(注意)現在、禁煙外来で使用される内服薬のバレニクリン(チャンピックス)は、当面新規出荷が行われない状況にあります。
あなたの禁煙をサポートします!
たばこがなかなかやめられないのは、あなたの意志が弱いからではありません。たばこの中の「ニコチン」に依存作用があるからです。
禁煙するための方法とたばこに関する情報をご紹介します。
医療機関で禁煙治療が受けられます
医療機関で禁煙治療を受けた人の方が、一人で禁煙にチャレンジした人よりも3~4倍成功率が高いと言われています。
福島市内の禁煙治療が可能な医療機関一覧は、下記をクリックしてご覧ください。
禁煙治療の内容については、各医療機関へお問い合わせください。

禁煙治療ができる!医療機関一覧 (PDFファイル: 368.9KB)
一定の条件(「保険適応の目安」の1~4すべて)を満たす場合、保険診療が適応になります。
2020年度からは加熱式たばこ使用者も健康保険による禁煙治療の対象として認められています。
保険適応の目安
- 今すぐ禁煙しようと考えている。
- 禁煙治療に同意できる。
- 35歳以上の場合、ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が、200以上。
(注意)2016年度より、34歳以下についてはブリンクマン指数の条件は必要なくなりました。 - ニコチン依存症スクリーニングテストが5点以上である。
ニコチン依存症スクリーニングテストは、下記リンクからどうぞ。
禁煙補助薬があります
禁煙補助薬には2種類あり、医師が処方するものと、薬局で買うことのできる一般用医薬品があります。
ニコチンガム |
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ニコチンパッチ (貼り薬) |
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(注意)現在、禁煙外来で使用されるバレニクリン(チャンピックス)は当面新規出荷が行われない状況にあります。
禁煙のメリット
禁煙によって様々な健康改善効果が得られます。禁煙に遅すぎることはありません。今がチャンスです。
- 目覚めがさわやかになる
- 顔色や胃の調子が良くなる
- 咳やたん、喘息などの呼吸器症状改善
- 虚血性心疾患や脳梗塞のリスクが低くなる
- 肺がんリスクが低くなる
- 禁煙年数10~15年で、様々な病気にかかるリスクが非喫煙者と同じくらいのレベルに近づく
- 1年で約22万円のお金と25日分の時間を手に入れることができる(1箱600円、1本あたり5分で吸うと仮定)
お金 |
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時間 |
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たばこによる様々な「リスク」
喫煙している人へのリスク
たばこの煙の中には、ニコチンなど、約5,300種類の物質が含まれており、そのうち約70種類は”発がん性物質”であるといわれています。これらを吸い込むことで、身体に様々な悪影響を引き起こします。
国内では、年間約13万人がたばこが原因で亡くなっていると報告されています。
煙に含まれる物質
ニコチン |
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タール |
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一酸化炭素 |
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たばこによる健康障害
- 心筋梗塞、脳卒中、がん、糖尿病の危険性が高まる。
- 血液の流れが悪くなる、動脈硬化が起こりやすくなる。
- せき、痰、息切れといった呼吸器の障害が起こりやすくなる。
- 免疫力が低下する。
- 歯の着色、口臭、歯周病にかかりやすくなる。
周りの人へのリスク
たばこの煙は周りにいる人にも大きな影響を与えます。たばこの有害物質は、たばこを吸う人が吸い込む煙(主流煙)よりも、たばこから立ちのぼる煙(副流煙)の方に多く含まれています。
たばこを吸わない人が、知らず知らずのうちにたばこの煙を吸っていることを、”受動喫煙”といいます。
受動喫煙が原因で亡くなる人は、国内で年間約1万5千人と報告されています。
市では、「福島市受動喫煙防止条例」や「福島市受動喫煙防止対策ガイドライン」を策定し、受動喫煙のないまちづくりをすすめています。
福島市受動喫煙防止対策ガイドライン (PDFファイル: 6.3MB)
関係機関へのリンク
福島県ホームページ「県北禁煙外来情報」より
厚生労働省「医療情報ネット(ナビィ)」より
厚生労働省ホームページより
日本禁煙学会ホームページより