福島市は、これまでの「市民との協働」を基本としつつ、その考え方をさらに進化させた「市民との共創のまちづくり」に取り組んでいます。

「すずらんフェスタ」を開催しました! ー令和4年度事業ー

「すずらんフェスタ」は「共創のまちづくりWork Shop」に参加いただいた学生や企業、NPO法人などの市民の皆さまと一緒に、それぞれの立場や持ち味を大いに生かしながら企画・検討を行い、回遊性の向上 及び 街なか活性化を目的として作り上げたイベントです。

当日は、「ウォークラリー」「食の祭典」「パネル展」を同時開催し多くの方に来場いただきました。

  • 日時:令和4年11月12日(土曜日)午前10時~午後2時
  • 場所:
    • まちなか広場
    • まちなか交流施設ふくふる
    • 信夫山 駒山公園
  • 主催:福島市 及び 中央東地区ふくしま共創のまちづくり計画推進懇談会
  • 運営体制:
    • 共創のまちづくりWorkShop(市)
    • 中央東地区ふくしま共創のまちづくり計画推進懇談会
    • 大学生ボランティア
後ろに沢山の参加者達が集まり女性2人がそれぞれポスターを持っている会場の写真
2人の女性が販売するブースに参加者達が列になって並んでいる様子の写真
すずらんフェスタのチラシ

共創の足あと…「すずらんフェスタ」開催までの道のり

 すずらんフェスタ開催に至るまでの経過として、これまで開催した「共創のまちづくりWorkShop」の結果や話し合いで工夫した点などを「共創のポイント」として紹介します。

共創のまちづくりWorkShopとは!?

 中央東地区をモデル地区とし、多様な世代や分野の方々が企画段階からアイデアを出し合い実践につなげるという「共創」の手法を用いたまちづくりの経過や成果を広く周知することで、ふくしま共創のまちづくり計画のより一層の推進を図ることを目的として開催しました。
 このWorkShop開催にあたり市からの呼びかけに応じて、多くの方々に参加協力をいただきました。

共創のまちづくりWorkShopに参加いただいた方が属する団体・事業所など

  • 中央東地区ふくしま共創のまちづくり計画推進懇談会(町会、青少年健全育成推進会、民生児童委員など)
  • 大学、高校(福島大学、桜の聖母短期大学、東北福祉大学、県立福島東高校、福島成蹊高校など)
  • 福島信用金庫、日本郵政、福島商工会議所青年部、公益社団法人福島青年会議所、福島市商店街連合会青年部、NPO法人ドリームサポート福島、NPO法人シャローム
3列に並んだ共創のまちづくりWorkShop参加者の集合写真

共創のまちづくりWorkShop【第1回】

  •  日時:令和4年3月26日(土曜日)午前10時~
  •  会場:コラッセふくしま 企画展示室
  •  内容:グループに分かれ「テーマ」に応じたアイデア出しを行いました。
  •  テーマ:回遊性向上プロジェクト ~「健康づくり」と「食・グルメ」の分野で信夫山ストリートを盛り上げるイベントを考えよう~

共創のポイント

1.アイスブレイク

 参加いただいた方の緊張感をほぐし、和やかな雰囲気づくりのためにアイスブレイクを取り入れました。
 今回は、指や手をたたきながら発生するという簡単なゲームを行いました。

【アイスブレイクって!?】
 アイスブレイク = 氷を壊す、氷を解かすとの意味
 アイスブレイクは、研修や会議の前などに用いられる、参加者の気持ちをほぐす自己紹介やゲームなどを指します。
 緊張した空気を氷にたとえ、それを壊すことから、「アイスブレイク」と呼ばれています。

前のスクリーンに資料が写し出され指や手をたたきながらゲームをする参加者達の写真
2.話し合いのルールづくりと共有

 自由な発想で発言し、他人のアイデアを否定しない寛容さをもって参加するなどのルールを決め、参加者全員で共有しました。

グループごとに分かれ話し合いが行われている様子の写真
3.アイデア出しの会議手法

 誰でも数多くのアイデアを出せるようブレスト(ブレインストーミング)という会議手法を取り入れました。

 【ブレスト(ブレインストーミング)って!?】
 ブレストとはブレインストーミング(Brain Storming:BS法)を略したもので、複数人で行えるアイデアを出すための会議手法を指します。
 付せんとペンを準備するだけで簡単に実践できますが、ルールや進め方をしっかりと意識する必要があります。

グループでの話し合いで、出てきた意見を付箋に書き出し、テーブルの周りに集まり話合っている参加者達の様子の写真
意見を付箋に書き出し模造紙に貼った資料を元に話し合いが行われている様子の写真

共創のまちづくりWorkShop【第2回】

  •  日時:令和4年5月24日(火曜日)午後6時30分~
  •  会場:コラッセふくしま 企画展示室
  •  内容:ワークショップの「リーダー」を決め、前回活動の振り返りと今後の進め方について話し合いを行いました。
  •  リーダー:福島大学 3年  村田 玲菜さん・本多 美久さん

共創のポイント

進め方のルールづくりと共有
 市は必要に応じたサポートを行いながら、ワークショップ参加者が中心となりイベントの開催へつなげることや、自由な発想や気さくでフランクな関係性などを意識して参加してもらうことを参加者の皆さんと一緒に共有しました。

付箋に意見が書きだされ、7人が集まり話し合いが行われている写真
出てきた意見が書かれた付箋が模造紙に貼られ机に置かれた写真

共創のまちづくりWorkShop【リーダー打ち合わせ会 計3回】

  •  日時:
    •  令和4年6月14日(火曜日)午前10時~
    •  6月21日(火曜日)午前10時~
    •  7月11日(月曜日)午後 3時~
  •  会場:福島大学 図書館 ほか
  •  内容:イベント名称を「すずらんフェスタ」に決定し、開催に向けた方針及び企画(案)の検討を行いました。

共創のポイント

市(行政)による必要に応じたサポート
 市(地域共創課)は場の設定(会場予約や連絡調整)を行い、当日の話し合いのゴールや進め方に至るまでリーダーを中心に検討しました。

共創のまちづくりWorkShop【第3回】

  •  日時:令和4年8月1日(月曜日)午後6時30分~
  •  会場:男女共同参画センター
  •  内容:イベント開催概要を決定し、開催に向けたグループワークを行い詳細内容を検討しました。
    •  【イベント開催概要】
       信夫山駒山公園、まちなか広場、まちなか交流施設ふくふるを会場とし、「ウォークラリー」「食の祭典」「パネル展」を同時開催する。
    •  【グループと検討内容】
      1. :ウォークラリー
      2. :食の祭典 及び パネル展示
      3. :広報

共創のポイント

1.参加者の主体性を活かす取り組み

 参加者がより主体的に関わることができるよう、進行をリーダーに任せることや、担当するグループ分けを参加者の希望に委ねました。

資料が写し出された前方のスクリーンの横に女性2人が立って話をするのを椅子に座り話を聞いている女性2人の写真
2.デジタルツールの活用

 スマホアプリを活用し、いつでも意見を出すことができ、さらに、共有できる工夫を行いました。

共創のまちづくりWorkShop【第4回】

  •  日時:令和4年9月22日(木曜日)午後6時30分~
  •  会場:男女共同参画センター
  •  内容:前回のワークショップに引き続き、各グループでイベントの開催に向けた話し合いを行いました。

共創のポイント

 丁寧な話し合い
 市(地域共創課)において話し合いのゴールを設定し、リーダーを中心に各グループで自由に話し合いを進めてもらいました。

前のスクリーンに資料が写し出され、グループごとに分かれてテーブに置かれた資料を確認しながら話し合いが行われている写真

共創のまちづくりWorkShop【第5回】

  •  日時:令和4年11月7日(月曜日)午後6時30分~
  •  会場:男女共同参画センター
  •  内容:イベント運営マニュアルを基に当日の運営方法、役割分担を全体で確認しました。

共創のポイント

 新たな主体の参加
 すずらんフェスタ開催にあたり、当初参加者のほかに市内大学に在学の学生がボランティアとして参加することとなりました。
 企画段階から実践まで一貫した関り方以外に、部分的な関り方も認めるという柔軟さも重要です。

2人1組のテーブルと椅子が設置された会場で会議の様子全体を後ろから撮影した写真
女性が立って資料を見せながら話をするのを座って聞いている参加者達の写真

すずらんフェスタ開催【本番】

当日は、「ウォークラリー」「食の祭典」「パネル展」を同時開催し多くの方に来場いただきました。
開催にあたっては、会場設営、イベント運営(受付、会場整理、巡回など)、撤去作業に至るまで、運営スタッフとして参加する多くの主体間の連携と協力により実施しました。

  •  日時:令和4年11月12日(土曜日)午前10時~午後2時
  •  場所:まちなか広場、まちなか交流施設ふくふる、信夫山 駒山公園

共創のポイント

 参加者の主体性を活かす取り組み
 イベントの各会場で運営スタッフをグループ分けし、さらに、それぞれのグループで「チーフ」スタッフを中心に、役割の確認を行いイベントの運営に臨みました。

共創のまちづくりWorkShop【振り返りの会】

  •  日時:令和5年2月15日(水曜日)午後6時30分~
  •  会場:男女共同参画センター
  •  内容:すずらんフェスタ開催までの経過や本番当日の運営に関して「共創」の視点を交えながら振り返り、グループワークで意見交換を行いました。
  •  《共創のポイント》
    丁寧な話し合いと共有
      共創のまちづくりを推進するため、「丁寧な話し合いができたか」「主体的な取り組みができたか」「新たな気づきや発見があったか」というポイントで意見交換を行い、課題や反省点などを全員で共有しました。
  •  《グループワークで出された主な意見など》
    1. 丁寧な話し合い
      • 参加者がお互いに話を聞いてくれる雰囲気があり活発な話し合いとなり、丁寧な話し合いができた。
      • 時間がなく、リーダーや市に頼り過ぎた場面もあった。
    2. 主体的な取り組み
      • グループ内で「次の話し合いまでに各自取り組むこと」を決め、それぞれが積極的に取り組むことができた。
      • 他のグループの進捗状況を共有するなどの連携が足りなかった。
    3. 新たな気づきや発見
      • 他の世代と交流できたことでの学びや新たな発見があった。
      • 共創=継続することが大切だと感じる。
前方で女性が立って手元に資料を持って説明をするのを参加者達が聞いている写真
男性が立って手元に資料を持って説明をするのを参加者達が聞いている写真

「ふくしま共創のまちづくりフォーラム」を開催しました! ー令和3年度事業ー

本市が推進する「共創」の考え方や取り組み方への理解を深め、「共創のまちづくり」の機運醸成を図ることを目的に、市内において様々な活動や事業を展開する皆様にお集まりいただき「ふくしま共創のまちづくりフォーラム」を開催しました。フォーラムでは事例発表やパネルディスカッションをとおして、「それぞれの立場で考える共創のまちづくり」「これから共創のまちづくりを進めるために必要なこと」などについてお話しいただきました。開催にあたって、市内に拠点を設置するイービーエム株式会社様にご協力いただき、会社スタジオから福島市公式YouTubeチャンネルでのライブ配信をさせていただきました。配信の様子は同チャンネルにて随時ご視聴いただけます。ぜひご覧ください!!

  • 内容
    •  第一部
       事例発表「子ども食堂『よしいだキッチン』の取り組み」
       発表者:特定非営利活動法人ビーンズふくしま 福島事業部門長 江藤大裕 氏
    •  第二部
       パネルディスカッション「オールふくしまで取り組む共創のまちづくり」
      •  コーディネーター:福島市長 木幡浩
      •  パネリスト:
        •  福島大学 人間発達文化学類 教授 牧田実 氏
        •  株式会社 いちい 専務取締役 伊藤大地 氏
        •  一般社団法人 GDMふくしま 代表理事 佐藤宏美 氏
        •  土湯温泉町地区ふくしま共創のまちづくり計画推進懇談会 会長 加藤貴之 氏 
  • 協力:イービーエム株式会社内スタジオ(福島市野田町3-5-15)
  • 福島市公式YouTubeチャンネル
福島市公式ユーチューブ[ふくしまチャンネル]QRコード

配信の様子

演壇に男性が立っており、横にマイクの設置されたテーブル席に男性と女性が座っている写真
手前にモニターが2台あり出演者の6人が座り撮影する様子の写真
左側の演壇に男性が立っており、その横のマイクが設置されたテーブル席に男性と女性が座っているYouTube画面の写真
4人が座ってディスカッションする様子のYouTube画面の写真

出演者の皆さん

出演者8名が3列に並んだ集合写真

この記事に関するお問い合わせ先

政策調整部 地域共創課 市民共創係
福島市五老内町3番1号
電話番号:024-525-3731
ファックス:024-536-9828
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