令和4年度福島市水道事業会計決算について

事業の概況 

 令和4年度の水道事業は、「第6次福島市総合計画」に掲げる「ライフラインの災害対策の強化」として、重要施設となる基幹施設、基幹管路の耐震化事業に集中的に取り組みました。
 また、「ふくしま水道事業ビジョン」の基本方針である「安全でおいしい水の供給」、「災害に強い水道の構築」、「持続可能な水道経営」、「地球にやさしい水道へ挑戦」を事業の柱として、水道水の安定供給の確保と健全な経営の確立に努めました。

 主な事業は、大平山配水池耐震補強工事に取り組んだほか、引き続き、摺上川水管橋架替工事など老朽管更新事業を実施し、水道施設の耐震化及び災害対策の更なる強化に取り組みました。
 維持管理としては、飯野受水池防水塗装替や日の倉橋添架管350mm塗装替工事など、アセットマネジメントに基づき、既存施設や管路の長寿命化に取り組みました。
 新たに、広域連携として、9市町村で取り組んでいるふくしま田園中枢都市圏ビジョンの中で、公営企業の広域連携推進のための、水道事業における資材の共同購入や合同職員研修会開催などの取り組みがスタートしました。

 経営の状況は、令和4年度は、新型コロナ感染症が第7波、8波と、これまでにない拡大状況にありましたが、経済活動との両立により、水道料金収入においては、飲食店や宿泊施設などのサービス業で増加しました。一方、人口減少の影響と併せて家庭水量が減少となり、全体として減収となりました。
 維持管理に要する支出においては、エネルギー価格の高騰や資材高騰の影響を受けながらも、施設の延命化や、本格的な維持管理の時代に対応した費用の平準化など、適正な事務執行に努め、予算額を上回る純利益を確保しました。

 今後も、人口減少や電気料金、水道用建設資材の値上げなど、社会情勢や経済状況の変化に注視しながら、水道事業へ与える影響を見極め、安全安心でおいしい水道水の安定供給と水道事業の健全経営に努めます。

決算の概要

令和4年度決算概要【PDF形式ファイル:365KB】

決算書

さらに詳しい内容は、決算書をご覧ください。
     
令和4年度決算書【PDF形式ファイル:8,953KB】
 
 
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