事業内容

本市出身の日本画家、齋正機氏による年5回の美術教室を、三河台学習センターで実施しました。

美術の基礎として重要なデッサンの技法をご指導いただきました。

指導を受けるのは、市内中学校美術部の生徒たちです。

令和6年度の開催日程

日程の詳細
第1回 6月22日(土曜日)
第2回 8月31日(土曜日)
第3回 9月28日(土曜日)
第4回 11月16日(土曜日)
第5回 12月21日(土曜日)

第1回

6月22日、美術教室を開講しました。

開講式では、参加してくれた美術部員に対し、齋氏及び佐藤教育長それぞれからあいさつをいただきました。

美術部員の皆さんが席についており、佐藤教育長が前に立ちマイクを持って話をしている様子の写真
美術部員の皆さんが席について手をあげており、齋氏が前に立ちマイクを持って話をしている様子の写真

(補足)左の写真が佐藤教育長、右の写真が齋氏

齋氏がマイクを持って話をしている写真
齋氏が生徒の間を歩きながら話をしている様子の写真

齋氏による全体指導です。生徒たちは真剣な眼差しで話をきいていました。

第1回のポイントは、「デッサンの流れ」として、1.構図、2.カタチ、光と影、接地点、3.色の工夫です。

齋氏が生徒の机の上で鉛筆を削っている手元を写した写真
机の上に置かれたガムテープとバナナのデッサンをしている写真

鉛筆の削り方を指導いただきました。デッサンのモチーフはガムテープとバナナです。

齋氏が生徒の席に座り、画用紙にデッサンしており、すぐ横に生徒が立って、デッサンしている様子を見ている写真
ホワイトボートの前に立つ齋氏が話をしている様子の写真

齋氏が実際にデッサンをしているところをみせながら、指導いただきました。

最後の講評会では、一人一人の絵にコメントとアドバイスをいただきました。

第2回

8月31日、第2回プレミア美術教室を実施しました。

ホワイトボートを使って齋氏が生徒に熱心に指導をしている様子の写真
資料をもち笑顔の齋氏の写真

今回も「デッサンの流れ」として、1.構図、2.存在と明暗、3.表情と質感です。継続することでデッサン力を高めます。

飲み物の入ったペットボトルが机の上に置かれている写真
長机が教室の後ろまで並んでおり、生徒がそれぞれ座って、机の上に置かれた飲み物が入ったペットボトルをデッサンしている様子の写真

今回のモチーフはペットボトルです。同じ500ミリリットルサイズでも細かな形や表情は様々です。

齋氏が男子生徒の机で実際に鉛筆を握り画用紙に直接書き込み、男子生徒が真剣な表情で指導を受けている様子の写真
画版に挟んだ画用紙に鉛筆でペットボトルをデッサンしている生徒の様子を左後方より写した写真

齋氏の直接指導を生徒は真剣な表情で聞いています。約2時間の講義を通じて生徒達は、集中してデッサンに取り組んでいました。

生徒の作品がホワイトボートに並んでおり、齋氏が生徒の方を見てコメントをしている様子の写真
ホワイトボートに生徒の作品が並べて掲示されており、齋氏が作品の一つを指さししながらアドバイスをしている様子の写真

最後に講評会を実施しました。一人一人にコメントとアドバイスをいただきました。絵に生徒たちの個性が表れていました。

第3回

9月28日、第3回プレミア美術教室を実施しました。

物を持つ手がデッサンされた画用紙を齋氏が持って、生徒に話をしている様子の写真
齋氏が画用紙を持って生徒に説明をしており、多くの参加者の生徒が立って齋氏の話を注目して聞いている様子を写した写真

今回も「デッサンの流れ」として、1.構図、2.表情と質感です。齋氏は、参考作品をみせながら生徒達に説明をします。

本日のモチーフは、手と紙コップです。

左手で紙コップを握り、右手で画用紙にデッサンしている女子生徒を写した写真
人差し指と親指で紙コップの淵を握っている様子をデッサンしている生徒を写した写真

モチーフの位置が画用紙の中心になるようにします。手と紙コップの表情と質感をよく観察し、描いていきます。

女子生徒のデッサンしている絵を指さし齋氏が指導している様子を写した写真
女子生徒が描いたデッサンを齋氏が指導しており、女子生徒が真剣な表情で見ている様子を写した写真

齋氏の指導を受けながら、完成に向けて集中して描いていきます。

前方のホワイトボードに生徒の作品が並んでおり、生徒を前に齋氏が話をしている様子の写真
色々な方向から描かれた紙コップを持った手のデッサン4枚の生徒の作品が並んでいる様子の写真

最後に講評会を実施しました。一人一人にコメントとアドバイスをいただきました。表情と質感がよく描けている作品がたくさんありました。

第4回

11月16日、第4回プレミア美術教室を実施しました。

白版にリンゴの絵が描かれ、齋氏が教壇に立っている写真
生徒の机の上にリンゴが一つずつ置かれている様子を席の後ろからリンゴだけを写した写真

本日のモチーフは、りんごとアルミホイルです。

画像にリンゴの輪郭を鉛筆で丸く描いている生徒の手元を写した写真
自席で生徒の皆さんが集中してデッサンしている様子を前方より写した写真

今回も構図から入っていきます。実物大、もしくは少し大きいくらいの大きさで描いていきます。

白版にリンゴの絵が描かれ、齋氏が光と影について説明をしている様子の写真
机の上のアルミホイルの上に置かれたリンゴを鉛筆で画用紙にリンゴの絵をデッサンしている生徒を左斜め後ろから写した写真

次に明暗をつけていきます。どこから光があたっているか、どこが光っているか等、よく観察しながら描いていきます。

光と影の接地点(りんごとアルミホイルが接地しているところ等)を描くことで存在感がでてきます。

最後に表情、質感を描いていきます。絵の完成度に大きくかかわってくる非常に重要なポイントです。

齋氏が両手で包むようにリンゴを持ち話をしている様子の写真
参加した生徒の皆さんが齋氏の前に立っており、齋氏が生徒に話をしている様子の写真

最後に講評会を実施しました。笑顔がある穏やかな雰囲気の中、齋氏から一人一人にコメントをいただきました。回を重ねるごとにデッサン力が向上しています。

第5回

12月21日、第5回プレミア美術教室を実施しました。

齋氏の周りに生徒の皆さんが集まり、説明を聞いている様子の写真
黄色い折り紙の上に黄緑色の毛糸玉が置かれている写真

参考作品を見せながら、本日のデッサンについて説明していただきました。本日のモチーフは、毛糸玉と折り紙です。

机の上に黄色い折り紙、その上に黄緑色の毛糸玉が置かれ、生徒が画用紙に鉛筆で毛糸玉をデッサンしている様子の写真
画用紙に折り紙の上に置かれた毛糸玉のデッサンが描かれ、鉛筆で影の部分を作りだしている生徒の様子を写した写真

構図から描いていきます。構図が決まったら、光と影を捉えて明暗を描いていきます。

画用紙に折り紙の上の毛糸玉が描かれ、毛糸の質感を描き加えている生徒の様子を写した写真
生徒の席に齋氏が座り、画用紙に描きながら直接指導をしており、側で男子生徒が真剣に見ている様子の写真

よく観察し、表情や質感を描きながら、毛糸玉と折り紙それぞれの色に見えるよう描いていきます。

齋氏に直接指導を受けながら、完成に向けて描いていきます。

参加した生徒の皆さんが立って並んでいる様子の写真
笑顔で教壇に立つ齋氏の写真

最後に講評会を実施しました。今回は、生徒の感想発表、齋氏のコメントや助言をいただく時間を設けました。

生徒たちの感想

  • デッサンは初めてだったが、デッサンの楽しさや明暗の描き方等たくさんのことを知ることができた。これからも挑戦してみたい。
  • 1年間で少しは成長できたので、これを続けていきたい。
  • 絵を描くことがさらに好きになりました。
  • 絵を描き続けること、そして、新たな可能性に気づくことができた。参加してよかった。
  • プレミア美術教室に参加したことで、絵が上達したと感じた。これからもデッサンを続けたいと思った。 など

生徒一人一人の発表やデッサンについて、齋氏からコメントや助言をいただきました。

全5回の美術教室でしたが、生徒たちは集中してデッサンに取り組んでおり、回数を重ねるごとに上達していきました。これをきっかけにこれからも美術活動に励んでいってほしいです。

過年度の実績

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