今週のトピック
インフルエンザが流行しています
- 県内の10月13日から19日までの定点当たり報告数は3.17で、昨年より約1か月早く流行入りとなった前週(1.17)と比較してさらに増加しています。
- 福島市の定点当たり報告数は5.43で、前週(1.71)と比較し約3倍に増加しています。
- 子どもはまれに急性脳症を発症し、高齢者や免疫が低下しているかたは肺炎を伴うなど、重症になることがあるため注意が必要です。
- 今後も感染者の増加が予想されます。普段と体調が異なる場合は出勤や登校を控えるなど体調管理に留意するとともに、手洗いや咳エチケットなどの基本的な感染対策を継続しましょう。
- イベントなどでお出かけの際は、感染対策をしっかりしてお楽しみください。

インフルエンザや新型コロナウイルスの予防接種はお済みですか?
- 令和7年度のインフルエンザ・新型コロナウイルスの予防接種は、10月1日から開始しています。予防接種の効果は個人差がありますが、接種から免疫がつくまで1~2週間程度かかります。接種希望のかたはお早めに接種しましょう。
- インフルエンザと新型コロナウイルスの同時接種も可能です。医療機関へご相談ください。
- 高齢者や身体障害者手帳(1級)をお持ちのかたには助成があります。
期 間:令和7年10月1日(水曜日)~令和8年1月31日(土曜日)
料金(自己負担):インフルエンザ 1,500円
新型コロナウイルス 4,700円
※上記対象者で生活保護受給中のかたは無料
ヘルパンギーナが増加傾向です
- ヘルパンギーナは、乳幼児を中心に5歳以下が90%を占める病気で、発熱やのどの痛み、水疱(水ぶくれ)が現れます。
- 経口感染、糞口感染(便と一緒に排せつされたウイルスが口の中に入って感染すること)、接触感染、飛沫感染が主な感染経路となります。
- 基本的な感染対策に加え、発症後2~4週間程度は便からウイルスが排せつされるため、便が付いたおむつや下着に触れた後は、しっかり手を洗いましょう。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について
- 今年、マダニが媒介する感染症の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の報告が増えています。抗ウイルス薬はあるものの、国内での致死率は27%程度で、マダニに刺されないことが重要です。
- 山や川でアウトドアを楽しむ際は、長袖、長ズボン等の肌の露出を控えた衣服を着用し、ダニよけスプレーを使用するなど、マダニに刺されない対策を心がけましょう。
- 犬や猫等のペットからの感染にも注意しましょう。
関連リンク
国内外における重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の発生状況について(国立健康危機管理研究機構ホームページ)
定点把握対象疾患の発生状況

福島市の報告数(直近2週分) (PDFファイル: 185.1KB)
福島県の流行状況
福島県感染症発生動向調査報告(第42週報)10月13日から10月19日まで
急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランス
- 感染症施行規則の改正により、令和7年4月7日から急性呼吸器感染症が感染症法上の5類感染症に位置付けられ、定点サーベイランスの対象となりました。
- 急性呼吸器感染症とは、急性の上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)又は下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を指す病原体による症候群の総称です。インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、RSウイルス、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ等が含まれます。
令和7年10月13日から10月19日までの福島市定点当たりの報告数は、83.43です

急性呼吸器感染症(ARI)令和7年10月13日から10月19日まで (PDFファイル: 211.0KB)

令和7年4月7日から急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスが始まります。 (PDFファイル: 580.9KB)

病原体定点サーベイランスへのご協力をお願いします。 (PDFファイル: 390.0KB)