今週のトピック
インフルエンザの報告数が多い状況が継続しています
- 福島市の12月8日から14日までの定点当たり報告数(※)は9.14(前週19.86)です。4週連続で減少し、7週ぶりに注意報レベルを下回り流行レベルの報告数となりました。
- 県全体では18.67(前週32.02)と3週連続で減少し、注意報レベルの報告数となっています。全国では減少しているものの、警報レベルが続いています。
- 引き続き、ワクチン接種や基本的な感染対策の徹底をお願いします。普段と体調が異なる場合は出勤や登校を控えるなど、体調管理に留意し、お出かけの際は、感染対策をしっかりしましょう。
- インフルエンザに感染すると、子どもはまれに急性脳症を発症し、高齢者や免疫が低下しているかたは肺炎を伴うなど、重症になることがあるため注意が必要です。
(※)定点当たりの報告数は、定点対象の医療機関からの報告数を対象医療機関の総数で割り返した値です。感染症の流行状況の指標となります。

シーズン別インフルエンザ発生動向 (PDFファイル: 153.3KB)

インフルエンザや新型コロナウイルスの予防接種はお済みですか?
- インフルエンザ・新型コロナウイルスの予防接種を、10月1日から開始しています。
- 予防接種の効果は個人差がありますが、接種から免疫がつくまで1~2週間程度かかります。接種希望のかたは早めに接種しましょう。
- インフルエンザと新型コロナウイルスの同時接種も可能です。医療機関へご相談ください。
- 高齢者や、60から64歳で心臓、腎臓、呼吸器機能またはヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能に障がいがあり、身体障害者手帳(1級)のかたは、自己負担額が一部助成されます。
期 間:令和7年10月1日(水曜日)~令和8年1月31日(土曜日)
料金(自己負担):インフルエンザ 1,500円
新型コロナウイルス 4,700円
※上記対象者で生活保護受給中のかたは無料
12月の日曜日、年末年始はオンライン診療を開設します
- インフルエンザの流行や帰省等により、12月の日曜日、年末年始は医療機関の混雑が予想されます。
- 特に受診者が多い小児科および内科において、オンライン診療を開設し、受診者の受け入れ体制を強化します。
海外へ渡航される皆様へ
- 年末年始を控え、人の移動が増加することが予想されます。
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海外には日本で発生していない感染症がたくさんあります。
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海外で注意するべき感染症や発生情報は、各検疫所や外務省のホームページで確認いただけます。海外に渡航される方は、渡航先の状況や滞在中の計画に応じた適切な感染予防を心がけてください。
厚生労働省検疫所ホームページ FORTH(For Travelers' Health)
結核の報告が続いています
- 県内で結核の報告が続いています。現時点で昨年の報告数を上回っており、高齢者や若年の外国出生者が多くを占めています。
- 外国人労働者を多く雇用する事業主や高齢者施設は、既存の感染対策に加え、結核対策としての定期健康診断を実施しましょう。
- 咳やたんが2週間以上続いたり、体重減少、微熱や体のだるさが続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
関連リンク
定点把握対象疾患の発生状況

福島市の報告数(直近2週分) (PDFファイル: 186.8KB)
福島県の流行状況
福島県感染症発生動向調査報告(第50週報)12月8日から12月14日まで
急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランス
- 感染症施行規則の改正により、令和7年4月7日から急性呼吸器感染症が感染症法上の5類感染症に位置付けられ、定点サーベイランスの対象となりました。
- 急性呼吸器感染症とは、急性の上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)又は下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を指す病原体による症候群の総称です。インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、RSウイルス、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ等が含まれます。
令和7年12月8日から12月14日までの福島市定点当たりの報告数は、72.86です

急性呼吸器感染症(ARI)令和7年12月8日から12月14日まで (PDFファイル: 213.2KB)

令和7年4月7日から急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスが始まります。 (PDFファイル: 580.9KB)

病原体定点サーベイランスへのご協力をお願いします。 (PDFファイル: 390.0KB)