今週のトピック
インフルエンザの感染者が急増しています
- 県内の10月27日から11月2日までの定点当たり報告数(※)は15.98でした。前週(6.33)と比較すると約2.5倍に増加しており、昨年より1か月早い「注意報レベル」となりました。
- 福島市の定点当たり報告数(※)は29.57で、前週(8.57)と比較して約3倍に増加しています。
- 今後も感染者の増加が予想されます。普段と体調が異なる場合は出勤や登校を控えるなど体調管理に留意するとともに、手洗いや咳エチケットなどの基本的な感染対策を継続しましょう。また、イベントなどでお出かけの際は、感染対策をしっかりしてお楽しみください。
- 子どもはまれに急性脳症を発症し、高齢者や免疫が低下しているかたは肺炎を伴うなど、重症になることがあるため注意が必要です。
(※)定点当たりの報告数は、定点対象の医療機関からの報告数を対象医療機関の総数で割り返した値です。感染症の流行状況の指標となります。

シーズン別インフルエンザ発生動向 (PDFファイル: 150.7KB)

インフルエンザや新型コロナウイルスの予防接種はお済みですか?
- インフルエンザ・新型コロナウイルスの予防接種を、10月1日から開始しています。
- 予防接種の効果は個人差がありますが、接種から免疫がつくまで1~2週間程度かかります。接種希望のかたは早めに接種しましょう。
- インフルエンザと新型コロナウイルスの同時接種も可能です。医療機関へご相談ください。
- 高齢者や、60から64歳で心臓、腎臓、呼吸器機能またはヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能に障がいがあり、身体障害者手帳(1級)のかたは、自己負担額が一部助成されます。
期 間:令和7年10月1日(水曜日)~令和8年1月31日(土曜日)
料金(自己負担):インフルエンザ 1,500円
新型コロナウイルス 4,700円
※上記対象者で生活保護受給中のかたは無料
関連リンク
定点把握対象疾患の発生状況

福島市の報告数(直近2週分) (PDFファイル: 186.2KB)
福島県の流行状況
福島県感染症発生動向調査報告(第44週報)10月27日から11月2日まで
急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランス
- 感染症施行規則の改正により、令和7年4月7日から急性呼吸器感染症が感染症法上の5類感染症に位置付けられ、定点サーベイランスの対象となりました。
- 急性呼吸器感染症とは、急性の上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)又は下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を指す病原体による症候群の総称です。インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、RSウイルス、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ等が含まれます。
令和7年10月27日から11月2日までの福島市定点当たりの報告数は、120.29です

急性呼吸器感染症(ARI)令和7年10月27日から11月2日まで (PDFファイル: 211.5KB)

令和7年4月7日から急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスが始まります。 (PDFファイル: 580.9KB)

病原体定点サーベイランスへのご協力をお願いします。 (PDFファイル: 390.0KB)