
「福島市子どものえがお条例」
福島市子どものえがお条例では、福島市全体で子どもたちを大切にし、子育て世代を応援していくため市をはじめ地域住民や事業所など、地域社会のそれぞれの役割を定めています。皆さんの立場に応じて求められる役割を知り、そして考えていただき、子どもたちが「福島市に育ってよかった」と誇りを持ち、子どものえがおあふれるまちを、みんなで一緒につくっていきましょう!

条文
福島市子どものえがお条例(令和3年6月23日制定) (PDFファイル: 168.4KB)
制度概要
リーフレット
『子どものえがおがあふれるふくしまCity』 (PDFファイル: 1.8MB)
目的
子どもたちが「福島市に育ってよかった」と誇りを持ち、「子育てするなら福島市」と称されるよう、地域社会全体で子どもと子育てを応援し、子どものえがおあふれる社会を本市に実現すること。

子どものえがお 基本理念

- 一人の人間として尊重されること。
- 自己肯定感が育まれること。
- 社会で生活する能力を身に付けること。
- 個性や可能性を伸ばすことができること。
- 地域社会がそれぞれの役割を果たしていくこと
子どものえがお条例について教えてください
1 なぜ、子どものえがお条例を作ったの?
今後本市が、大震災の影響を乗り越え、持続的に発展していくには、「子育てするなら福島市」と称されるまちとなり、若い世代が集まり定着してもらうことが大切です。
令和2年度に策定した「子ども・子育て新ステージ2020」により、本市が子育て世代に選択していただくための特徴や魅力をつくる取り組みを開始しましたが、何よりも地域社会全体が子どもたちを大切にし、子育て世代を応援するという合意を形成していくことが重要です。
このため、地域社会全体で子どもと子育てを応援していくという市民意識の醸成を図るとともに、本市の実状に即した子どもと子育ての施策の基本的な方向性を規定し、子育て環境の整備に総合的、継続的、安定的に取り組み、子どものえがおあふれる社会を実現することを目的に「福島市子どものえがお条例」を制定しました。
2 子育ては、保護者の役割ではないの?
子育てについての最も大きな役割は、保護者にあります。
しかし、子どもは地域社会の一員です。子どもが心身ともに健やかに育つためには、保護者の愛情に加え、地域、学校等、事業者、市がそれぞれの役割を果たし、地域社会全体で子どもや子育て家庭を支援することが必要です。
3 私たちは、何をすればいいの?
子どもや子育て世代に関心を持ち、悩みを理解して、一人ひとりができることから行動することが大切です。
下記の内容はその中のごく一部ですが、参考としていただき、子どもたちをえがおにする取り組みに皆さんもご協力ください。

保護者
必要な習慣を身に付け健やかに成長できるよう深い愛情をもって子育てを行うこと
- 子どもと一緒に家の片づけを行う
- 子どもと一日の出来事について会話する。(子どもとの時間を多く作る)
- 子どもに、あいさつする姿を見せる。
地域の人
子どもと子育てに積極的に関わりをもつことや安全安心な地域づくりを行うこと
- 子どもたちの登下校時など会った時には、『おはよう・こんにちは』とあいさつする
- 犬の散歩を子どもの登下校の時間帯に行う(見守り)
- 行事やお祭りなど、体験や交流できる機会をつくる
事業者
子育てと両立できる職場環境の整備と地域の子どものための活動への協力を行うこと
- 従業員が仕事と子育てを両立できるよう、職場環境の整備に努める
- 子どもたちに見学や職場体験などの機会をつくる
保育園・幼稚園・学校など
主体的な学びや人間性・社会性を育むために必要な支援を行うこと
- 子どもたちの個性や能力を伸ばすことができる教育に取り組む
- 集団生活の中で、思いやりを育むための支援を行う
4 市は何をするの?
次の11の基本的な施策の方向性に基づき策定した「子ども子育て新ステージプラン」に総合的、継続的、安定的に取り組みます。
また、子どもの健やかな成長のために、保護者や地域の人、事業者、保育園・幼稚園・学校などが連携を図り、それぞれが役割を果たすことができるように調整します。
福島市で子育てする 5つのメリット
11の基本的な施策の方向性

- 子どもの成長に応じた切れ目のない支援
- 子ども及び保護者からの相談への対応
- 子どもの居場所の確保
- 子どもの社会参加等の促進
- 保護者の居場所の確保
- 子ども及び保護者の健康の増進等
- 教育・保育の質の向上
- 子どもへの虐待の予防等に関する取組
- 支援を必要とする子ども及び保護者への取組
- 生活環境の整備等の促進
- 多世代の交流の推進