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更新日:2023年3月17日

田んぼダムについて

田んぼダムの概要

田んぼダムとは、水田が持つ「貯留機能」を活用し、大雨時に一時的に水を貯め、緩やかに排水することで、排水路や河川の急激な水位上昇を抑制し、河川流域における農地や市街地の洪水被害の軽減を図る取組みの事です。

田んぼダムの概要図

田んぼダムの仕組み

落水桝で排水を行っている場合、通常の排水口径150mmに対して、口径を50mm程度に縮小した調整板を落水桝内に設置することで、水田からの排水量を抑制します。水田の水管理は落水桝前面の堰板で行います。

排水

その他の仕組み

田んぼダムは、水田の排水方法に応じて様々な方法で取組むことができます。詳しくは、以下の添付ファイルをご覧ください。

田んぼダムの取組み方法(PDF:205KB)

令和4年度田んぼダム機能検証事業

福島市では、大雨時に田んぼダムが排水路への雨水流出を抑制する効果を検証し、今後の取組み拡大を図るため、令和4年度より田んぼダムの機能検証を実施しています。実施区域については、以下の添付ファイルをご覧ください。

令和4年度田んぼダム機能検証事業実施区域(PDF:284KB)

軽量落水桝を設置しました

福島市では田んぼダムの取組みに立板式の「軽量落水桝」を採用し、田んぼダム機能検証事業実施区域の水田に設置しました。

設置写真

水位計を設置しました

田んぼダム機能検証事業実施区域において、排水路に水位計を設置しました。今後、水位計の値から降雨時の流量の差を解析し、田んぼダムの効果を検証していきます。

水位計状況

機能検証結果

排水路に設置した水位計データの解析により、田んぼダムの機能を検証しました。検証結果は以下の添付ファイルをご覧ください。また、引続き排水路の水位計測を行い、データを集積していきます。

令和4年度田んぼダム機能検証事業_検証結果(PDF:406KB)

多面的機能支払交付金の活用

田んぼダムは多面的機能支払交付金※1において、地域の防災活動の一環として取組むことができます。また、取組対象面積等の条件を満たすと、交付金の加算措置を受けることができます。

  • 取組事例…畦畔の補強、田んぼダム用装置の設置、田んぼダムの維持管理、広報活動等
  • 加算条件…資源向上支払(共同)交付金の対象農用地のうち、水田面積全体の5割以上で田んぼダムに取組む。
  • 加算対象…資源向上支払(共同)交付金の対象農用地のうち、水田面積全体
  • 加算単価田10aあたり最大400円※2

※1 多面的機能支払交付金については、多面的機能支払交付金の概要(サイト内リンク)をご覧ください。
※2 資源向上支払(共同)交付金に5年以上取組んでいる組織の場合、加算単価は田10aあたり300円となります。

外部リンク

  • 田んぼダムを実施した場合のシュミレーション結果や田んぼダムの取組みに関する農業者向けマニュアルは福島県ホームページからご覧いただけます。
  • 田んぼダムを含む流域治水への取組みについては、農林水産省ホームページからご覧いただけます。

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このページに関するお問い合わせ先

農政部 農林整備課 農業施設係

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3728

ファクス:024-533-2725

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