「計量」は私たちの暮らしの様々な分野で関連のある大切なものです。
例えば、「食品の計量」や「ガソリンの給油」「薬の調剤」などです。
万が一、スーパーなどの事業所で、日常的に購入する野菜や肉、魚などが、実際の重さと大きく異なる表示がされていたらどうでしょうか?
また、病院や薬局で処方してもらった薬の成分量が大きく異なっていたら、命にかかわることにもなりかねません。
このように、私たちの生活や命を守るためにも「適正な計量」の確保は、非常に大切です。
計量器のうち、商店や病院等で使用されるはかり、水道・ガス・電気メーター、ガソリンスタンド等の燃料油メーター、タクシーメーター、体温計や血圧計などの計量器は、取引または証明での使用や日常生活に密接していることから、適正な計量の実施を確保するため計量法で「特定計量器」と定められております。
特定計量器は、原則として「検定」及び「定期検査」の受検が必要とされており、検定の有効期間が定められているものもあります。検定の有効期間を経過したものや定期検査を受検していないものは、取引または証明に使用することができません。