸菌、虫が媒介する感染症、予防接種)
関連リンク
新型コロナウイルス感染症(国立健康危機管理研究機構ホームページ)
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について(厚生労働省ホームページ)
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について(国立健康危機管理研究機構ホームページ)
定点把握対象疾患の発生状況

福島市の報告数(直近2週分) (PDFファイル: 174.2KB)
福島県の流行状況
福島県感染症発生動向調査報告(第34週報)8月18日から8月24日まで
急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランス
- 感染症施行規則の改正により、令和7年4月7日から急性呼吸器感染症が感染症法上の5類感染症に位置付けられ、定点サーベイランスの対象となりました。
- 急性呼吸器感染症とは、急性の上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)又は下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を指す病原体による症候群の総称です。インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、RSウイルス、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ等が含まれます。
令和7年8月18日から8月24日までの福島市定点当たりの報告数は、58.57です

急性呼吸器感染症(ARI)令和7年8月18日から8月24日まで (PDFファイル: 216.3KB)

令和7年4月7日から急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスが始まります。 (PDFファイル: 580.9KB)

病原体定点サーベイランスへのご協力をお願いします。 (PDFファイル: 390.0KB)