航空宇宙関連産業は高付加価値を生み出すため、多くの企業や研究機関が連携し、新しいアイデアや技術開発が促進されることで、新たなビジネスチャンスが生まれます。
また、関連部品の製造や整備では高度な専門知識と技術を要するため、裾野が広がることで、多様な人材が育成され、労働力不足への対応や地域経済の活性化につながります。
令和8年9月 「宙へ挑め。福島ロケットチャレンジ2026」が開催
令和8年9月26日(土曜日)・27日(日曜日)の2日間、ふくしまスカイパークにおいて、県内の中高生等がモデルロケットの製作・打ち上げ技術を競う「福島ロケットチャレンジ2026」が開催されました。
本大会は、全国大会「宇宙甲子園」ロケット部門の福島県予選会として行われ、4回目となる今年は、昨年(6チーム26名)の倍以上となる過去最多の13チーム55名が出場し、初めて2日間の日程で実施されました。
見事優勝を果たした福島工業高等学校「NOSU」は、令和9年2月に南相馬市で開催される全国大会への出場権を獲得しました。福島から全国へ、そして世界へ大きく羽ばたいていただくことを期待しています!
日 時:令和8年9月26日(土曜日)・27日(日曜日)
場 所:ふくしまスカイパーク(福島市大笹生字苧畑169)
参加者数:13チーム55名(A部門11チーム45名、B部門2チーム10名)
主 催:福島ロケットチャレンジ2026実行委員会

県内全域から過去最多の13チームが集結
学生や高校生、テクノアカデミーの学生、定時制の生徒まで、13歳から20歳の8学年が、浜通り・中通り・会津の県内全域から集まりました。福島市内の高校からも4チームが出場し、地元のふくしまスカイパークを舞台に挑戦しました。
出場チームは、市販キットの改造ではなく、自分たちで設計・加工したオリジナルのロケットをこの日のために製作し、大会に向けて実験と改良を重ね機体を完成させました。
本番では風を読み、ロケットの発射台の角度調整など打ち上げるタイミングをチームで話し合いながら、協力してロケットを打ち上げました。主なルールは次のとおりです。
• 機 体:全長30cm以上、重量150g以下
• 推進装置:B6-4型固体ロケットエンジン1基を使用
• 搭 載 物:生のうずらの卵(約10g)と高度計。パラシュートで安全に回収
• 目 標:高度250フィート(約76m)、滞空時間16秒から18秒
打ち上げは1日目・2日目に各1回、計2回行われ、1日目の結果をもとに機体を調整して翌日に再挑戦する形式で、「飛ばして終わり」ではない改善のサイクルが大会の中に組み込まれています。飛行性能に加え、卵が無傷で回収されること、設計の根拠を自らの言葉で説明するプレゼンテーション能力も評価の対象となります。

県内の最新の宇宙事業について特別講話も実施
1日目の午後には、2名の講師による特別講話が行われ、参加した生徒たちは宇宙開発の最前線に耳を傾けました。
• 出村 裕英 氏(会津大学)「福島から宇宙へ 小惑星探査機はやぶさ 月火星箱庭プログラム」
• 和田 豊 氏(AstroX株式会社)「今日打ち上げたロケットのその先へ 気球×ロケットで宇宙をめざすAstroXの挑戦」


今後に向けて
本市は、ふくしまスカイパークを航空宇宙関連のチャレンジフィールドとして活用し、航空宇宙関連産業の推進と人材育成に取り組んでいます。今回の大会は、次代を担う若い世代が宇宙・ロケットに触れ、挑戦する大変有意義な機会となりました。今後も、県や関係機関等と連携しながら、スカイパークを拠点とした航空宇宙の取組を進めていきます。

令和8年9月「エアロスペース人材育成事業 第1回在職者向けセミナー」を開催しました
福島県内の製造業等の事業者を対象に、航空宇宙関連産業の最新動向や求められる技術・人材像を学び、自社技術の活用可能性や新分野への参入機会について理解を深めていただくため、福島県と共催で在職者向けセミナーを開催しました。
日 時: 令和8年9月25日(金曜日) セミナー 午後5時10分~午後7時30分/交流会 午後7時45分~午後9時
場 所: EV GARDEN ふくしま(福島市北町2-32)
テ ー マ: 航空宇宙産業への参入・新分野展開を考える
参加者数: 36名(県内製造業の事業者の皆さま等)
主 催: 福島市・福島県


講演1「宇宙スキル標準について」
講師:平田 悠樹 氏
内閣府宇宙スキル標準事務局(オンライン登壇)
宇宙分野で求められる知識・技能を体系化した「宇宙スキル標準」についてご説明 いただきました。
講演2 県内企業による航空宇宙関連事業の取組紹介
すでに航空宇宙関連分野で事業を展開している県内企業2社から、参入の経緯や取組についてご紹介いただきました。
事例1「航空宇宙産業参入について」
講師:吉田 武 氏
株式会社タマテック 取締役副社長
航空・宇宙用部品をはじめ、防衛、半導体、医療機器など幅広い分野の精密部品加工を手掛ける同社の、航空宇宙産業への参入の経緯や取組についてお話いただきました。
事例2「新領域のスタートアップと連携する地域企業の航空宇宙産業参入アプローチ」
講師:高山 慎也 氏
株式会社アリーナ 代表取締役社長
高密度実装技術(SMT)をコア技術に高精度電子部品を製造する同社の、スタートアップ企業と連携した航空宇宙産業への参入アプローチや、南相馬航空宇宙産業研究会の取り組みについてご紹介いただきました。
講演3 自治体の取組紹介
最後に南相馬市、福島市、福島県の各担当者から、それぞれの航空宇宙関連産業に関する取組を紹介し、県内の航空宇宙産業の関心の高まりと今後の可能性について理解を深めました。また、セミナー終了後には交流会を開催し、参加者、講師、行政関係者が情報交換を行い、交流を深めました。

令和8年5月 ハイブリットロケットエンジン燃焼実験のレビュー会を開催
令和8年5月2日に実施した東北大ロケット製作・打上げサークルFROM THE EARTHによるロケットエンジン燃焼実験のレビュー会が行われ、実験の動画や取得したデータをもとに成功報告がありました。
また、地場企業が製作したロケット部品の加工精度や技術的課題なども共有され、次回に向けて提案や改善案を出し合いました。
今後に向けて、より連携を深める機会となりました。
日 時:令和8年5月27日(水曜日) 午後6時~午後8時
場 所:東北大学 青葉山コモンズ
参加者:FROM THE EARTH、ふくしま創星塾(航空宇宙関連産業に興味を持つ地場企業等が立ち上げた民間団体)、福島市
燃焼実験の結果を画像やデータから検証

燃焼実験の結果を画像やデータから検証し、課題や改善案などを話し合いました。
また、ふくしまスカイパークで実験を行う場合の安全管理に関する意見や資金調達に関するユニークなアイデアなども出され、次のステップへ向けて検討が進みました。
令和8年5月 スカイパークで東北大生設計のハイブリットロケットエンジンの燃焼実験を実施
令和8年5月2日に、スカイパークで東北大ロケット製作・打上げサークルFROM THE EARTHによるロケットエンジンの燃焼実験を行いました。スカイパークを航空宇宙関連の実証実験として活用する本市初の取組で、大学生が設計したロケットエンジンに、航空宇宙関連産業に興味関心のある本市地場企業が部品加工や技術的なアドバイスで協力し、当日の実験にも立ち会うなど、本市地場企業のイノベーションを促進する契機としても大きな成果となりました。

福島市の地場企業が部品加工や技術的なアドバイスで協力

今回の実験を行うにあたって、大学生のロケットエンジンに部品加工や技術的なアドバイスなどで協力したのは「ふくしま創星塾」の皆さんです。「ふくしま創星塾」は、本市の航空宇宙関連産業推進事業スカイスペースプロジェクトの取組をきっかけに、航空宇宙関連産業に興味を持った地場企業等が主体的に立ち上げた民間の団体で、当日も実験に立ち会い大学生との交流を深めました。
燃焼実験は成功!馬場市長も燃焼実験を視察

2回行われた燃焼実験はどちらも点火まで無事行われ成功となりました。1回目の燃焼実験の際には馬場市長も大学生を激励に訪れ、実験を見守りました。
令和8年4月 室屋選手と馬場市長が「スカイトーク」を実施!航空宇宙の産業の将来像について意見交換会を行いました

ふくしまスカイパーク(パスファインダー社)の視察

県のリアルスカイプロジェクト事業で昨年福島県立テクノアカデミー浜の学生が製作に携わった軽量飛行機(LSA)や、室屋選手が普段から練習などでも搭乗する小型飛行機などを見学し、飛行機の仕組みや施設の概要について室屋選手と県の担当者から説明を受けました。
市内視察フライト体験

室屋選手が操縦する小型飛行機に同乗し約15分間、市内のフライトを体験しました。福島市内を上空から観察することで改めてまちの魅力や地域資源を確認しました。
室屋選手×馬場市長「スカイトーク」

室屋選手「航空宇宙は、ハードルが高いと考えてしまいがちだが、地域貢献や産業振興を通して身近に感じてもらいたい」
馬場市長「スカイパークが航空宇宙の聖地となるよう、市も情報発信しながら一緒に盛り上げていければ」
とそれぞれから展望を語っていただき、本市の航空宇宙の将来像を共有しました。
令和7年9月 キックオフイベント「福島からはじまる宇宙への挑戦!」を開催しました
民間主導の小型衛星・小型ロケット分野に焦点を当て、市内企業の参画や関連企業の誘致による産業集積に加え、宇宙スキル標準習得を目指した人材育成を促進するため、福島市航空宇宙関連産業推進事業のキックオフイベントを株式会社パスファインダーとの連携協定事業として開催しました。
日 時:令和7年9月25日(木曜日) 午後6時30分~午後8時30分
場 所:福島市市民センター
参加者数:約60名(製造業、IT関連企業、宇宙関連産業に興味のある企業、個人の皆さま)
主 催:福島市

プレゼン1「福島市スカイスペースプロジェクト(航空宇宙関連産業推進事業)」
福島市長 木幡 浩

現在の宇宙関連産業に関する国や各地域の状況、本市が宇宙関連産業の推進に取組む意義や、取組み内容(人材育成や産業振興など)についてご紹介しました。
プレゼン2「ワクワクする社会・未来へのアクション VISION 2030」
株式会社パスファインダー 代表取締役 室屋 義秀 氏

室屋氏が代表を務める株式会社パスファインダーの宇宙人材育成と産業振興への取組(先進的チャレンジプロジェクト、次世代航空産業、リーダー育成)について、お話いただきました。
説明資料 株式会社パスファインダー (PDFファイル: 1.6MB)
市長と室屋氏のクロストーク

市 長 "スカイスペースプロジェクトの初めの一歩をスタートすることができた。
みなさんと一緒に取組を進めていきたい。"
室屋氏 "大人たちがワクワクすることが大切。ワクワクする楽しみ、 ワクワクする
未来をつくっていきましょう "
連携事業紹介
1.福島県…航空宇宙関連人材育成
2.南相馬市…宇宙産業への取組と福島市との広域連携の意義
令和7年7月「宇宙関連産業セミナー」を開催しました
福島市内の企業を中心に、宇宙産業への参入や既存技術の高度化、新分野への展開を目指す方々にとって、実践的なヒントと気づきを得てもらうために開催しました。
日 時 :令和7年7月25日(金曜日)18時30分~20時00分
場 所 :クリエイティブビジネスサロン
(福島市三河南町1番20号 コラッセふくしま2階)
テ ー マ :~ 宇宙ものづくりスキルの最前線と、福島からの挑戦 ~
参加者数:26名
主 催 :福島県、福島市

講演1「宇宙機製造に求められる技能と産業発展の可能性」
講師:山口耕司 氏
次世代宇宙システム技術研究組合(NeSTAR)代表理事(神奈川県)、
オービタルエンジニアリング取締役社長(神奈川県)

製造現場で求められる技術や品質要求の実態を紹介しながら、県内企業の参入可能性
と今後の産業展望についてお話いただきました。
講演2「宇宙機部品製造の実例紹介」
講師:藤井尉仁 氏
イジン合同会社スペシャルアドバイザー(三重県)

異業種からの転用事例として、自動車部品製造のノウハウを活かした宇宙部品開発の
リアルを具体的に紹介いただきました。
講演3「内閣府が進める宇宙スキル標準作成について」
講師:平田悠樹 氏
内閣府宇宙スキル標準事務局

内閣府主導の宇宙スキル標準策定の背景、構造、活用方法について分かりやすく解説
いただきました。
事業PR
1.福島県…エアロスペース人材育成事業(PDFファイル:610.6KB)
2.福島市…航空宇宙関連産業推進事業 ~スカイスペースプロジェクト~
キックオフイベント(PDFファイル:595.4KB) 開催決定!
日時:令和7年9月25日(木曜日) 18時30分から
場所:福島市市民センター
3.南相馬市…宇宙関連産業振興に向けた取り組み(PDFファイル:1.7MB)
福島県、福島市、南相馬市が連携して、県内の宇宙関連産業の振興をけん引します。