性感染症とは

性的接触により口や性器などの粘膜や皮膚から感染し、オーラルセックス(口腔性交)やアナルセックス(肛門性交)などでも感染します。

主な性感染症

性感染症に感染すると…

性感染症は治療しなかった場合、不妊の原因となったり、神経や心臓などに深刻な合併症や後遺症を残したりすることもあります。

また、感染しても症状が軽い場合や無症状のこともあるため、治療に結びつかなかったり、感染した人が気付かないままパートナーに感染させてしまうこともあります。

不安に感じたら、早めに検査を受けることが大切です。

検査

検査方法は症状により異なります。主に血液検査や視診、尿検査、おりものを採取した検査となります。

福島市保健所では、HIV検査・梅毒検査・肝炎ウイルス検査を無料で行っています。

HIV検査・梅毒検査については、匿名で受けることができます。

予防方法

  • コンドームを正しく使用しましょう
  • 不特定多数の人と性行為をしないようにしましょう
  • オーラルセックスの際もコンドームを使用しましょう

ピル(経口避妊薬)を服用しても感染防止にはなりません。

症状がある場合

性感染症は治っても、再び感染する可能性があります。

男性は泌尿器科、 女性は産婦人科で検査ができます。

また、パートナーも検査を受け、一緒に治療を受けるようにしましょう!

治療

治療方法は、感染症の種類によって異なります。

早期の段階で治療しなければ、合併症や後遺障害が残る可能性がある場合もあり、早期発見、早期治療が重要です。

症状が良くなったからと自己中断せず、医師の指示があるまできちんと通院しましょう。

主な性感染症

HIV/エイズ(後天性免疫不全症候群)

エイズとは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染することによって体の免疫力が低下し、様々な疾患を発症した状態を言います。

およそ9割が性行為による感染で、感染者の血液や精液、膣分泌液が主な感染経路です。

早期発見・早期治療でエイズ発症を防ぐことができます。

症状

HIV感染

  • 自覚症状はほとんどない
  • 感染から2~8週間後に風邪ににた症状がでることがある

無症候性キャリア期

  • 約1年から10年間自覚症状なく進行
  • 体内でHIVが増え徐々に免疫細胞が破壊

エイズ発症

  • 免疫力がさらに低下し、健康な人ならかからない感染症やがんを発症する

 

HIV感染初期からエイズ発症までの経過

梅毒

梅毒トレポネーマによる細菌性の感染症です。傷口などから侵入し、血液に入ることで感染します。梅毒に感染するとHIVに感染する確率が高くなります。

妊娠している人が梅毒に感染すると、母親だけでなく胎児にも感染し、死産や早産になったり、生まれてくるこどもの神経や骨などに異常をきたすことがあります。

症状

第1期(感染から約3週間程度)

  • 感染が起きた部分(陰部や唇、口の中、肛門など)のしこり(無痛性)
  • 股の付け根部分のリンパ節の腫れ(無痛性)

※約3~6週間で症状は自然になくなる

 

第2期(1期の症状出現から4~10週間程度)

  • 痛み、かゆみのない発疹が手のひら、足の裏、体中に広がる

※1期と同様に症状は自然になくなる

 

晩期顕症梅毒(感染後数年~数十年)

  • 心臓や血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、時には死にいたることもある

 

梅毒に感染してからの経過
梅毒の報告数の推移

福島市保健所では、2025年に梅毒の報告数が過去最多となりました。全国的にも、2022年以降は年間10,000件を超える報告があり、注意が必要です。

福島市の梅毒報告数の推移
医療機関の皆様へ

梅毒は全数報告の五類感染症であり、診断後7日以内に最寄りの保健所へ届け出る必要があります。梅毒患者を診断し届出基準を満たす場合は、発生届の提出に御協力をお願いいたします。

性器クラミジア感染症

日本で最も多い性感染症です。

放置すると不妊の原因となることもあります。

淋菌と同時に感染することもあります。

症状

男性

  • 排尿時の痛み
  • 尿道からうみが出たり、かゆくなる

女性

  • 症状はほとんどない(初期のおりものや軽い下腹部の痛み)
  • 進行すると不正出血や性交時の痛み

淋菌感染症

女性の場合は自覚症状が出にくいため、感染したことに気付かないままパートナーにうつしてしまうこともあります。放置すると不妊の原因にもなります。

症状

男性

  • 排尿時の激しい痛み
  • 尿道からやや黄色い白みがかったうみが出る
  • 精巣のあたりが腫れて発熱

女性

  • 症状はほとんどない
  • おりものの増加や発熱、下腹部の痛み

性器ヘルペスウイルス感染症

一度感染すると、体の中にウイルスが潜伏し、再発を繰り返しやすくなります。

症状
  • 性器やその周辺に痛みやかゆみのある水疱や潰瘍ができる
  • 足の付け根部分のリンパ節の腫れや痛み
  • 初めて感染した時は発熱を生じることがある

尖圭コンジローマ

ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因で、再発することが多いです。

症状
  • 性器やその周辺に薄いピンクや白、茶色のイボができる
  • イボの数が増え鶏のとさかのようになる

トリコモナス症

トリコモナス原虫が尿道や膣に入り込み、炎症を起こします。性行為だけではなく、便器や浴槽、タオル、下着などを介して感染することもあります。

症状

男性

  • 排尿時の痛み

女性

  • 泡状のおりものがでる
  • 陰部の強いかゆみや痛み

性器カンジダ症

真菌(カビの一種)によって起こります。性行為による感染もありますが、免疫力が低下すると発症する場合があります。

症状

男性

  • 症状が出ないことが多い
  • 陰部のかゆみ

女性

  • 白いヨーグルト状のおりものが出る
  • 性器のかゆみ

B型肝炎

B型肝炎ウイルス(HBV)の感染が原因で起こります。性行為以外に注射器の回し打ちも原因となります。

症状
  • 感染しても自覚症状はほとんどないことが多い
  • 全身のだるさ
  • 食欲不振、吐き気
  • 黄疸(目の白い部分や皮膚が黄色くなる)

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この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 保健所 感染症・疾病対策課 感染症対策係
福島市森合町10番1号 保健福祉センター
電話番号:024-572-3152
ファックス:024-525-5701
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