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更新日:2019年3月6日

市長所信表明-平成29年12月市議会定例会議 市長所信表明より-

  • 日時:平成29年12月14日(木曜日)
  • 場所:議場

私はこの度の市長選挙にあたりまして、市民の皆様方のご支持をいただき、市政を担当させていただくことになりました。
期待の大きさと、その重責に身が引き締まる思いですが、「これから福島市の新しい未来を築いていける」、このような「わくわく感」も湧きあがってきております。
市民の皆様の期待の重さを、市政推進のエネルギーに換えて、「元気あふれる、ふくしまの新ステージ」を築いてまいります。
東日本大震災、原子力災害からの復興と人口減少社会への対応というかつてない社会的な課題に加え、福島市独自の大きな課題も山積している状況にありますが、一方で、中核市、オリンピック・パラリンピック、東北中央自動車道など、福島市が飛躍する舞台は整ってまいりました。
私は、このチャンスを積極的に活用し、「開かれた市政」と「スピードと実行」、これをモットーに、復興を加速し、「夢と希望が持てる新しい福島」をつくってまいります。
市民生活の向上と地域の活性化はもとより、風格ある県都として、県北、そして県全体の発展にも積極的に貢献をしてまいります。
市民の皆様には、市民総参加で一緒に取り組んでいただきますようお願い申し上げます。
今後の市政運営につきましては、次の三つの柱を、政策目標の基本として推進してまいります。

  1. 「ひと・暮らしいきいきふくしま」の実現
  2. 「産業・まちに活力ふくしま」の実現
  3. 「風格ある県都ふくしま」の実現

「ひと・暮らしいきいきふくしま」の実現

安全で安心で、誰もがいきいきと暮らせるまち、子どもたちには最高の環境を、女性には自分らしく生きることができる環境を、お年寄りや障がい者の皆さんにも元気に活躍できる地域、若者にはチャレンジできる地域を目指します。
特に、中核市としての専門性を生かした健康づくりや、待機児童対策、そして学校改修のスピードアップに取り組んでまいります。
また、災害、あるいは放射線からの安全安心のために、除染廃棄物の搬出の促進や、地域防災力の強化にも取り組んでまいります。

「産業・まちに活力ふくしま」の実現

福島市には、日本一のくだものをはじめ、魅力的なものがたくさんあります。
これらを生かし、福島らしい地域の活性化を図ってまいります。
儲かる農業の確立、中小企業の振興という個別分野の対策はもとより、農業・工業・商業、観光業、まちづくり、これらの垣根を越えた連携を進め、ヒト・モノ・カネの地域内循環を高めることで、地域経済の活性化を推進いたします。
東北自動車道と東北中央自動車道が合流する利点も生かして、福島らしい産業の誘致・集積や観光の振興に取り組んでまいります。
また、オリンピック・パラリンピックを契機に、スポーツイベントや合宿の誘致など、スポーツのまちづくりも推進いたします。

「風格ある県都ふくしま」の実現

県都にふさわしい都市機能や環境整備を進めるとともに、近隣市町村と共に成長する連携中枢都市圏構想を推進し、風格ある県都をつくってまいります。
とりわけ、県都の顔である福島駅周辺の中心市街地については、県北全域の活性化と人口定住の拠点となるよう、新たな視点で賑わいと活力の創出に取り組んでまいります。

 

以上の政策を、次の二つの市政運営方針で推進いたします。

  1. 「開かれた市政」
  2. 「スピードと実行」

「開かれた市政」

市民の皆様への情報開示と対話によるコミュニケーションを大事にして、その思いを政策に反映させてまいります。
して、市民の「ちから」と市役所の「ちから」これらを統合して、市民総参加のオールふくしまで、市政を推進いたします。

「スピードと実行」

政策効果を出すべき、時期・目標、これらをしっかりと見定めて、十分効果が発揮できるよう、スピード感を持って取り組みます。
そして、前例ないことでも、必要なことは、思い切ってチャレンジしてまいりたいと考えております。
私がこれまで培わせていただいた行政経験や国・県との太いパイプを活用いたしまして、国・県ともしっかり連携を図りながら、政策を確実かつスピーディーに実行いたします。
この「開かれた市政」と「スピードと実行」によりまして、目に見えて市政が動き出したと、市民の皆様に実感していただけるように、全力で取り組んでまいります。

 

福島市は、今年、市制施行110周年を迎えました。輝かしい歴史と実績があります。そして来年は、トリプル1(ワン)の111周年、この一並びの記念すべき年に、中核市としての第一歩を踏み出します。
中核市元年を契機として、私たち市民が愛するこの県都ふくしまを、私たちにとってかけがえのない、まさに無二のまちとして大きく発展・飛躍できるよう、市民の皆様、議会の皆様と心一つに取り組んでまいりたいと思いますので、ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。

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福島市五老内町3番1号

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