リポーター
いま、教育現場で、学習者端末が活用されています。
ナレーション
福島市内の小中学校では、令和3年から児童1人につき1台の学習者用端末が導入され授業が行われています。
リポーター
学習者用端末とは、なんでしょうか?
金谷川小学校 旗野 礼子校長
子どもたち1人につき1台ずつ導入された学習者用の端末です。
学校の授業や家庭学習など、様々な面で活用しています。
撮影した動画や写真を使って、資料をまとめたり、グループ活動では、それぞれの意見を画面で確認しながら、発表資料を一緒につくったりしています。
端末を持ち帰って、音読やリコーダーの練習を録音したり、家庭学習でも活用しています。
また、災害や感染症が流行した場合、学校と双方向でオンライン授業を実施することもあります。
実際に、学習者用端末を活用した授業をご覧ください。
ナレーション
金谷川小学校の4年生の理科の授業では、学習者用端末で実験の様子を撮影し、発表をおこなっています。
リポーター
今日はどんなふうに使いましたか?
市立金谷川小学校 生徒
予想を書いたり、結果を書いたりしました。
調べることをもっとうまくなりたい。
ナレーション
続いて、6年生の「総合的な学習の時間」の授業では端末を活用し、協働的な学びが行われています。
この日のテーマは「卒業に向けて感謝の気持ちを伝えよう」。
他の人の考えをリアルタイムで見ながら、自分の考えを書き込んでいきます。
リポーター
タブレットを使った授業はどうでしょうか?
金谷川小学校 生徒
いろんな人の意見を見て、参考にできて、自分の考えをすぐに書き込んだりできるので、とても有効に使っています。
分からないところの復習に何回もアプリを使って取り組めるところがいいなと思いました
リポーター
端末を使った授業は、以前と比べてどんな変化があったでしょうか?
金谷川小学校 永島 もゆ先生
子どもたちの授業の様子がよく分かるようになりました。
一度に素早く全員の進度を把握することができるのでつまづいている子がいるときなんかには、把握してすぐに声をかけてあげたり、よくできている子にはほめてあげたりすることができるようになりました。
リポーター
端末を使って、子供たちの反応はいかがですか?
市立金谷川小学校 永島 もゆ先生
すごく意欲的に、そして主体的に取り組むことができるようになったように感じています。
リポーター
これからどんな授業をしていきたいですか?
金谷川小学校 永島 もゆ先生
子供たち1人1人の能力を最大限に発揮し、伸ばしていけるような授業をしていきたいと思っています。
リポーター
教育現場も大きく変わってきましたね。
金谷川小学校 旗野 礼子校長
そうですね。日々進化しています。
子どもたち1人1人が学ぶことの価値や意義を見いだせるように、みんなで力を合わせてサポートしていきます。