福島市教育振興基本計画及び福島市食育推進計画における食育に関する啓発・普及推進の一環として、子どもたちの望ましい食生活を実践していく力(食べる力)をはぐくむことを目的に、学校給食試食体験会と学校給食調理職員を中心としたワークショップ(調理実習)を実施しています。
令和7年度学校給食試食体験会を開催しました(令和7年8月11日開催)
8月11日(月曜日・祝日)、アクティブシニアセンターアオウゼにて次年度小学校へ入学する児童とその保護者を対象にした学校給食試食体験会を開催しました。今年は定員100名のところに、昨年以上となる251名のかたからのお申込みをいただきました。
食育講話「箸の持ち方」として井間眞理子先生にお越しいただき、正しい箸の持ち方や使い方についてお話いただきました。また、学校給食で使用している箸を実際に使い、映像や歌に合わせて親子で楽しく箸を使う練習に取り組みました。
また、南部学校給食センターの調理員からは「学校給食ができるまで」のお話をしました。食材の検収や洗浄、釜での調理作業を経て配缶を行うまでの一連の流れを衛生面でのポイントを交えて説明しました。
試食の時間では、子どもたちは給食の配膳から体験しました。お盆に乗った給食を慎重に運び、おいしそうに給食を食べる様子が見られました。保護者の方からも給食を懐かしむ声が聞かれました。以下に、当日の試食会の様子とご参加いただいた方からの感想を一部ご紹介いたします。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
食育講話「箸の持ち方」・調理員「学校給食ができるまで」の様子
給食を試食する様子
献立:ごはん、チキンカレー、かみかみ和風サラダ、牛乳、ゼリー

ご参加いただいた方からの感想
- 子どもが家ではあまり量を食べていないですが、今日はよく食べていました
- 配膳や片づけなどを入学前に体験させることができて良い経験でした
- はしの持ち方を確認できる良い機会となりました
- 思っていたより給食の量があって驚きました
- 子どもに給食のイメージをもってもらえました
令和7年度食育ワークショップ~りっちゃんサラダに挑戦!~を開催しました(令和7年7月25日開催)

7月25日(金曜日)にこむこむ館にて、学校給食の調理員を講師としたワークショップを開催しました。小学校3~6年生の児童9名が参加し、調理員と一緒に「りっちゃんサラダ」作りに挑戦しました。
- りっちゃんサラダとは…小学校1学年の国語の教科書に掲載の「サラダでげんき」のお話の中で、主人公りっちゃんが作るサラダを再現したものです。
食育ワークショップ当日の様子
この日は「りっちゃんサラダ」の他にも「豚汁」、「手作りふりかけ」を調理員と一緒に作りました。講師は普段小・中学校や南部学校給食センターで給食を作っている調理員が行いました。
まずは、調理員から作り方の手順や、包丁などの調理器具の使い方の説明を聞きました。それから子どもたちは、食材を切る、フライパンで炒める、お皿に盛りつけるまでを調理員と一緒に行いました。子どもたちは調理員から教わりながら熱心に取り組み、上手に料理を作ることができました。
調理員との交流の時間では、子どもたちからの「なぜ給食はおいしいの?」との質問に調理員は「(手でハートの形を作りながら)愛だよ」と答えると、子どもたちからは大歓声。また、調理員からの「給食ではどんなメニューが好き?」、「食べてみたいメニューはある?」などの質問にも積極的に答える子どもたちの姿がみられ、交流を楽しんでいました。
調理員による説明

野菜を切る様子・ふりかけを炒める様子


試食する様子

