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更新日:2017年3月1日
縄文人は、クマ・シカ・イノシシ・タヌキ・ウサギなどを食べていたことが、ほかのむらで発見された骨からわかっています。
狩りの方法は、弓で矢を放(はな)ち動物を捕(と)る方法と、落とし穴に追い込んで動物を捕る方法がありました。
川の中にも縄文人の食べ物はありました。
魚や貝です。
宮畑縄文むらで魚を捕っていたことは、網(あみ)のおもりが見つかっていることがわかります。
今のおもりは金属(きんぞく)ですが、縄文むらでは粘土(ねんど)を焼いて作ったおもりが主に使われました。
むらの近くには、動物や魚のほかに食べ物がたくさんありました。
川の跡で見つかったクリやクルミ、トチノミ、ドングリなどの木の実は、保存(ほぞん)できるので、地面を掘って作った穴の中に蓄え(たくわえ)、食べ物がとれないときに食べた大切な食べ物であったと考えられます。
秋にはキノコも食べていました。縄文人が粘土を焼いて作ったキノコが宮畑縄文むらで見つかっています。春にはワラビ、ゼンマイなどの山菜(さんさい)も食べていたことでしょう。
このほかに、イモ類などの地中にできる食べ物も、打製石斧(だせいせきふ)を付けた土を掘る道具を使って取っていたと考えられます。
野菜の栽培(さいばい)や家畜(かちく)がいない縄文時代には、なかなか取れない逃げる食べ物より、逃げない食べ物が縄文人の大切な食べ物であったとかんがえられます。
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