温泉とくだものが豊富な、県都・福島市。人口およそ27万人を擁し、古くは養蚕と阿武隈川の舟運で栄えた小さな城下町です。
福島駅東口には、市出身で連続テレビ小説のモデルとなった日本を代表する作曲家・古関裕而氏のモニュメントがあり、来訪者をお迎えします。2021年には東京オリンピック野球・ソフトボール競技があづま球場で開催されました。
西にそびえる吾妻小富士の山肌に雪形として現れる「吾妻の雪うさぎ」は春の訪れを告げる福島の春の風物詩。吾妻山、阿武隈高原に囲まれた福島盆地は果物の生産が盛んで、西部を走るフルーツライン沿いには観光果樹園や直売所が点在。東京オリンピック2020で海外の関係者から絶賛された名物の桃をはじめ、1年中みずみずしい果物を楽しむことができるフルーツ王国です。
「奥の細道」で松尾芭蕉が訪れたとされる飯坂温泉・こけしの里として知られる土湯温泉・白濁の硫黄泉で秘湯感漂う高湯温泉の福島三名湯が自慢。
市中心部にぽっこり浮かぶ市のシンボル・信夫山では、300年以上の伝統を誇り、日本一の大わらじを担いで街を練り歩く「信夫三山暁まいり」が毎年2月に行われます。
天空を走るかのような壮大な景観が広がる磐梯吾妻スカイラインをはじめ、写真家・秋山庄太郎氏が桃源郷と称賛した花見山公園などの花の名所も点在。東北唯一のJRA・福島競馬場もまちの誇りです。
日帰りで東京と行き来できるアクセスの良さも魅力で、東北中央自動車道などの高速交通網が整備され、ますます快適に。福島県の政治・経済・文化の中心、南東北の拠点として発展を続けています。

青空のした福島市の町並みが広がり、遠くには山並みが連なっている写真
青空の下、山に囲まれた民家などが広がっている福島市の市街地の写真
ピンク色や白色の花が満開に咲いている写真
ピンク色の花が咲いた木の隙間から遠くに雪が残っている山並みを撮影した写真

位置

東北地方の南部にある福島県。福島市はその北部にあり、西は吾妻連峰、東は阿武隈高地に囲まれています。

日本地図、福島県、福島市の位置図

交通

飛行機で

福島空港利用

  • 新千歳空港から:1時間15分
  • 大阪国際空港から:1時間5分

福島空港・福島間はリムジンバスと新幹線利用で約1時間

仙台空港利用

  • 新千歳空港から:1時間5分
  • 中部国際空港から:1時間10分
  • 大阪国際空港から:1時間15分
  • 福岡空港から:1時間45分
  • 那覇空港から:2時間35分

仙台空港から福島間は電車と新幹線利用で約50分

日本各地の空港から仙台空港までの空路と福島市の位置図

電車で

東北新幹線

  • 東京から:1時間30分
  • 仙台から:25分

山形新幹線

山形から:1時間

自動車で

東北自動車道

  • 浦和インターチェンジから福島西インターチェンジまで:250キロメートル
  • 仙台南インターチェンジから福島飯坂インターチェンジまで:62キロメートル

風土・気候

様々な種類の花々が咲き誇る「花見山」を始め、季節の彩りを感じさせる名所が数多くあります。夏は暑く、冬は寒暖差が大きい盆地特有の気候により、抜群の甘さとみずみずしさの、もも、さくらんぼ、なし、ぶどう、りんごなどが育ち、別格の美味しい果物が楽しめます。

福島の四季

遠くに街並みが見える手前の山の斜面に白やピンク色の花が満開に咲いた春の風景の写真

木の枝にたわわに実った薄ピンク色の桃の実がなっている写真

モクモクと広がった雲の手前の山の斜面が黄色や赤色に色づいている秋の風景の写真

露天風呂の石に雪が積もった風情ある冬の風景の写真

名物・特産

温泉

市内にはそれぞれの特徴を持った、飯坂・土湯・高湯の三温泉地があります。
「奥州三名湯(秋保温泉・鳴子温泉)」の一つに数えられる飯坂温泉は、松尾芭蕉が「奥の細道」の道中で立ち寄ったとされる古湯であり、「飯塚」として奥の細道に登場することでも有名です。8つの共同浴場があり、レトロな街並みに訪れた瞬間から好奇心をくすぐられる建築物や街並みが広がります。
「土湯温泉」では、川沿いに宿が並び、温泉情緒を満喫できます。また、遠刈田、鳴子と並ぶ三大こけし発祥地と言われており、現在もこけし工人が伝統を守りながら土湯こけしを作り上げています。
そして、東北地方で初めて「源泉かけ流し宣言」を行った高湯温泉は「奥州三高湯(蔵王温泉、白布温泉)」の一つで、白濁の湯を楽しむことができます。高湯温泉の中心部の安達屋の隣には、薬師如来を本尊とする寛政6年(1794年)に建立された薬師堂があり、温泉の効能が高まるように祈願してから高湯温泉に入浴していたと伝えられています。

薄暗くなってきて街灯の光が灯った奥に建つ、日本最古の木造建築様式の鯖湖湯の建物外観の写真
山に囲まれた川沿いに宿が建ち並ぶ土湯温泉街を高台から撮影した写真
木々や大きな岩のあり、温泉の表面が白濁し湯気が立ち込めている高湯温泉の露天風呂の写真

果物

「くだもの王国」の呼び声高い福島市では、初夏から冬にかけて様々な果物が実りの時期を迎え、新鮮な果物狩りも楽しめます。福島市の北西部にはフルーツラインやピーチラインと呼ばれる道路があります。その名のとおりさくらんぼ、もも、なし、ぶどう、りんごなどの観光果樹園が道路沿いに立ち並び、初夏から秋にかけて、もぎたての味が楽しめる果物狩りができます。

木の枝にたわわに実った薄ピンク色の桃の実がなっている写真
木の枝に黄緑色の梨の実がなっている写真
木の枝に濃い紫色に実ったぶどうの実がなっている写真
木の枝に表面が赤く色づいたリンゴの実がなっている写真

土湯こけし

東北三大こけしの一つに数えられます。蛇の目模様の小さい頭と三日月眉にクジラ目、たれ鼻、おちょぼ口と表情の明るいのが特徴です。温泉街には3mの巨大こけしがあり、こけしの絵付け体験なども実施しています。

体が蛇の目模様で、それぞれ表情が異なった9つの土湯こけしが並んでいる写真

名誉市民

故・古関裕而氏

首からメダルを下げた、柔らかい表情の古関祐而氏の写真

明治42(1909)年福島市大町生まれ。
作曲作品総数は、5,000曲にもおよぶ、福島のみならず日本を代表する作曲家です。
一連の功績により昭和44(1969)年には紫綬褒章を受章しています。連続テレビ小説『エール』の主人公のモデルにもなりました。

代表曲:「福島夜曲(福島セレナーデ)」、「栄冠は君に輝く」、「長崎の鐘」、「君の名は」、「オリンピック・マーチ」ほか多数

実・湧・満・彩ふくしまエール大使

佐藤B作氏

黄土色のジャケットを着た笑顔の佐藤B作氏の顔写真

俳優

(福島市飯坂町出身)

昭和24年2月13日生まれ

昭和48年劇団「東京ヴォードヴィルショー」結成

演劇、テレビドラマ、バラエティー番組などで活躍

平成27年3月7・8日に新作喜劇「田茂神家の一族」を福島テルサで公演

室屋義秀氏

黒色の服を着た笑顔の室屋義秀氏の顔写真

エアショー、レクサス・エアレースパイロット
(福島市在住)

昭和48年1月27日生まれ

平成15年「NPO法人ふくしま飛行協会」を設立

「ふくしまスカイパーク」を拠点に国内のみならず海外でも活躍

平成26年レッドブル・エアレース第2戦で第3位(アジア人初の表彰台)

平成28年6月5日に開催されたレッドブル・エアレース千葉2016で日本人初優勝を飾る

平成29年ワールドシリーズ全8戦中4大会を制し、アジア人初の年間総合優勝を果たす

令和5年および6年のAIR RACE Xでタイトル2連覇を達成

大波三兄弟(若隆景 渥氏、若元春 港氏、若隆元 渡氏)

荒汐部屋の前で手形入りのサイン色紙を持った市長を中央に、盾などを両手に持った大波三兄弟が横一列に並んでいる写真

若隆景 渥氏

関取

(福島市出身)

平成6年12月6日生まれ

  • 初土俵平成29年3月場所
  • 新十両平成30年5月場所
  • 新入幕令和元年11月場所
  • 新三役令和3年7月場所
  • 幕内優勝令和4年3月場所

若元春 港氏

関取

(福島市出身)

平成5年10月5日生まれ

  • 初土俵平成23年3月場所
  • 新十両平成31年3月場所
  • 新入幕令和4年1月場所
  • 新三役令和5年1月場所

若隆元 渡氏

力士

(福島市出身)

平成3年12月29日生まれ

初土俵平成21年11月場所

福島市観光PRキャラクター「ももりん」

黄色の大きな蝶ネクタイに赤と青の服を着て左手を上げている福島市観光PRキャラクター「ももりん」のイラスト
  • 名前:ももりん
  • 性別:?
  • 誕生日:平成8年4月
  • 春になると吾妻小富士にうさぎの形の残雪が現れ、福島に種まきの時期を知らせてくれます。
    その「種まきうさぎ」または「雪うさぎ」と呼ばれ親しまれる白いうさぎの形をとって、「ももりん」が誕生しました。
  • 「ももりん」の名前は、特産の「モモ」と「リンゴ」に由来します。
    17,000通の応募の中から福島のくだものがイメージできるものが選ばれ、名づけられました。
頭にタオルを置いて温泉につかっている福島市観光PRキャラクター「ももりん」のイラスト
青色の忍者の衣装を着て手裏剣を手に持った福島市観光PRキャラクター「ももりん」のイラスト
恐竜の着ぐるみ姿で真っ赤なりんごを持った福島市観光PRキャラクター「ももりん」のイラスト
赤色のオーバーオールを着て左手の人差し指と右足を上げた福島市観光PRキャラクター「ももりん」のイラスト
黄緑と黄色の衣装を着たご機嫌な福島市観光PRキャラクター「ももりん」の後ろ姿のイラスト

ももりんの使用については福島市観光コンベンション協会のホームページ「福島市観光ノート」でご確認ください。

この記事に関するお問い合わせ先

商工観光部 観光交流推進室 観光企画戦略係
福島市五老内町3番1号
電話番号:024-515-6012
ファックス:024-535-1401
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