ここにご注意!炭化器を活用した炭づくりの基本
炭化器を活用した炭づくりに際しては、周囲の生活環境に十分に配慮いただき、製造メーカーの取扱説明書をよくご確認の上、次のステップで行ってください。なお、一連のステップはこちらからダウンロード(PDF:395KB)できます。
ステップ(1)剪定枝を事前に用意する
- ほ場などに数か月置いてよく乾燥させた剪定枝(太さ5cm未満、含水率45%未満が理想)を用意する。
- 水分が残っていると燃えにくく燃焼時間も長くなり、煙の発生原因となる。また、生成される炭の量が減少する。
ステップ(2)炭化器を設置して焚き付けをつくる
- 火災の心配のない十分に広い場所、平らな場所に設置する。
- 底部の隙間から空気が入り込まないよう、地面に押し付けるようにねじりながら設置する。
- 焚き付け用の段ボール紙や樹皮を用意する。
ステップ(3)熾火をつくる
- ガスバーナー等で着火し、熾火をつくり、炭化器内の温度を上げる・
- 剪定枝は、最初から炭化器内に設置しない。
ステップ(4)剪定枝を投入する1
- 熾火ができあがってから剪定枝を少しずつ、空気が通りやすいように配置しながら投入する。
- 一度に多くの剪定枝を投入すると火力が下がり、煙が生じる。
ステップ(5)剪定枝を投入する2
- 火力が上がったら、炭化した剪定枝が器の8分目程度に達するまで連続的に枝を投入する・
- 底部の方は酸欠、蒸し焼き状態になり炭化が進む。
- この状態になると煙はほとんど生じない。
ステップ(6)剪定枝の投入を終了する
- 炭化が進むと火力が下がり、炎が小さくなる。煙が出ている部分は未炭化。
- 適度にかき混ぜ、炎が十分に小さくなったら炭化完了。
ステップ(7)水をかけて消火する
- 最後に水をかけて消火する。煙の出ているうちは炎が残っているので、完全に消えるまで十分に散水する。
- 完全消化後5分ほどおいて、容器が冷たくなっていることを確認する。
- 炭を割って炭化状態(歩留まり)を確認する。
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