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ホーム > 健康・福祉 > 健康・医療 > 食品衛生 > 食中毒等に関するお知らせ > 有毒植物による食中毒にご注意ください
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更新日:2024年4月24日
例年、春から初夏にかけて、全国で有毒植物による食中毒が発生しています。
中には非常に強い毒性を持つものがあり、死亡事例も報告されています。
市民の皆さまや山菜等を取り扱う事業者の方は、有毒植物による食中毒発生を防止するため、以下の点にご注意ください。
確実に食用と判断できない植物は
1 採らない
2 食べない(味見もしない)
3 売らない
4 人にあげない(食べさせない)
山菜等を食べた後に、有毒植物による食中毒が疑われる症状(しびれや吐き気、おう吐など)が発生した際は、速やかに医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
原因になった可能性がある山菜等が残っている場合は、治療の参考になる場合がありますので、受診の際に持参するようにしてください。
福島市内では、有毒な「バイケイソウ」を食用の「オオバギボウシ(地方名 ウルイ)」と間違えて喫食したことによる食中毒が発生しています。
これらは、新芽の時期の外見が非常に似ており、隣り合って生えている場合もありますので、採取する際には注意が必要です。
群生して多量に採れるため、「おすそ分け」による被害も発生しています。
また、毒性成分は熱を加えても分解されないため、ゆでる、炒める、天ぷらにするなど、加熱を施しても中毒を起こします。
詳しくはこちら→バイケイソウ類(外部サイトへリンク)(厚生労働省ホームページ「自然毒のリスクプロファイル」)
毒:コバイケイソウ 食:オオバギボウシ(地方名 ウルイ)
写真出典:厚生労働省ホームページ「自然毒のリスクプロファイル」
写真提供 磯田 進 氏(昭和大学)
有毒植物による食中毒は、山野草に限らず、庭や家庭菜園でも発生します。
福島市内では、有毒な「スイセン」を食用の「ニラ」と間違えて喫食したことによる食中毒が発生しています。
花が咲いていない状態のスイセンとニラは非常に似ているため、花壇と家庭菜園が隣接していると、収穫する際に誤って混ざりこんでしまう場合があります。
観賞用植物の中には有毒なものも多く、最近では「イヌサフラン(ギョウジャニンニクと似ている)」による死亡事例も報告されています。これらの植物は、畑や家庭菜園とは離して植えるようにしましょう。
詳しくはこちら→スイセン類(外部サイトへリンク)(厚生労働省ホームページ「自然毒のリスクプロファイル」)
イヌサフラン(外部サイトへリンク)(厚生労働省ホームページ「自然毒のリスクプロファイル」)
毒:スイセン スイセンを掘ったところ(葉はニラに、鱗茎(球根)はノビルに似ている)
写真出典:厚生労働省ホームページ「自然毒のリスクプロファイル」
写真提供 磯田 進 氏、御影 雅幸 氏
毒:イヌサフラン 食:ギョウジャニンニク
写真出典:厚生労働省ホームページ「自然毒のリスクプロファイル」
写真提供 御影 雅幸 氏(イヌサフラン),酒井 英二 氏(ギョウジャニンニク)
No. | 発生年月日 | 原因となった有毒植物 | 原因食品 | 摂食者数 | 患者数 | 原因施設 |
1 | 平成28年4月6日 | バイケイソウ |
おひたし |
1 | 1 | 家庭 |
2 | 平成29年4月23日 | スイセン |
ニラ玉 |
3 | 3 | 家庭 |
1 有毒植物による食中毒に注意しましょう(外部サイトへリンク)(厚生労働省ホームページ)
2 自然毒のリスクプロファイル(外部サイトへリンク)(厚生労働省ホームページ)
3 家庭菜園等における有毒植物による食中毒に御注意ください(外部サイトへリンク)(消費者庁ホームページ)
4 原子力災害特別措置法に基づく出荷制限及び摂取制限について(外部サイトへリンク)(福島県ホームページ)
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