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東北日東工器株式会社(2025大賞受賞)

(大賞)日東工器株式会社

 

寄稿:東北日東工器株式会社 製造技術課 小倉 孝喜 様

本アワードに応募したきっかけを教えてください

直接のきっかけは工場長からの推薦でしたが、背中を押したのは「自分たちの取り組みをもっと外へ伝えたい」という思いでした。福島市はDXに先進的な街です。その舞台で挑戦すれば、当社の活動を社外へアピールできるだけでなく、社内のDXをもう一段盛り上げる起爆剤になると感じて応募しました。

どのような事が大変でしたか、また、どのように乗り越えましたか

仕事の様子

2週間後の倉庫の移転で期限が迫る中、人員の増強や外部への委託にも頼りにくい状況でした。そこで“これはむしろチャンスだ”と発想を切り替え、「デジタル技術と生成AIを活用すれば、限られた人数でも業務を効率化できるはずだ」と考えました。在庫管理アプリ “STOCKPILOT” を開発し、あえて完璧を目指さず60点でもいいからすぐに現場で試し、担当の方と何度も改善とフィードバックを重ねることで、期限内にやり切ることができました。

受賞後にどのような変化がありましたか

社内の空気が大きく変わりました。「デジタル技術で業務をもっと効率化していこう」という機運が全社で高まり、各部署やグループ会社から相談をいただく機会も増えています。また受賞をきっかけに同業他社の方々ともつながりが生まれ、工場見学や交流会を通じて互いの技術や工夫を学び合いながら、さらに技術を高め合っていきたいという思いが強くなりました。

今後の展開・目標を教えてください

目指すのは「デジタル技術の民主化」です。特別な人だけが使う技術ではなく、工場内の誰もが当たり前にツールを使いこなせる状態をつくりたい。そのために社内では勉強会や伴走支援を通じて業務効率化を後押ししていけるよう活動しています。グループ会社や同業の皆様と定期的に切磋琢磨しながら、福島市を中心にこの取り組みの輪をどんどん広げていくことが目標です。

研修の様子
研修のお知らせ

応募を検討している方へ、メッセージをお願いします

自社の取り組みを言葉にして発信することは、それ自体がDX活動をさらに前へ進める推進力になります。応募の過程で自分たちの歩みを振り返ることで、新たな気づきも得られるはずです。少しでも興味があれば、ぜひ最初の一歩を踏み出してみてください。その一歩が、きっと次の挑戦につながっていきます。

その他伝えたいことなど

私たちの活動は、できることから小さく始める『小変(小さな改善の積み重ね)』が出発点でした。大きな改革ではなく、日々の一歩が会社を変えていくと信じています。


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福島大学地域未来デザインセンター「松川デジ活プロジェクト」(2025市民・学生部門優秀賞)

(市民学生部門:優秀賞)松川デジ活プロジェクト

発表者:「松川デジ活プロジェクト」前学生代表 鴫原 寛伊 様

 

寄稿:「松川デジ活プロジェクト」学生代表 石倉 未晴 様 (食農学類4年)

本アワードに応募したきっかけを教えてください

私たちは、松川町の皆様に、デジタルツールの利便性を体感いただき、大学生との交流を通して、地域の活性化につなげることを目的に活動しています。活動していく中で、福島で生活している一人として、この取り組みをもっと多くの場所で広げていきたい、他の地域のモデルとなりたい、と思いました。そこで、福島市でこのようなアワードに応募することで、より多くの方へ私たちの活動が届くのではないかと考えたからです。

どのような事が大変でしたか、また、どのように乗り越えましたか

LINEオープンチャット

地域の方にデジタルツール、私たちの場合、LINEのオープンチャットに親しみを持っていただくという部分が難しかったです。しかし、何度かその地域の集会所で交流を重ねていく中で、「このツールではこのようなことができる!」ということを丁寧に伝えて、一緒に使ってみる時間を取りました。そこから、地域の方も「自分でもできそうだ」と思っていただけたのではないかと思います。

受賞後にどのような変化がありましたか

このアワードに参加したことで、福島市では私たち以外にも多くのデジタルを活用した取り組みがあることがわかり、とても刺激になりました。その取り組みの中で、「私たちの活動にも何か応用できないか」などを考えることができました。また、興味を持った後輩たちとも一緒に活動できるようになりました。昨年度は私以外みんな4年生で卒業してしまったら私だけになってしまい、活動を続けていけるか不安でしたが、興味を持ってくれた2年生が5人も加入してくれました。

今後の展開・目標を教えてください

今後は、先程も言った通り、後輩がたくさん入ってきてくれたので、オープンチャットを活用してそれぞれの個性でできることを実践していきたいと思います。例えば、オープンチャットにより親しんでいただけるように学生が思ったことを発信していくコーナーを制作したり、手話ができる学生にも、その解説動画を撮って、そのオープンチャットに共有したり、ということを予定しています。他の地域でも広げていく予定です。

応募を検討している方へ、メッセージをお願いします

応募してみることで、他のデジタルを活用した取り組みを実際に知る機会にもなりますし、自分たちの活動を振り返り、デジタルを活用するという部分で、どのような活動ができたのかを整理し、福島市の多くの方々に私たちの活動を広めていけるチャンスです。デジタルを活用して一緒に福島を盛り上げていきましょう。

アサノコウタ(2025事業者部門優秀賞)

(事業者部門:優秀賞)アサノコウタ

 

寄稿:アサノコウタ 様

本アワードに応募したきっかけを教えてください

応募のきっかけは、FuTUで取り組んでいるまちなかでの活動や、デジタルファブリケーションを活用したものづくりの可能性を、より多くの方に知っていただきたいと思ったことです。

FuTUでは、福島のまちなかを舞台に、ストリートファニチャーの制作や公共空間の活用など、人が集まるきっかけづくりに取り組んできました。その中で、デジタルファブリケーションは、単にものを効率よくつくるための技術ではなく、地域に必要なものを自分たちで考え、試し、改善していくための実践的な手段だと感じています。

今回のアワードは、そうした取り組みを「デジタルイノベーション」という視点から整理し、福島の地域活動の新しい可能性として発信できる良い機会だと考え、応募しました。

どのような事が大変でしたか、また、どのように乗り越えましたか

町の様子

大変だったのは、デジタル技術を活用した取り組みを、実際のまちの課題や現場の活動にどう結びつけるかという点です。

デジタルファブリケーションは、図面やデータをもとに精度高く制作できる一方で、実際に公共空間で使うものには、安全性、耐久性、使いやすさ、運搬や設置のしやすさなど、現場ならではの課題があります。また、まちなかでの活動は、行政、地域の方々、事業者、学生など、さまざまな人との関わりの中で進んでいくため、技術だけでは解決できない部分も多くありました。

それを乗り越えるために、まずは小さくつくり、実際に使ってみて、改善するというプロセスを大切にしました。完璧なものを最初から目指すのではなく、現場で試しながら少しずつ良くしていくことで、デジタル技術と地域活動を無理なくつなげていくことができたと感じています。

受賞後にどのような変化がありましたか

受賞後は、FuTUの活動やデジタルファブリケーションを活用した取り組みに対して、より多くの方に関心を持っていただけるようになりました。

これまでは、まちなかで行っている活動や制作物を見ても、「イベントのための設え」や「一時的な取り組み」として見られることもあったと思います。しかし、今回の受賞をきっかけに、それらが地域課題に対する実践であり、デジタル技術を活用した新しいまちづくりの一つの形として伝えやすくなりました。

また、自分たちの活動を客観的に見直す機会にもなりました。日々の実践の中では、どうしても目の前の制作や運営に意識が向きがちですが、受賞を通して、これまでの取り組みの価値や、今後広げていくべき方向性を改めて確認することができました。

今後の展開・目標を教えてください

今後は、FuTUの活動を通して、福島のまちなかでデジタルファブリケーションを活用したものづくりや、吾妻通りの「ほこみち」等の公共空間の活用をさらに広げていきたいと考えています。

具体的には、ストリートファニチャーや屋外で使える設えを制作するだけでなく、地域の人や学生が制作プロセスに関われる仕組みをつくっていきたいです。自分たちのまちに必要なものを、自分たちで考え、つくり、使いながら改善していく。その循環が生まれることで、まちづくりへの関わり方もより身近になると思っています。

また、制作したものや活動の記録をデータとして蓄積し、他の地域やプロジェクトにも応用できる形にしていくことも目標です。福島のまちなかでの実践を一つのモデルとして、デジタル技術を活用した地域活動の可能性を広げていきたいです。

応募を検討している方へ、メッセージをお願いします

デジタルイノベーションというと、特別な技術や大きなシステムを想像する方も多いかもしれません。しかし、私たちのように、地域の中で感じている小さな課題に対して、デジタル技術を使って少しずつ試していくことも、十分にイノベーションだと思います。

大切なのは、技術そのものを見せることではなく、その技術によって誰のために、どのような変化を生み出したいのかを考えることだと思います。まだ完成していない取り組みでも、実践の途中だからこそ伝えられる価値があります。

応募を検討している方には、ぜひ自分たちの活動を整理する機会として挑戦してみてほしいです。応募することで、取り組みの意味や可能性を見直すことができ、新しい出会いや連携につながるきっかけにもなると思います。

その他伝えたいことなど

FuTUの活動は、デジタル技術だけで成り立っているわけではありません。地域の方々、行政、事業者、学生など、多くの人との関わりの中で少しずつ形になってきました。

デジタルファブリケーションは、そうした人たちのアイデアや想いを、具体的な形にしていくための道具だと考えています。まちの中に小さな居場所やきっかけをつくることで、人の動きや関係性が少しずつ変わっていく。その積み重ねが、福島のまちなかの新しい風景につながっていけば嬉しいです。

今回の受賞を励みに、これからも福島のまちなかで、地域に根ざした実践を続けていきたいと思います。

れぎゅーむれぎゅーむ(2025事業者部門優秀賞)

(事業者部門:優秀賞)れぎゅーむれぎゅーむ

 

寄稿:れぎゅーむれぎゅーむ  今野 拓也 様

本アワードに応募したきっかけを教えてください

私たちは農業という分野で、固定観念にとらわれず、どんどんチャレンジをしてまいりました。
農業のデジタル化、IT化、スマート化に早くから取り組んできました。
その取り組みの一番大きい成果として、今までは難しかった「休みをとる」ことができました。
もしかしたら、この成果を知ってもらうことで、周りの農家への波及はもちろんのこと、農業そのものに興味を持ってもらえるきっかけとなれば良いな、と思い応募しました。

どのような事が大変でしたか、また、どのように乗り越えましたか

農業は、その特性上、1年に一作しかできないため、「経験と勘」に頼ることがどうしても多くなってしまいます。
しかし、それでは年数を重ねないと良い成果は得られません。
農業をデジタル化、IT化、スマート化し、デジタルトランスフォーメーションを進めることで、「経験と勘」に頼らずに、毎年の成果に再現性を持たせることができれば、ライフワークバランスや経営の安定に繋がると考え、チャレンジしてきました。

受賞後にどのような変化がありましたか

パプリカ

まずは、私たちがチャレンジしてきたことがきちんと目に見える形で評価されることで、組織として大きな自信となりました。
受賞後の変化は、、、特にありません(笑)
ただ、私たちが使っている自動灌水装置は今日もきっちり仕事をし、環境制御装置も作物に対してとても良い仕事をしています。
地味かもしれませんが、この一日一日の成果が、私たちの農産物の品質を支えてくれています。

今後の展開・目標を教えてください

今後もデジタルトランスフォーメーションを進めていくことで、私たちの農業への価値を高めていきたいです。
生産者、消費者、農業を取り巻く環境、これが「三方よし」となるようにしっかりと取り組んで参ります。
私たちの農産物が、皆様の食卓に並び、少しでも彩りを加えることができたなら、こんなに嬉しいことはありません。

応募を検討している方へ、メッセージをお願いします

なんとなくデジタルと遠い分野でも、ちょっとしたことの改善や効率化が進めば、仕事が楽になったり、充実した生活が送れたりすると考えています。
分野的に難しい部分に、どのようにデジタルを取り入れていくのかを考える、そのきっかけになるのかもしれません。
肩肘張らずに、「デジタルを取り入れてこんなことが便利になったよ!」という機会がありましたら、ぜひ応募をしてみてください!


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渋谷レックス株式会社(審査員特別賞)

(事業者部門:審査員特別賞)渋谷レックス株式会社

 

寄稿:渋谷レックス株式会社 代表取締役 渋谷 裕司 様

本アワードに応募したきっかけを教えてください

市場縮小への危機感から新規事業を立ち上げるも、既存業務との兼務体制であったため、社員の時間確保が大きな課題でした。そこで28に及ぶITツール導入とオフィスリモデルを断行し、リソース創出と売上3.2倍等の成果を達成。地方の老舗卸売業でもここまで変革できるという事例を発信することで、地域社会のデジタル化や、新たな挑戦への機運を盛り上げる一助になりたいと考え応募しました。

どのような事が大変でしたか、また、どのように乗り越えましたか

最大の障壁は社員間のITリテラシー格差と、例外対応のシステム化でした。スマホ未所有の社員には周囲がアドレス取得や共有PC設置をサポートし、イレギュラー業務はルール化せず通常運用を基準に設計。導入目的を丁寧に説明し、段階的に検証する「スモールスタート」を意識して、時間をかけながら社内の納得感とデジタル化の文化を醸成しました。

受賞後にどのような変化がありましたか

受賞をきっかけに、同じ地域の企業経営者の方々から「デジタルへの投資」について質問や相談を受ける機会が増えました。地域の仲間と課題を共有し、共に考える良いきっかけをいただいています。また、社内でも自分たちのこれまでの地道な変革の歩みが公に認められたことで、社員の中に少しずつ誇りや自信が芽生えてきたと感じています。

今後の展開・目標を教えてください

会社の様子

順調に進むISMS取得に加え、健康経営優良法人の認定も取得できたことをベースに、今後は「人的資本経営」の推進にさらに注力します。デジタル化で創出した時間を活かし、社員が自律的に挑戦し、イキイキと輝ける環境づくりを徹底します。人が育つことで企業も成長する好循環をさらに強固なものにし、持続可能で健やかな組織を目指します。

応募を検討している方へ、メッセージをお願いします

デジタル化は単なるツール導入ではなく、働く人と組織の環境を整えるための契機です。アワードへの応募は、自社のこれまでの歩みを落ち着いて振り返る良い機会になります。無理に大きな変化を狙うのではなく、自社の身の丈に合った現実的な一歩を踏み出すことが大切です。地道な取り組みが組織全体の力に繋がりますので、ぜひ挑戦してみてください。

その他伝えたいことなど

私たちはデジタル化を通じて、結果的に「人の採用と共育が促進され、企業の人まわりの競争力が強化される」という、人的資本経営のあり方を目指してきました。システム導入で満足するのではなく、それをきっかけに新しい挑戦を少しずつ経験し、自然と人が育つ企業風土を作ることが大切です。これからもこの地域で、人と組織が健やかに育つ働き方を実践していきます。


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「大賞」や「優秀賞」について知りたい方は上部のタブを切り替えてください。

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この記事に関するお問い合わせ先

政策調整部 デジタル改革室 デジタル推進課 デジタル推進係
福島市五老内町3番1号
電話番号:024-572-3943
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