移住者VOICE
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更新日：2022年10月27日
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移住元 埼玉県
ふくふくまめさん
Iターン ／ フリーランス漫画家
フリーランスとして、漫画をはじめチラシやポスターなど、イラストに関係する数々の作品を生み出してきたふくふくまめさん。
Twitterで発信中の「福島に癒されるOLの話」では、フィクションでありながらも、ふくふくまめさんが実食し、感じたのままの素直な思いが反響を呼び、福島市にゆかりがなかった人にはもちろん、地元を知っている（つもりでいた？）市民の間でも話題となっています。
柔らかい雰囲気に、分かりやすい表現、そして時々くすっと笑ってしまうようなオチのある漫画は、読む人の心を優しく包み込み、癒しを与えてくれています。
ふくふくまめさんのTwitterはこちら
これからますますの活躍が期待されるふくふくまめさんに、改めて、福島に対する思いをお伺いしました。
程よく便利で暮らしやすいまち
埼玉県の中でも「車がなくても生活に困らないアクセスの良い場所」から、結婚をきっかけに福島市に移住してきました。
「主人が福島出身というご縁で住み始めました。
福島のことは存在を知っている程度で、これまで特に行ったことがなかったんです。良い情報も悪い情報も本当に何も知らない状態で福島に来たので、逆に抵抗なく住むことが出来たのかもしれないですね。仕事はフリーランスなので、漫画さえ描ければ住む場所は関係ないことも幸いでした。」
住み始めて早4年、ふくふくまめさんにとって、福島市は「程よく便利で暮らしやすいまち」となりました。
「漫画でも描きましたが、たまに「全然知らない土地に移住して不安がないの？」なんて気に掛けて下さる方もいらっしゃいますが、本当にないんですよね。むしろ、住み心地の良さを実感しています。見渡すとすぐに山が見えて、自然をすぐそばに感じられて、心穏やかに過ごしています。」
大好きな福島の情報を発信したい！
これまで約10年間、漫画家活動を続けてきましたが、「ふくふくまめ」としてTwitterにて活動を開始したのは2年程前からです。
「実際に住んでみて、純粋に、福島っていいところだな、福島のことを発信したいなって考えたのがきっかけで、専用のアカウントを作ったのが始まりです。でも、「よし！発信するぞ」と意気込むというよりは、日記に近い感覚と言いますか、のんびりゆったりマイペースに更新しています。それはアカウント開設当初から変わらないですね。福島が好きすぎてみんなに知ってほしいなと。」
ふくふくまめさんの福島を愛する思いは、フォロワーを含めた読み手にもしっかりと届いています。Twitterをきっかけに、市内の企業を中心に仕事の依頼も増えているといいます。
「私のツイートに対してあたたかいお言葉をいただき、逆に元気をもらっています。いつも感謝の気持ちでいっぱいです。」
至るところにあふれる地元愛
福島の印象をお伺いしました。
「第一に、埼玉にはなかったものがたくさんあるなぁという印象を受けました。そして地元愛がすごいなぁと。
以前、名物のお菓子について、何気なくツイートしたことがありましたが、予想外に反響が大きくてびっくりしました。最初は派閥の争いかなのかと思いましたが、それぞれが自分の好きなお菓子を紹介してくださっているんだなと気づいた時には、何だか感激しましたね。
いかにんじん(福島の郷土料理)一つにしても、その家の家庭の味…お母さんの味があると聞きました。そういうものがあるって良いですよね。羨ましいです。
埼玉にはそこまでローカルなものは、ぱっとは思い浮かばないです。だからこそ地元愛精神が弱い県民性と言われてしまうのかもしれないですね。(笑)」
桃を買いに行った時も衝撃を受けたんだそう。
「私は食べ物の中でも一番と言っても良いくらい、桃が大好きなんです。丸かじりで食べるのが夢だったと言っても過言ではないです。
最近も休日を利用してJAや道の駅に探しに行ったんですが、朝からすごい行列で、そこだけ殺伐とした空気だったのが印象的でした。贈答用で買い求める方もいらっしゃるとは思いますが、みなさんも本当に桃が大好きなんだなと。これもまた地元愛ですよね。
都会は果物が高いし、私も近所のスーパーに並んでいる桃しか知らなかったので、福島で並ぶ桃の数や価格に感動しましたね。」
周りの勢いにひるんでしまう気持ちを奮い立たせ、今シーズンあと2、3回は買えるようチャレンジしたいと意気込みます。
「今思うと、移住前は、良くも悪くも真新しいものは割とすぐ目の前にあって、逆に気づかなかったことが多かったように思います。
常に何でも色々なものが周りにあるから、例えば「夏は桃！」のように、季節などによって、一つのことに集中できるような環境ではなかったのかもしれないです。」
ご家族に送った桃も、おいしいと喜んでくれたと教えてくれました。
一年中さまざまな果物が店内を彩る福島。果物によって季節を感じられることができるのも楽しみのひとつです。
休日の過ごし方
お仕事のノルマが終わり次第、のんびりしたり出かけたりと適度に過ごしているふくふくまめさん。
「都内の移動手段は、電車に乗るという生活が当たり前だったので、車で道の駅に行くことが、自分の中では新しい試みで楽しいです。季節によって新鮮な野菜や果物が売っていますし、お菓子も作りたてのものが売っていたりと食べ物がおいしいので大好きです。
今年オープンした「道の駅ふくしま」にも先日行ってきました。人が多すぎず、のびのびできるのも福島の良いところですが、人で賑わっている場所ってやっぱり楽しくていいなと思いました。」
今後の目標
今後の目標についてお伺いしました。
「これからものんびり福島を満喫して、おいしい場所を巡って、Twitterなどで漫画を発信していきたいと思います。みなさんに読んでいただくことが、少しでも福島を盛り上げるお手伝いになるのであれば、私も嬉しいです。
コロナが落ち着いたら、わらじまつりなどしばらく中止になっていたイベントにも足を運んでみたいと思っています。」
移住を考えている方へメッセージ
「おいしい食べ物と程よい自然が癒しをくれます。
もしも都内の空気が恋しくなったら新幹線一本で90分ほどで手軽に行けてしまうので、そういう距離感で十分という方にはぜひおすすめです。」
