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更新日:2020年1月8日
皆様、明けましておめでとうございます。
健やかに令和初の新春をお迎えのことと心よりお喜びを申し上げます。
また、本日は、過去最高の出席者に、新年市民交歓会にご参加をいただきました。心より御礼を申し上げます。
また、ご来賓として、後程ご到着の内堀知事、国会議員の先生方、地元選出の県議会議員の先生方、そして梅津議長をはじめとする市議会議員の皆様にもご出席いただきまして、心から感謝申し上げる次第であります。
昨年は、東北絆まつり、あるいは、新しいわらじまつりの躍動など、至る所で新時代の息吹が感じられました。一方で、台風19号により甚大な被害を被りました。
この正月もつらい気持ちでお迎えになったかたがたがいらっしゃると思うと、私も辛い思いです。
市としては、これに対して、プッシュ型の出向いていく支援で努めてまいりました。今後も、被災されたかたがたに寄り添って、生活再建の支援と早期の復旧・営農再開に取り組んでまいる所存であります。
併せて、今回のような大雨が襲来しても災害を防止・軽減できるよう、今回の災害対応をしっかりと検証し、災害対策の強化に取り組んでまいる所存であります。
市民の皆様にも、「自分たちの身は自分たちで守る」との観点に立って、防災意識を高め、備えを強化していただきたいと思います。
一方で、新ステージを目指す市政は、本格的に動いてまいりました。
ホストタウン交流などオリンピック・パラリンピック関係の準備、機運醸成を進めるかたわら、これを契機として、スポーツのまちづくり、健康の都ふくしま「健都ふくしま」の創造、共生社会を目指したバリアフリー推進パッケージ、外国人との多文化共生、インバウンド、花観光など新機軸の施策を次々と打ち出してまいりました。
朝ドラ「エール」の放送決定で、「古関裕而のまち・ふくしま」のまちづくりやロケツーリズムにも着手をいたしました。
幼児教育・保育の無償化が始まり、保育ニーズが掘り起こされる中、待機児童は減少。通学・散歩路などの安全確保、あるいは、ICTなど新しい教育への対応も急ピッチで進めました。
環境面では、除染が完了し、中間貯蔵施設への搬送が本格化しているほか、ごみ減量大作戦を展開し、あるいは、水素など再生可能エネルギーへのチャレンジも進めております。
産業面では、もうすぐ大笹生の工業団地が完成いたします。先進的な企業誘致が相次ぎ、道の駅の開業に向けたキックオフもおこなっております。
農業面でも、福島大学食農学類が開設され、後継者確保や気候変動に対応した市独自の取組みも始まりました。
相馬福島道路などインフラ整備も着々と進展し、中心部のまちづくりでは、コンベンション施設など個々の施設の検討が進む中、再開発事業も初めて都市計画上の手続きが始まりました。まちなか交流スペースなど賑わいの形成や、信夫山にも着手しております。
行政経営に関しても、情報化によるスマートシティや市政出前講座など、オープンでより効率性の高い行政経営を目指した取り組みを進めております。
あらゆる面で、梅の花芽のように、新しい市政の芽が現れ、膨らんできております。
これも、市民の皆様、ご来賓の皆様のご理解ご協力のお陰であり、心より感謝を申し上げる次第であります。
本年は、大震災・原発事故から10年目に入ります。その中で、五輪競技の開催、朝ドラ「エール」の放送と、「福島」と「復興」という言葉に大きな注目が集まります。
「福島」の名を有する県都として、福島市は、震災の記憶とこれまでの軌跡を振り返り、その教訓を次世代へと継承するとともに、感謝の気持ちと合わせて、世界へと発信してまいります。
同時に、新総合計画を策定し、新ステージへの道筋を描き、その取組を加速してまいります。
特に、本年は、千載一遇のチャンスであります。全国・世界から多くの人を呼び集め、「実・湧・満・彩 福島市」の魅力を体感いただいて、地域の力に転化していきたいと思います。
また、これだけではなくて、これをきっかけとして、地域社会の様々な面で、新しい次元へグレードアップし、広域の発展を牽引してまいります。
中心部では、まもなく、駅西口に、大型マルチビジョンと木製の新しい大庇がお目見えするはずです。東口では、古関裕而ストリートに音楽が流れ、古関裕而のまち・ふくしまの新しいロゴも市内にあふれてくると思います。古関メロディバス、あるいは、「エール」にちなんだバスの運行も始めて、変化を皆様に実感いただけると思います。
また、人口減少が進む中、子ども・子育て新ステージ2020事業を推進し、病児・病後児保育・休日保育の拡充や子育て世帯の負担軽減を充実させ、「子育てするなら福島だよね」と思って福島に集まり、子育てを楽しんでいただけるようにしたいと思っています。
そして、こうした施策を実効性あるものにするためには、市民の皆さんの主体的な行動が不可欠であります。
お土産品などの開発、温かいおもてなし、まちづくりのイベント、あるいは防災への備え、健康づくり、ごみ減量化など、積極的な行動をお願い申し上げる次第であります。
いろいろ申し上げましたが、今年は、福島の未来を大きく左右する勝負の年、転機になると思います。その認識を、ぜひ皆様と共有したいと思います。
大震災の教訓の一つ、それは絆の大切さであります。市民一体「ワンチーム」になって、福島市の新しいステージへの取組みを推進いたしましょう。
それによって、心から住んで良かった、そして、誇りをもって住み続けたいまちふくしま。そして、福島市が、世界の人たちに希望、エールを送れるまちになっていこうではありませんか。
本年が市民の皆様にとって、健康で、希望に満ちあふれた年となりますよう心からご祈念を申し上げ、新年のごあいさつといたします。
皆様、本年もよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
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