工場や自動車などから排出される窒素酸化物(NOx)や揮発性有機化合物(VOC)が太陽の紫外線を受けて化学反応を起こし、光化学オキシダントを発生させます。オキシダントとは、中性ヨウ化カリウム溶液からヨウ素を遊離する酸化性物質の総称をいいます。この光化学オキシダントが留まり、白くもやがかかったような現象を「光化学スモッグ」と呼びます。光化学スモッグは、目や喉の痛み、頭痛、吐き気などの症状を生じさせる場合があることから、光化学オキシダントが一定以上の濃度になった場合、福島県から「光化学スモッグ注意報」が発令されます。

光化学スモッグ注意報等の発令区分
光化学オキシダントが一定の濃度を超え、その状態が継続すると思われる場合には注意報や警報が発令されます。注意報等の発令区分は次のとおりです。
- 予報:1時間値が0.10ppmを超え、かつ、上昇傾向にあるとき
- 注意報:1時間値が0.12ppm以上となり、かつ、状態の継続が認められるとき
- 警報:1時間値が0.24ppm以上となり、かつ、状態の継続が認められるとき
- 重大警報:1時間値が0.40ppm以上となり、状態の継続が認められるとき
光化学スモッグ注意報等が発令された
- 屋外での激しい運動はさけましょう。
- 病弱な方、乳児、御年配の方は外に出ないようにしましょう。
- 目やのどに刺激や痛みを感じた際は、洗顔やうがいをし、室内で安静にしてください。それでも症状が治まらない場合は、医師の手当てや指示を受けましょう。
- 自動車については、不要不急の運転を控える等の御協力をお願いします。
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