大舘山一般廃棄物最終処分場が完成しました

皆さまのご理解とご協力により令和3年度に新しい最終処分場である「福島市大舘山一般廃棄物最終処分場」の整備が完了し、落成となりました。
本施設の建設にあたり、多大なるご理解とご協力を賜りました地権者をはじめ地域の皆さま、関係各位に心から御礼を申し上げます。

<事業経過>

  • 平成25~27年度:基本構想・建設計画地選定
  • 平成28~29年度:現地調査・環境影響調査・基本設計・実施設計
  • 平成30~令和3年度:県道改良工事・搬入道路工事・本体建設工事・浸出水処理施設建設工事・管理棟建設工事
  • 令和4年6月:供用開始

<諸元> 

大舘山一般廃棄物最終処分場の詳細
項目 内容
施設の種類 一般廃棄物最終処分場(オープン型)
所在地 福島市立子山字六角5-4外 地内

全体面積

約87,700平方メートル
埋立面積 約19,800平方メートル
埋立容量 約246,000立方メートル
埋立方式 サンドイッチ方式
計画埋立期間 令和4年度から令和18年度(15年間予定)
埋立対象物 一般廃棄物の焼却灰、破砕不燃物等
防災調整池容量 約2,700立方メートル
浸出水処理能力 70立方メートル/日
浸出水調整槽 約3,000立方メートル
処理設備内容

水処理:カルシウム除去+生物処理+凝集沈殿+砂ろ過+活性炭吸着+滅菌→(河川放流(阿武隈川))

汚泥処理:汚泥重力濃縮→機械脱水→埋立処分

大舘山一般廃棄物最終処分場全体配置図のイラスト

【福島市大舘山一般廃棄物最終処分場全景】

新最終処分場建設工事の進捗状況

事業の進捗状況についてお知らせします。

令和3年6月9日

令和3年5月末現在の本体建設工事の進捗率は、81.0%となっております。

中央のくぼんだ箇所に重機が入り奥の山側を埋め立てている様子の写真

埋立地全景(西側から東側を望む)

手前が埋め立てられ奥のくぼんだ所に重機が並んでいる東側から西側を写した写真

埋立地全景(東側から西側を望む)

中央に管理棟建設のために足場が造られている様子を写した写真

管理棟建設状況

令和3年3月1日

令和3年2月末現在の本体建設工事の進捗率は、69.4%となっています。

木々の間をコンクリートで固めた貯留堰堤工の写真

貯留堰堤工完成(FH120からFH165を望む)

中央に白いコンクリートで作られた防災調整池を写した写真

防災調整池完成(FH140からFH120を望む)

青空のした、中奥が埋立てられ窪んだ砂場の箇所に、クレーンや関係者の車が停車していいる施工時の写真

埋立地施工状況(西から東を望む)

南側長大法面をクレーンなどの重機が施工している写真

南側長大法面施工状況(FH165からFH230を望む)

令和2年5月22日

令和2年5月末現在の本体建設工事の進捗率は、27.2%となっています。

全体がまだ砂だらけの法面となっている様子を写した写真

防災調整池の堰堤が完成しました。

木々に囲まれた奥に完成した放流水路を正面から写した写真

令和元年11月22日

搬入道路が完成しました。

これから工事車両が数多く往来することから、下層路盤(砕石敷きの状態)で一旦竣工とし、新最終処分場の完成後に舗装工事を実施することとしています。

きれいに整備された砕石敷きの搬入道路を上から写した写真
きれいに整備された砕石敷きの搬入道路をアップで写した写真

令和元年9月6日

周辺の法面や本体部分の工事用道路を造成しています。

緑の山を崩した周辺の法面が表れている写真

防災調整池の堰堤を建設しています。

足場を組んで防災調整池の工事をしている写真

搬入道路の法面を施工しています。

法面がまだ舗装されていない状態の搬入道路を上から写した写真

令和元年6月4日

本体部分の工事用道路を造成しています。

デコボコとしたまだ完成していない道路を工事している途中の写真

搬入道路の法面を施工しています。

トラックで土を運び搬入道路を工事している様子を上から写した写真

平成31年2月18日

本体部分の森林伐採を進めています。

森林伐採して木が倒れている様子の写真

搬入道路を新設しています。

埋め立てられた中央に道路が完成しつつある様子を写した写真

平成30年11月27日 本体建設工事安全祈願祭

施工業者の主催により安全祈願祭が執り行われ、本格的な工事が開始しました。

盛砂の上から市長がくわを両手で持ち鍬入れが行われている祈願祭の様子の写真

(市長によるくわ入れ)

完成予想図のイラスト

(完成予想図)

新最終処分場実施設計

市では、平成27年2月に立子山地区の候補地を新最終処分場の建設適地として選定し、地域の皆さまのご理解とご協力のもと、平成28年1月に建設に対して同意をいただきました。

その後、「福島市一般廃棄物新最終処分場整備基本構想」をもとに各種調査を行い、「福島市一般廃棄物新最終処分場整備基本設計」を経て、平成30年3月に「福島市一般廃棄物新最終処分場実施設計」をまとめました。

今後も、一般廃棄物新最終処分場の基本方針に沿った施設整備を進めてまいります。

参考

一般廃棄物新最終処分場の基本方針

以下の方針を基に処分場の建設・運営を進めます。

  1. 安全・安心を最優先とした施設
  2. 自然環境・生活環境への配慮
  3. 地元との協働・共有、信頼関係
  4. 高度な維持管理・監視体制

新最終処分場の概要

新最終処分場の詳細
施設の種類 一般廃棄物管理型最終処分場
建設地 立子山地区
埋立方式 オープン型処分場
埋立地面積 約19,800平方メートル
埋立容量 約246,000立方メートル
埋立期間 約15年

事業スケジュール

  • 平成28~29年度 現地調査(測量、地質等)、環境影響調査、基本設計、実施設計等
  • 平成30~33年度 本体建設工事、搬入道路工事等
  • 平成33年度 供用開始

環境影響調査書の縦覧・意見募集(終了しました。)

福島市では、家庭ごみなどの一般廃棄物の焼却灰等を埋め立て処分する新たな最終処分場の整備を進めています。

廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和45年法律第137号)第9条の3第2項に基づき実施した、建設地周辺地域の環境影響調査の結果がまとまりましたので、福島市廃棄物の処理及び清掃に関する条例(昭和47年条例第24号)の規定により、報告書を縦覧するとともに生活環境の保全上の見地からの意見を募集いたしました。

環境影響調査とは

施設が周辺の生活環境にどのような影響を及ぼすかについて、周辺地域の生活環境の現況を調査した上で施設整備による影響を予測し、その結果を分析評価することにより、適切な生活環境保全対策などを検討するための調査です。

縦覧内容

福島市一般廃棄物新最終処分場整備に係る環境影響調査書

縦覧場所

福島市環境部清掃管理課

福島市役所立子山支所

縦覧期間(縦覧は終了しました。)

平成29年7月11日(火曜日)から平成29年8月10日(木曜日)まで

(土曜日、日曜日、祝日を除く、午前8時30分から午後5時まで)

意見書募集(募集は終了しました。)

施設の設置に関して利害関係のある方は、生活環境の保全上の見地からの意見を提出することができます。

意見書の提出はありませんでした。

意見書の提出先

福島市環境部清掃管理課

福島市役所立子山支所

意見書の提出期間

平成29年7月11日(火曜日)から平成29年8月24日(木曜日)まで

(土曜日、日曜日、祝日を除く、午前8時30分から午後5時まで)

意見書を提出できる方

福島市内に在住している方

福島市内に事務所又は事業所がある法人

福島市一般廃棄物新最終処分場整備専門家会議

福島市一般廃棄物新最終処分場整備専門家会議の設置について

新たな処分場の建設に係る候補地の選定については、自然災害等の影響や自然環境の保全、さらに生活環境への影響に配慮しながら、安全・安心を最優先に進めるべく、専門家による指導、助言を得るため、学識経験者・廃棄物処理施設の専門家及び行政職員による検討組織を設置し、候補地の絞り込みを行いながら適地を選定いたしました。

今後は、様々な検討を重ねながら適地として選定されました地元の皆様にご理解とご協力をいただけるよう協議を進めて参ります。

福島市一般廃棄物新最終処分場整備専門家会議委員(平成27年4月1日現在)

一般廃棄物新最終処分場整備専門家会議委員の一覧

(順不同・敬称略)

氏名 所属 役職 専門分野
樋口 良之 福島大学共生システム理工学類
産業システム工学専攻
教授 廃棄物及び資源の運搬管理
川越 清樹 福島大学共生システム理工学類
環境システムマネジメント専攻
准教授 地質・地下水
梅村 順 日本大学工学部
土木工学科
専任講師 地盤工学
荒井 喜久雄 公益社団法人
全国都市清掃会議
技術部長 廃棄物処理施設
菊池 稔 福島市 農政部長 農政
鈴木 信良 福島市 建設部長 土木・建築
佐藤 祐一 福島市 都市政策部長 都市計画
鈴木 隆 福島市 環境部長 環境

第6回福島市一般廃棄物新最終処分場整備専門家会議(平成27年8月28日開催)

会議内容

報告事項

協議事項

新最終処分場整備基本構想について(資料2-1、資料2-2)

資料2-1、資料2-2については、基本構想(案)になりますが、本会議によるご意見、ご質問等を踏まえ修正いたしますので、掲載を控えさせていただきます。ご理解願います。

第5回福島市一般廃棄物新最終処分場整備専門家会議(平成27年2月12日開催)

会議内容

最終候補地につきましては、まだ意思形成過程の段階であり、地区名の公表は差し控えさせていただきますので、ご理解願います。

報告事項1

協議事項1

総合評価について
  1. 現地踏査による評価、現地調査による評価、総合評価(資料2-1)
    各委員の評価結果につきましては、資料3に掲載しております。
  2. 総合評価・適地選定方法について(資料2-2)
  3. 地元説明会開催状況について(資料2-3)
  4. 地元説明会の結果について(資料2-4)
  5. 現地踏査による評価について(資料2-5)
  6. 総合評価候補地比較表(資料2-6)
  7. 地質調査結果の概要(資料2-7)

資料2-4、2-5、2-6、2-7については、各候補地の評価資料のため候補地が特定される内容となっており、掲載を控えさせていただきますので、ご理解願います。

協議事項2

総合評価判定理由につきましては、候補地が特定される内容となっており、掲載を控えさせていただきます。

協議事項3

第4回福島市一般廃棄物新最終処分場整備専門家会議(平成26年7月30日開催)

会議内容

二次選定候補地につきましては、まだ意思形成過程の段階であり、地区名の公表は差し控えさせていただきますので、ご理解願います。

報告事項1

経過報告について

協議事項1

二次評価・選定方法について

協議事項2

二次評価について

(資料3)

資料3につきましては、各委員の評価資料で候補地が特定される内容となっておりますので、掲載を控えさせていただきます。

協議事項3

二次選定について

協議事項4

第5回専門家会議について

協議事項5

埋立容量について

福島市一般廃棄物新最終処分場整備専門家会議の書面協議結果(平成26年5月20日実施)

書面により協議した結果について、お知らせいたします。

協議内容

福島市一般廃棄物新最終処分場整備専門家会議では、新最終処分場の整備に向けて協議していただいております。候補地選定については、一次評価により7か所を選定しました。

次の二次評価の候補地の絞り込みでは、当初、7か所の候補地の現地調査と併せて、地元代表の皆様への説明を予定していましたが、一次選定した7か所は、図上による評価で選定しております。そのため、今後の現地調査等を踏まえ候補地の情報を把握し、二次評価で処分場の立地が可能かどうか判断した段階の後に地元の皆様への説明を行い、意見の集約を図っていきたいと考えております。

以上のことから、地元の皆様への説明会の開催は、適地1か所を選定する総合評価の際に行なう旨の選定フローの見直しについて協議いたしました。

協議結果

全委員に対し、書面による協議を実施した結果、原案のとおり承認されました。

第3回福島市一般廃棄物新最終処分場整備専門家会議(平成26年3月28日開催)

会議内容

一次選定候補地につきましては、まだ意思形成過程の段階であり、地区名の公表は差し控えさせていただきますので、ご理解願います。

報告事項

経過報告について

協議事項1

一次評価について

  • (資料2-1)
  • (資料2-2)

資料2-1の一部及び資料2-2につきましては、候補地が特定される内容となっておりますので、掲載を控えさせていただきます。

協議事項2

一次選定について

協議事項3

第4回専門家会議(二次評価)について

第2回福島市一般廃棄物新最終処分場整備専門家会議(平成26年2月20日開催)

会議内容

報告事項

協議事項1

協議事項2

協議事項3

第1回福島市一般廃棄物新最終処分場整備専門家会議(平成25年10月1日開催)

会議内容

委員長及び副委員長の選出について

  • 委員長 樋口良之(福島大学共生システム理工学類教授)
  • 副委員長 梅村 順(日本大学工学部専任講師)

報告事項

協議事項1

協議事項2

候補地選定基準について

協議事項3

新最終処分場建設の必要性について

本市では、市民の皆様のご協力をいただきながらごみの分別とリサイクルを推進し、ごみの減量化を進めてきましたが、東日本大震災以降ごみの排出量が増加しており、平成24年度の家庭ごみの量は、震災前の平成22年度と比較すると約14%の増加、さらに震災前と平成26年度を比較すると約23%の増加となっており、現在も増加の傾向が続いております。

平成7年から松川町にある「金沢第二埋立処分場」に焼却灰等を埋め立て処分しており、供用開始から約21年が経過していますが、この間、ごみの減量化に取り組み、処分場の延命化を図ってきました。

しかしながら、ごみの増加や東京電力福島第一原子力発電所の事故により指定廃棄物のフレキシブルコンテナによる焼却灰の仮置きに伴い、処分場に埋め立てできる容量が当初の予定より著しく減少しており大変逼迫している状況となっております。

埋立処分場は、市民生活には欠かせない施設であり、安定的なごみ処理を推進するため、新たな処分場の建設が緊急の課題になっています。

全体の表面が土のままで中央が半円のくぼみになっている処分場の写真

金沢第二埋立処分場の状況(平成27年4月9日撮影)

この記事に関するお問い合わせ先

環境部 環境施設マネジメント室 環境施設整備課 計画係
福島市五老内町3番1号
電話番号:024-515-6013
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