東北初!磐梯朝日国立公園(土湯温泉・高湯温泉)のゼロカーボンパーク登録について

環境省では、国立公園において先行して脱炭素化に取り組むエリアを「ゼロカーボンパーク」として推進しており、国立公園の利用拠点である土湯温泉・高湯温泉におけるサステナブルな観光地づくりの取組を広くPRするとともに今後の取組の促進を図ります。

1.「土湯温泉」、「高湯温泉」と磐梯朝日国立公園
2.ゼロカーボンパークに向けた「土湯温泉」、「高湯温泉」での取組
3.環境省における対応

ゼロカーボンパークとは?

ゼロカーボンパークに向けた「土湯温泉」、「高湯温泉」での取組内容

(1)再生可能エネルギー、省エネルギー設備の導入

  • 温泉熱を利用したバイナリー発電施設、砂防堰堤を利用した小水力発電施設を整備
  • 各種補助金を活用した温泉旅館への省エネ機器の導入など

(2)温泉熱の再利用

  • バイナリー発電の冷却水と温泉熱を再利用して養殖した「つちゆ湯愛(ゆめ)エビ」の釣り体験実施
  • 高湯温泉旅館の廃湯を利用した「無散水消雪道路」の整備など

(3)移動によるCO2排出削減

  • MaaSの活用や再生可能エネルギーを活用した充電スタンドの設置
  • 「クリーン・モビリティー」を運行させることでパーク&ライドの実証実験を計画(土湯・高湯温泉郷国民保養温泉地計画書)など

(4)サステナブルな観光地づくりの推進

  • 旅館のプラスチック製品アメニティの竹製品へ切り替え、有料化実施によるワンウェイプラスチックの削減
  • 観光客へのマイバック、マイボトル利用の推奨によるプラスチックゴミの削減など

(5)温泉地の魅力を高める体験学習

  • 自然体験の場として春から秋には「女沼」にてSUP・カヤック体験、冬は「土湯峠地区」にて雪山体験を実施
  • 自然湧出、自然流下によるサステナブルな温泉利用、源泉の仕組み、効能を学ぶ体験学習ツアーを開催など

(6)「新・湯治」の推進

「土湯温泉」、「高湯温泉」ともに観光協会が「チーム新・湯治」へ参加し、連携を図りながら、温泉の保護、保養温泉地としての機能の充実、温泉の健康増進に資する利用の推進、自然景観や環境の維持保全の取組を実施など

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

環境部 環境政策課
福島市五老内町3番1号
電話番号:024-525-3742
ファックス:024-563-7290
お問い合わせフォーム