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症状
症状は、A型またはB型インフルエンザウイルスの感染を受けてから1日から3日間ほどの潜伏期間の後に、発熱(38℃以上の高熱)、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが突然現れ、咳、鼻汁などの上気道炎症状がこれに続き、約1週間の経過で軽快するのが典型的なインフルエンザで、いわゆる「かぜ」に比べて症状が強く現れます。とくに、高齢者や小児では、重症化しやすく他の疾患を合併しやすいと言われています。また、新型コロナウイルス感染症の症状と似ています。
インフルエンザを疑う症状が現れたら
- 高熱が続く、呼吸が苦しい等の症状がある場合には、早めに医療機関を受診しましょう。
受診時にはマスクの着用をお願いします。(感染拡大防止のため、医療機関へ事前に電話で連絡してから受診してください。) - 子どもや高齢者、基礎疾患がある方は、重症化するおそれがあるためかかりつけ医(内科や小児科など)に相談しましょう。
重症化のサイン
- けいれんしたり呼びかけに応じない
- 嘔吐や下痢が続いている
- 症状が長引いて悪化してきた
- 呼吸が速い、苦しそう
- 胸の痛みがある
- 顔色が青白い
療養中のポイント
- 安静にして、休養をとりましょう。特に睡眠を十分にとることが大切です。
- こまめに水分補給をしましょう。
- 処方された薬は、医師の指示に従って正しく服用しましょう。
- 発熱から5日間、かつ熱が下がってから2日間程度は他の人にうつす可能性があります。熱が下がって症状が治まっても、周囲への感染リスクがあるため、注意が必要です。
- 空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下してしまうため、加湿器などを使って適切な湿度(50%から60%)を保ちましょう。
感染経路
インフルエンザウイルスの感染経路は、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染(せっしょくかんせん)の2つがあります。
飛沫感染
- 感染者のくしゃみや咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出
- 別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込み感染
(注意)主な感染場所:学校や職場、満員電車などの人が多く集まる場所
接触感染
- 感染者がくしゃみや咳を手で押さえる
- その手で周りの物に触れて、ウイルスが付く
- 別の人がその物に触ってウイルスが手に付着
- その手で口や鼻を触って粘膜から感染
(注意)主な感染場所:電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチ、PCなど
感染を防ぐポイント
こまめな手洗い・手指消毒
流水と石鹸で、爪の間や手首など細かいしわの間もしっかり洗いましょう。アルコールでの手指消毒も有効です。
外出先からの帰宅時や調理の前後、食事の前などこまめに洗いましょう。
咳エチケット
くしゃみや咳をする時は、ティッシュなどで口と鼻を覆いましょう。
場面に応じたマスク着用
サイズの合うもので鼻と口の両方を確実に覆い、正しく着用しましょう。
医療機関や高齢者施設を訪問する際は、引き続きマスクを着用しましょう。
定期的な換気と適切な湿度の保持
空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。
加湿器などを使って適切な湿度(50%から60%)を保つことも効果的です。
予防接種
接種してから十分な抗体が出来るまで2週間程度かかるため、流行の前に行うのが効果的です。
体調管理
日頃から、十分な睡眠、バランスの良い食事を心がけ免疫力を高めましょう。
体調が悪いときは、無理をしないで休養しましょう。