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更新日:2024年4月26日

5月の市役所本庁舎内出張展示(通年展示)

 

 5月の『昭和の福島写真館』の展示をご案内します。
 皆様のお越しをお待ちしております。

 第7回は「福島の路面電車」です。福島交通軌道線、愛称はチンチン電車。前身は明治411(1908)年に軽便鉄道(福島~瀬上間)を開業させた「信達軌道株式会社」。信達地方の養蚕と製糸業を結びつける重要な役割を果たした蒸気機関車でした。しかし、市街地などでは機関車の黒煙や火の粉が問題になりました。大正11(1922)年に機関車の火の粉が原因とみられる本内大火が発生します(住居46戸、非住居87棟が焼失)。この火災によって多額の賠償金を負った信達軌道株式会社は路線の電化に着手します。日本興業銀行から資金を借り入れ、赤字路線部分を廃止(掛田~川俣間と桑折~保原間)。電化・改軌工事を陸軍の鉄道第2連隊に実習として行わせるなど、費用節約に苦労したようです。大正14(1925)年に「福島電気鉄道株式会社」と社名を改称します。電化・改軌後は社勢を盛り返し、昭和2(1927)年には飯坂電車を吸収合併、福島~飯坂温泉を「飯坂西線」、従来の軌道を「飯坂東線」と改称しました。また昭和37(1962)年に現在の社名の「福島交通」に変更しました。

 市役所本庁舎出張展示(通年展示)について
  郷土史料室では市民の皆様に故郷の歴史を見つめ直し、その魅力を再発見していただくために、令和5年11月より『昭和の福島写真館』を月ごとに地域を分けて展示します。この『昭和の福島写真館』は大村三良氏の著作『ふくしまわが町』などを参考にしています。この展示を通し、多くの皆様に福島市の魅力を再発見していただきたいので、ぜひ足を運んでみてください。
 

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    展示写真の一部:廃線直前、「さようなら」の横断幕などで装飾された路面電車(福島駅前で=昭和46年)

 

1 場 所:福島市役所9階 食堂前
2 時 間:午前8時30分~午後5時15分まで
 

 

 

 

 

 

このページに関するお問い合わせ先

市民・文化スポーツ部 文化スポーツ振興室 文化振興課 郷土史料室

福島市松山町39番地の1

電話番号:024-563-7858

ファクス:024-563-7858

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