ホーム > しごと・産業 > 農林業 > 田んぼダムについて

ここから本文です。

更新日:2023年8月3日

田んぼダムについて

田んぼダムの概要

田んぼダムとは、水田が持つ「貯留機能」を活用し、大雨時に一時的に水を貯め、緩やかに排水することで、排水路や河川の急激な水位上昇を抑制し、河川流域における農地や市街地の洪水被害の軽減を図る取組みの事です。

田んぼダムの概要図

田んぼダムの仕組み

落水桝で排水を行っている場合、通常の排水口径150mmに対して、口径を50mm程度に縮小した調整板を落水桝内に設置することで、水田からの排水量を抑制します。水田の水管理は落水桝前面の堰板で行います。

排水

その他の仕組み

田んぼダムは、水田の排水方法に応じて様々な方法で取組むことができます。詳しくは、以下の添付ファイルをご覧ください。

田んぼダムの取組み方法(PDF:205KB)

令和4年度田んぼダム機能検証事業

福島市では、大雨時に田んぼダムが排水路への雨水流出を抑制する効果を検証し、今後の取組み拡大を図るため、令和4年度に「田んぼダム機能検証事業」を実施しました。実施区域や検証結果については以下の添付ファイルをご覧ください。

令和4年度田んぼダム機能検証事業(PDF:628KB)

令和5年度田んぼダム事業

「令和4年度田んぼダム機能検証事業」において、田んぼダムの有効性が確認されたため、浸水被害軽減対策として区域を拡大し、令和5年度より本格的な取組みを開始します。また、昨年度に引き続き排水路の水位計測による機能検証を行い、データを集積してまいります。事業実施区域は、以下の添付ファイルをご覧ください。

令和5年度田んぼダム事業実施位置図(PDF:358KB)

田んぼダム用排水桝を設置しました

福島市では、令和4年に引き続き立板式の「軽量落水桝」を田んぼダムの取組みに採用しています。

田んぼダム設置状況

多面的機能支払交付金の活用

田んぼダムは多面的機能支払交付金※1において、地域の防災活動の一環として取組むことができます。また、取組対象面積等の条件を満たすと、交付金の加算措置を受けることができます。

  • 取組事例…畦畔の補強、田んぼダム用装置の設置、田んぼダムの維持管理、広報活動等
  • 加算条件…資源向上支払(共同)交付金の対象農用地のうち、水田面積全体の5割以上で田んぼダムに取組む。
  • 加算対象…資源向上支払(共同)交付金の対象農用地のうち、水田面積全体
  • 加算単価田10aあたり最大400円※2

※1 多面的機能支払交付金については、多面的機能支払交付金の概要(サイト内リンク)をご覧ください。
※2 資源向上支払(共同)交付金に5年以上取組んでいる組織の場合、加算単価は田10aあたり300円となります。

外部リンク

  • 田んぼダムを実施した場合のシュミレーション結果や田んぼダムの取組みに関する農業者向けマニュアルは福島県ホームページからご覧いただけます。
  • 田んぼダムを含む流域治水への取組みについては、農林水産省ホームページからご覧いただけます。

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

このページに関するお問い合わせ先

農政部 農林整備課 農業施設係

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3728

ファクス:024-533-2725

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?