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更新日:2022年10月18日
指定区分 | 市指定無形民俗文化財 平成30年9月13日指定 |
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名称 | 金沢黒沼神社・神明宮の献膳祭 |
よみかた | かねざわくろぬまじんじゃ しんめいぐうのけんぜんさい |
所在地 | 福島市松川町金沢字宮ノ前45番地 |
所有者 | 黒沼神社 |
福島市松川町金沢の鎮守である黒沼神社は、祭礼神事が多く、しかも今日では稀に見るほど信仰深く、いずれも古風を保持しています。
その一つ献膳祭(けんぜんさい)(御膳献上祭(ごぜんけんじょうさい))は、かつては神明宮が旧暦3月28日、黒沼神社が同4月1日に行われていましたが、現在は前者が5月3日、後者が翌4日になりました。
神饌(しんせん)(供物)は境内の御穀殿で厳格な作法によって整えられます。詳しい由緒は明らかではありませんが、神社では元治元年(1864年)から始められたといい、社蔵の「昭和六十一年 書替 黒沼神社献膳祭講中名簿」にも「元治元年始祭」とあります。現在では「御膳上げ」または「御膳献上祭」ともいわれています。
祭礼には神饌として必ず神酒・米・水・海のものとして頭付きの魚・里のものとして山菜か野菜を供えます。ところが、神社によってはこのほかに特殊な神饌を献じるところがあります。黒沼神社と神明宮の「献膳祭」の特色を挙げると、
①講中という集落の信仰集団によって、自主的に信仰深く継承されていること。
②神職・氏子総代・講中・「料理人」という祭祀組織が、古風なままにしっかりと受け継がれていること。
③神饌の種類が厳格にきまっていて、調理法も伝統を守って丁寧であること。
④「料理人」は、託宣によって選出されること。
などで、県内では稀に見る神事といってよく、古風な献饌儀礼の一つとして、文化財としての価値は高いといえます。
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