近年、温暖化の影響によりカメムシ類やナシヒメシンクイなどの病害虫が多発傾向にあります。これらの病害虫は、一般的にモモ・ナシ等の果樹で発生しますが、ウメ・サクラ・ハナモモ等の庭木でも発生が確認されています。病害虫による農作物への被害を防ぐため、以下のことについてご理解ご協力をお願いいたします。
ナシヒメシンクイ
- 本市では年4~5回発生し、地球温暖化の影響により発生量が増加傾向にあります。
- モモ・ナシ・ウメ・サクラ・ハナモモ等の果実や新梢を加害し、加害された新梢では先端が枯れる芯折れ(下写真)を引き起こします。
- 4月下旬~9月下旬頃まで、成虫の発生及び幼虫による果実や新梢への食入被害が確認されています。


適正な管理のお願い
病害虫の蔓延を防止するためには、地域一体の防除が必要です。モモ・ナシ等の果樹園で防除を行っていますが、所有されているウメ・サクラ・ハナモモ等の庭木についても、病害虫の発生源及び越冬源とならないよう、下記についてご理解ご協力をお願いいたします。
- 剪定や草刈りなどのこまめな手入れを行う
- 芯折れを摘除する
ウメ等の果実を放置すると、病害虫の発生源となります
- 実った果実は速やかに収穫する
- 消費しきれない場合でも収穫し処分する