~ICTの新技術活用による生産性の向上を目指して~
野田町で建設コンサルタントを行う渡辺エンジニアリングは、GPSを使えない場所でも、広い範囲の地形や建物を立体的にスキャンできる「LidarSLAM(ライダースラム)」という技術を利用した測量に取り組んでいます。
「LidarSLAM」は、周囲の景観から機器自身の位置を把握し、同時に3D地図を生成する技術です。この技術は、私たちの身の回りにあるレストランの配膳ロボットや掃除ロボットなどに使われています。また、GPSが利用できないトンネル内や大きな構造物の下、屋内でも、正確かつ効率的に測量することができます。
建設業界では、インフラ施設の老朽化や技術者の高齢化などの問題を抱えています。こうした問題を解決するために、3DデータやICTといった新しい技術を活用し、仕事の効率向上を目指しています。
将来的には、この技術を測量だけでなく、防災や観光といったさまざまな分野で活用できないか検討しています。毎日の何気ない会話の中で新しいアイデアを見つけ、いろいろな視点から挑戦を続けていきます。

LidarSLAMで測量した3Dデータモデル(福島駅西口のももりん)
場面に応じた測量が可能!
LidarSLAMは歩きながら全方位を計測できるので、車の入れない山道や人手の多い街中でも簡単に測量ができます。また、ドローン(無人航空機)に取り付けることで、急傾斜の山間部や自然災害現場などの測量も効率的に行えます。
LidarSLAMによる測量の様子
問い合わせ
渡辺エンジニアリング株式会社
535−2221
(午前8時30分〜午後5時30分)
福島市の街も3Dに!
3D化された福島市の都市モデルデータが、どなたでも自由に閲覧・利用できるようになりました。