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更新日:2020年11月30日

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2010年移住
移住元 埼玉県

中島 明日香さん

Iターン / 子育て / フリーランス

フリーアナウンサー

福島県の民放テレビ局である、テレビユー福島のアナウンサーとして活躍されていた中島さんは、現在、福島市にある結婚式場の専属司会者をはじめ、フリーアナウンサーとして活動しています。
その一方で、医師であるご主人を支える妻として、また2人の小学生を育てる母親として、家族を献身的に支え、忙しくも充実した毎日を過ごしています。
疲れなど微塵も感じさせない中島さんのパワフルな福島生活を、子育て話を中心にお伺いしました。

住んで気付いた福島市の魅力!

物心がついた頃からアナウンサーを志し、学生時代からアナウンサーになるための準備を進めていたという中島さん。
親族が多く住む東北地方を中心に精力的に就職活動を行った結果、福島市にある「テレビユー福島」で、念願の夢を手にしました。
福島市の魅力に気付いたのは、実際に住んでから。お父様が宮城県出身のため、自家用車で帰省していたことから、「福島県は宮城県までの通過点。地名を知っている程度」のイメージでした。
思い返すと、山や温泉が多いという故郷、埼玉県飯能市と福島市との共通点にも、親近感を覚えたといいます。
「もともとフットワークは軽いので、こちらに来たばかりの独身時代は、ワクワクが止まらなくて、休みになると観光地を調べては県内各地に繰り出していました。特に奥会津の舘岩村(現 南会津町)が好きで、民宿に泊まったり、温泉に入ったりして一人時間を満喫しました!
民宿の方はもちろんですが、旅先で話しかけたことがきっかけで仲良くなった方も多くて、プライベートでも県内各地に知り合いがとても増えましたね。この土日は誰に会いに行こうか、なんて計画を立てるのがとても楽しかったです。」

積極的に動いて築いた、人とのネットワーク

テレビユー福島退社後は、フリーアナウンサーとして、長野県や地元にも移り住みましたが、福島市在住時に出会ったご主人との結婚を機に、福島県に戻ってきました。ご主人の転勤を経て、福島市に落ち着いたのは2010年頃です。
「福島市は県庁所在地なので、働く場所も人も程良く多くて、転勤族もたくさんいます。転勤族は自分で動かないと情報が入ってこないから必死なんです。周りは自分も含めて積極的でアクティブなママが多かったですね。支援センターや遊び場も多いので、平日は独自の時間割を作って毎日違う支援センターに通っていました。そこでお友達が増えていったんです。その人脈がお仕事につながる、なんてこともありましたね。」と話します。

子育てのサポートも充実

フリーアナウンサーとして働く中島さんの心強い味方だったのが、ファミリーサポートやこども緊急サポートネットワーク福島、そして24時間対応の託児所の存在だったといいます。
「親戚が遠方で頼れる場所がなかったので、子供が病気でも絶対に仕事が休めない時や、小学校から学童や習い事までの送迎、短時間のリフレッシュなど、本当に助けられました。せっかくこのような事業があるのだから、みなさんどんどん利用するべきです。ママだけで抱え込まないで欲しいですね。」

ファミリーサポートは、子供達にとっても、普段出来ないような体験が出来る貴重な時間だったといいます。
「サポーターの方はおばあちゃんが多かったのですが、その方の田んぼに連れて行ってもらってカエルやザリガニをとってきたこともありましたね。自分ではそういう遊びをさせてあげる機会がなかったので、ありがたかったです。子供達も初めての体験をしたり、泥んこになるまで遊んだり、楽しそうでした。小さい時から色々な人と触れ合っていたお陰で、二人とも人見知りもなく、好奇心旺盛に育っていますよ。」
お子さんがアデノウイルスに罹った時も、こども緊急サポートネットワーク福島の方に幼稚園まで迎えに行っていただき、仕事が終わるまでその方のご自宅で預かってもらったのだそう。
「病院にも連れて行ってもらい、食事も作っていただけるんです。電話一本でその場でその日の内に契約出来るので本当に助かっています。現役のパートの看護師さんも登録されていたりするので、子供の熱がある日も安心して見て頂いています。
情報さえあれば何でも出来ます。頼れる人がいないからという理由で働けないのは勿体ない!諦めないで。」と中島さんは話します。

自宅が公園やプールに近いので、少し時間が出来ると家族で気軽に公園へ散歩に出掛けたり、プールに泳ぎに行ったりと、一人一人が自分の時間と家族団らんの時間にメリハリをつけて楽しんでいます。
温泉や飲食店、あづま運動公園のサイクリングパークなど、家族でお気に入りの場所もたくさんできました。

塾や習い事の選択肢も程良く多いので、子供達が気になったものはどんどん挑戦させている中島さん。
「私がアナウンサー時代に民謡を習っていたのもあって、娘にも相馬民謡や会津民謡を習わせているんです。これは福島でないと経験出来ないことだなって。子供達には日本の文化や伝統を大切にして欲しいなと思っています。日本の歌である民謡を世界でも披露できるようになってくれたら嬉しいですね。」

福島市をより住みやすい環境に

今後の目標をお伺いしました。
「やりたいことはたくさんあるのですが、引き続きフリーアナウンサーとして現在の仕事を続けていきたいです。
あとは、転勤族の方々中心の交流の場の提供や、子供の目の輝きが変わってくるような視野が広がるきっかけづくりが出来れば良いなと思っています。夫と協力してメンタルを含めた体の健康の拠り所を作ることで、福島市がより住みやい環境になれば良いなって。ママたちに元気を与えられる存在にもなりたいですね!」と意気込みを話してくれました。

移住を考えている方へメッセージ

「福島市は、程よく田舎程よく都会。温泉地も車で30分ですし、仙台も新幹線なら30分弱、東京までも新幹線で1時間半と便利な立地です。また、食べ物が本当においしくて、買い物も外食も高品質なのにリーズナブルなものが多いんです。
お仕事については、特にフリーランスは、一度お仕事をいただくと、ずっと雇ってもらえたり、毎年依頼が来たりと、働く人を大切にしてくれる環境だと感じています。都会では所持率が比較的多い資格でも、地方では珍しがられたりして仕事につながることもあるので、気になる資格があれば、取得に向けて頑張ってみてください。」

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