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更新日:2022年10月27日

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2022年移住
移住元 東京都

紺野 美史さん

Jターン / 子育て 

主婦

高校時代までお隣の伊達市で過ごされた紺野さんは、アメリカの大学を卒業後、都内の企業に就職しました。その後、ご縁のあったシンガポールに移り住み、マレーシア出身のご主人と結婚したのち、ご主人の異動を機に再び日本に戻ってきました。
現在、ご主人と二人のお子さん(娘さん/息子さん)の4人で暮らす紺野さん。
そのお話はご家族への愛情であふれていました。

都心と福島にて、それぞれの子育てを経験したからこそ感じる環境の違い、そして心境の変化をお伺いしました。

コロナ収束を待つより行動を

子供には、元気いっぱい走り回って、たくさん食べてぐっすり眠る毎日を送ってほしいと願いながらも、ご主人の職場の関係で、都心の集合住宅で暮らしてきました。
「まさかまた福島に戻るなんてありえないと思っていました」と当時を振り返ります。
「都心に少子化はないので保育園も全然入れなくて。公園はあるけど、土地が限られているから遊具が少ないんです。午前中は保育園児が集まってくると使えなかったり、午後は小学生が走り回っていると危なかったり。
ベビーカーを押しながら、周りに迷惑を掛けないようにすることを第一に行動してきたので、子供たちには我慢ばかりさせてしまって申し訳なかったなと思っています。」
肩身の狭い子育て生活を送っていた紺野さんをさらに悩ませたのは、新型コロナウイルスの感染拡大でした。
「コロナも収まらないし、幼稚園の遠足などのイベントも無くなり、この状況はいつまで続くのかな、このままでいいのかなって。」
その時に頭をよぎったのは、数年ぶりに福島に帰省した際に見かけた、下駄を履いて元気よく遊ぶ、幼稚園の子供たちの姿でした。
「園児たちを見た時にここだ!って衝撃が走って、その場ですぐ検索しちゃいました。
その後も冗談で「福島で子育てもアリかもね~」なんて話していたんですけど、都内の感染者数も増えてきてしまって。何年続くか分からないこの状況に悩むよりはとりあえず行っちゃおうか!と。」
園の見学はコロナの関係で難しかったこともあり、一度は入園を諦めかけたといいます。
「その時、福島県移住推進員の方に問い合わせていたのですが、たまたま移住した女性を支援する団体、tentenさんをご紹介頂き、コーディネーターのお子さんも以前その園に通っていたそうで、いろいろお話を聞くうちにやっぱり通わせたいという気持ちが強くなってきたんです。」
でも心のどこかで(今さら福島に戻るのもどうなんだろう)と迷っていた紺野さん。
最終的に、ご主人の「福島行こうよ。福島行きたい!」という言葉が後押しになり、覚悟を決めました。

物件探しは決断とタイミング!

移住の際に一番苦労したのは物件探しだったといいます。東京では、1LDKの物件に住んでいたため、いずれはもっと広い場所に引っ越したいと考えていました。
「オリンピックのあたりから都内の家賃相場が急上昇して、一部屋増えるだけで急激に家賃が上がってびっくりしていました。少し郊外でも高いんです。1ルームを二つ借りようかと話していたくらい(笑)」
入園が決まってから、福島での物件探しを始めました。

「希望は、駅に近い、広い、綺麗でしたけど、福島はそもそもマンションが少ないし、かと言って一軒家の賃貸も多いわけではなくて。内見もして気に入った最初の物件は、不動産会社に連絡した時には入居者が決まった直後で。2軒目の物件も、内見の予約を入れていたにもかかわらず、内見1時間前に決まっちゃいましたと。それがトラウマで、今の物件は、LINEのビデオ通話で内見して即決しちゃいました。早い決断とタイミングが大事ですね!」
気づけば、福島への移住と幼稚園への入園を決めてから1週間で物件も無事決まっていたといいます。
「今は築3年の一軒家で庭付きなのに、家賃は都内の頃より安くなったので、この家にして満足しています。一軒家、良いですね。これまではなかった2階へ続く階段が子供たちのお気に入りスポットです。公園や小学校も近いですし、息子は新幹線つばさが通過するのを近所の踏切から眺めて喜んでいます。
主人は移住前と変わらず在宅で仕事をしていますが、一人部屋も確保できましたし、不便なく働いているようです。」

移住してからの変化

娘さんが通う幼稚園では、剣道やジャズダンス、園児だけでの3泊4日のサマーキャンプがあったりと、とても充実しているといいます。
「娘は静かで人見知りだったのが噓のように活発になったので、大きな変化だと思います。先日のキャンプもよっぽど楽しかったのか、もーっと遊びたかったと言われちゃいました。なんだかこっちがさみしくなります。息子も来年から本格的に入園予定なので成長が楽しみですね。」
ご夫婦にもささやかながらも驚くべき変化があったのだとか。
「都内では毎晩一息ついてから、主人と二人でビールとトッポキなどのおやつを食べていたんです。でも今はそれをしなくても平気になりました!やっぱりストレスだったんですね。今は朝と寝る前に二人でヨガをして、体調も良いですね。
子供たちが元気すぎて、ケガが心配で注意することはありますが、以前のように、静かにしてほしいから怒るということはなくなりました。心が楽です。」

感動や感激がたくさん

自然が多く農作物が豊かな福島に、ご主人も「お米、野菜、果物がおいしい。」と感動したのだとか。
「海外から都内に戻った時、日本のごはんっておいしいって思いましたけど、福島に来てさらにおいしく感じました。
先日くだもの狩り体験をしてきましたが、福島の大自然は規模が違いますね。身近にこういう体験できることって大事だなと思います。」

人のあたたかさにも触れたといいます。
「お隣のお家のおばあちゃんがいつも気にかけて下さいます。賑やかな方が嬉しいと言ってくださることやお裾分けいただいけること、大変ありがたいです。
近所の小学生も、元気に挨拶してくれて、都会ではなかった光景だなと。
先日、暑い中行列に並びつつ、飲み物を探していたら、後ろに並んでいたカップルが、(自分達で用意していたと思われる)凍らせたペットボトルのお茶をわざわざ車から持ってきてくれたんです。
見ず知らずの人にここまで優しくされたことってなかなかなかったので感激しました。」
子供たちにも、自分が親切にしてもらったように、人に優しくできる大人になってほしい、そして自分もそうでありたいと願いながら、子育てに奮闘する毎日です。

休日の過ごし方

休日の過ごし方をお伺いしました。
ご実家のご両親に顔を見せたり、市内の遊び場や白河市、県外では米沢市、蔵王町などにも出かけたりと、とても充実した週末を過ごしているのだそう。
「正直親孝行目的で戻ってきたつもりはないんですけど、両親も喜んでいるし、結果的には良かったなと思います。おじいちゃんおばあちゃんにかわいがられるって、良いことですよね。何かあった時はお互いに頼れますし、助け合える安心感があります。」

今後の目標

今後の目標についてお伺いしました。
「息子も入園して自分の時間が出来たら、働きたいと思っています。
同時に子育て以外のやりたいことを探し中です。運転に自信が持てるようになったら、出来ることの幅も広がりそうですが、現在ペーパードライバーなので練習していきたいですね。 あとは旅行も好きなので、今は国内旅行を楽しみたいです。」

移住を考えている方へメッセージ

「福島市にゆかりがない人にとってはハードルが高いかもしれませんが、福島出身の人は、特に帰っておいでよと伝えたいです。基本リモートで週に2、3回程度の通勤でも問題なければ、新幹線通勤もお勧めです。小さいお子さんの場合は、福島の方がのびのびと子育てができて、精神的にも楽になります。我が家は福島に移住して大正解でした。
コロナの状態がいつまで続くかは分かりませんが、ストレスを溜めているくらいなら、来てみても良いんじゃないかなと思います。」

 

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