工作講座「ポストの始まり『書状集箱(しょじょうあつめばこ) 』を作ろう」を開催しました♪
「書状集箱(しょじょうあつめばこ)」は、明治4年(1871年)の郵便制度の始まりとともに日本で初めて登場した郵便ポストの名称で、のちに赤いポストに変わっていきました。
現在においては、伝えたい内容はライン(メール)で瞬時に送ることができ、正月恒例の年賀状も発送枚数が少なくなっています。そのようなことなので、子どもたちにとっては、郵便ポストの存在も「何のためにあるの?」ではないでしょうか。今回の講座は、「 書状集箱」のミニチュアを作り、郵便の歴史を学ぶきっかけとするため、企画しました。
開催当日は、保護者の皆様に付き添われた小学生の皆さんなどが参加され、ふれあいボランティアの皆さんからアドバイスを受けながら「書状集箱」を作っていました。ふれあいボランティアの皆さんの参加により、子どもたちに手厚いサポートができ、自然な形で世代間交流も図れました。
1 日 時
令和8年8月22日(土曜日) 13:30~15:30
2 場 所
福島市市民センター313講義室
3 参加者
申込者12名(付き添いの保護者含む)、ふれあいボランティア4名、職員4名 計20名
〇次のような「書状集箱」を作っていただきました。

※上の写真の「八ツ時(やつどき)開凾」とは、「午後2時
から午後4時頃、収集する」という意味です。

考案と講師は、長年工作講座に携わっている福島市郷土史料室の
酒井玲子です。
〇作業風景







「書状集箱」、完成しました(赤枠)。
公開講座「明治初年に来福した横濱居留英吉利(イギリス)国人 「フープル」」開催報告
・講 師 小松賢司氏(福島大学人間発達文化学類教授)
・開催日時 令和8年8月1日(土曜日) 13:30~15:30
・参加人数 50名(公開講座、歴史人材養成講座 受講者等)
県北地方の養蚕業は、江戸時代に発達し、明治時代からも輸出の大切な産業として日本の経済を支えました。
このような養蚕業が盛んな県北地方に、1872(明治5)年、横濱居留の英国商人フープルが生糸の買い付けのためにきて、騒動に発展した事件がありました。
当時の条約では、外国商人が産地で生糸を仕入れる行為は禁じられており、違法な取引をしているという疑いをかけられました。そのため、福島県当局によって身柄を取り押さえられ、所持していた資金2万円も押収される事態となりました。
この逮捕と所持金の没収は、後に英国との間で外交・司法上の問題として扱われ、外務省の記録にも残る大きな出来事となりました。
このような騒動を、史料に基づいて小松賢司氏に解説していただきました。受講者の皆さんは、この史料の説明に興味深く聞き入っていました。

講師の小松賢司氏

講座終了後、数人の受講者の方々から講座内容について質問があり、関心の高さがうかがえました。