今週のトピック
新型コロナウイルス感染症に注意しましょう
- 9月1日から9月7日までの1週間における福島市の定点当たり報告数は6.29で、前週と比較し減少しましたが、全国的に高い水準が続いています。
- 体調管理に留意し、手洗いや咳エチケット、定期的な換気を行うなど、基本的な感染対策を継続しましょう。
- 暑い日にエアコンを使用する際は、外気温の低い朝や夕方以降にこまめな換気を行いましょう。

基本的な感染対策を継続しましょう (PDFファイル: 350.0KB)
RSウイルス感染症の報告数が増加傾向です
- RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染による急性の呼吸器感染症で、生後6か月以内に感染すると重症化しやすいので、注意が必要です。
- 飛沫感染や接触感染が感染経路となるため、手洗いやマスク着用、定期的な換気等、基本的な感染対策が有効です。
- 日常的に触れるおもちゃ、手すり等はこまめにアルコールや塩素系の消毒剤で消毒しましょう。
福島市保健所感染症だより令和7年9月号(結核・呼吸器感染症予防週間)
伝染性紅斑の流行が継続しています
- 伝染性紅斑の福島市の定点当たり報告数は前週と比較し減少しましたが、福島県内では警報中であり、注意が必要です。
- 飛沫感染や接触感染が感染経路となるため、手洗いやマスク着用、定期的な換気等、基本的な感染対策が有効です。
- 過去に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫や流産になる場合があるため注意が必要です。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について
- 今年、マダニが媒介する感染症の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の報告が増えています。抗ウイルス薬はあるものの、国内での致死率は27%程度で、マダニに刺されないことが重要です。山や川でアウトドアを楽しむ際は、長袖、長ズボン等の肌の露出を控えた衣服を着用し、ダニよけスプレーを使用するなど、マダニに刺されない対策を心がけましょう。
- 犬や猫等のペットからの感染にも注意しましょう。
関連リンク
新型コロナウイルス感染症(国立健康危機管理研究機構ホームページ)
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について(厚生労働省ホームページ)
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について(国立健康危機管理研究機構ホームページ)
定点把握対象疾患の発生状況

福島市の報告数(直近2週分) (PDFファイル: 174.3KB)
福島県の流行状況
福島県感染症発生動向調査報告(第36週報)9月1日から9月7日まで
急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランス
- 感染症施行規則の改正により、令和7年4月7日から急性呼吸器感染症が感染症法上の5類感染症に位置付けられ、定点サーベイランスの対象となりました。
- 急性呼吸器感染症とは、急性の上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)又は下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を指す病原体による症候群の総称です。インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、RSウイルス、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ等が含まれます。
令和7年9月1日から9月7日までの福島市定点当たりの報告数は、72.43です

急性呼吸器感染症(ARI)令和7年9月1日から9月7日まで (PDFファイル: 217.5KB)

令和7年4月7日から急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスが始まります。 (PDFファイル: 580.9KB)

病原体定点サーベイランスへのご協力をお願いします。 (PDFファイル: 390.0KB)