東口再開発に関する情報や駅周辺のまちづくりの検討状況等について、お知らせしています。〔随時更新〕

駅前の顔・シンボルとなるデザインであること、コスト面を考慮して、3つの案のうち(1月31日公表内容参照)C案を軸に、設計を進めております。上記画像は、外観イメージです。
新着情報
令和7年7月29日 基本設計の概成についてお知らせします。
現在の進捗状況
基本設計が概成しました(令和7年7月)
見直し方針に沿って「Fukushima Egg」のコンセプトのもと、「12のシーン」の実現を図るよう、基本設計を進めています。
このたび、建物の構造や設備、仕様、意匠デザインが概ねとりまとまりましたので、主な特徴などをご紹介します。
公共エリアの特徴
【フレキシブル・ホール】
最大1500人収容のホールは、福島駅前という立地から様々な利用形態が想定されます。そのため、内部空間を分節し、同時に分割利用ができるように検討してまいりました。3つの長方形のホール(ホールABC)と、これをつなぐ2つの可変スペースの組合せにより、7パターンのサイズで利用が可能となります。
フレキシブル・ホールの詳細 (PDFファイル: 2.4MB)


分割時も高い遮音性を備えるほか、自由な会場レイアウトのほか照明や音響が自由に演出できるなど、主催者目線、利用者目線のホールの設備や仕様となります。
【ホワイエ空間】
公共エリアと民間エリアの中央に位置したホワイエを吹抜け空間とすることで、目的の場所に向かうまでの動線であるとともに、人々が溜まり、他の訪問者のざわめきや各部屋の雰囲気を感じることができ、人々のつながりをつくります。


また、柱に素材感のある膜や照明を用いて花を表現したり、季節の花を飾ることで、訪れる人々を歓迎します。
【まちなかリビング】
人びとが、出会い・交わり、くつろぎ・語らい、はしゃぎ・遊ぶ、サードプレイスとして、また様々な人の流れが集まるハブとなります。



設計ワークショップでの様々なご意見を参考に、
1階は出会い、交わる場所として人々を迎える客間のイメージ、
2階は訪れる人が好きなようにくつろげる居間のイメージ、
3階はこどもたちがわいわい楽しめる、こども部屋のイメージ、
4階は屋上広場とつながる空間、としています。
【屋上広場】
2階のデッキから公共エリアの屋上になる4階まで、変化に富んだスペースが道のようにつらなります。



人々が溜まる空間となるだけではなく、駅前の顔・シンボルとなる特徴的な外観ともなります。
4階へ上がると、座ったり寝転んだり、ちょっとしたイベントもできる、親子でもゆっくりくつろげる広場になります。
建物の概要

※基本設計の段階であり、今後、建築コスト上昇等に起因するVECD(Value-Engineering,Cost-Down)の実施により、設備・内外装等については取止めやグレードダウン等の可能性があります。
[そのほかの主な性能]
- バリアフリー法に基づく誘導基準に適合。エレベーターやエスカレーターを配置して、利用の多い1階から3階のスムーズな移動を実現します。
- 災害時における施設利用者や帰宅困難者の一時的な滞在施設に位置付けることとし、発災直後から24時間のライフラインを維持する施設とします。
- 環境性能では、公共エリアにおいて、ZEB Readyの導入を目標とし、環境負荷の低減を図っていきます。
イメージパースなどついて、以下の資料もご覧ください。
≪民間エリア≫福島県内”初”「SHARE LOUNGE」が出店します!
※イメージ写真:「TSUTAYA BOOKSTORE MARUNOUCHI SHARE LOUNGE」
民間エリアの3階に「SHARE LOUNGE」を計画。カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下、CCC)と再開発組合は、基本方針合意書を締結し、今後、企画設計を進めてまいります。
SHARE LOUNGEの特徴
- 会員登録不要で最短 60 分から利用可能。コワーキングだけでなく、友人とくつろぐことも。
- 本に囲まれ、席種も豊富な居心地のよい空間。
- フリードリンク・フリーフード、アルコールが自由に飲めるプランも。
- Wi-Fi・電源が無料利用可能。仕事で必要なアメニティも無料貸し出し。
- 公式アプリで席予約が可能。
福島駅東口再開発組合に関することは下記リンクから

これまでの経緯
見直し方針の策定
令和4年7月に事業計画が決定していましたが、工事費高騰等により計画の見直しを余儀なくされたことから、市民の意見も聞きながら「見直し方針」を策定しました。
現在、以下のコンセプトに沿って、利用シーンを実現するよう、基本設計に取り組んでいます。
従前の計画
資料「福島駅東口地区第一種市街地再開発事業及び福島駅前交流・集客拠点施設整備」 (PDFファイル: 1.6MB)
東口再開発の市民への周知の状況
東口再開発の市民への周知等の状況 (PDFファイル: 471.4KB)
関連する考え方
駅東西一体のまちづくり
駅西口の大型商業施設の跡地は、民間事業者が所有する土地ではありますが、市としてどのようにまちづくりに活かしていくか、方針をもって取り組んでいかなければなりません。また、跡地だけでなく、駅東口と一体に捉え、その活用方策を探るとともに、駅東西をどのように連携させていくかの検討も必要です。このため、「福島駅周辺のまちづくりに関する検討会」などで、西口跡地の活用方策と駅東西自由通路や駅舎・駅ビル改築などについて検討してまいります。
福島駅新東西自由連絡通路等の調査検討
令和7年7月25日に福島市とJR東日本で覚書を締結しました。
福島駅東西一体のまちづくりを進めるため、新東西自由連絡通路の整備などに関し、相互に協力し、調査検討を進めます。
コンパクト+ネットワークのまちづくり
駅周辺のまちづくりは、市全体、そして広域的な活性化の拠点として非常に重要ですが、それだけで福島市の発展を実現できるわけではありません。
今後の人口減少をにらんで、中心市街地を中心拠点、周辺地域の集積地を地域拠点として、それぞれの個性を生かしたまちづくりを進め、各拠点を行き来しやすくする交通ネットワークの充実が重要です。福島市は、この「コンパクト+ネットワーク」による持続可能な都市づくりを基本方針として、市全体の均衡ある発展を図っていくこととしています。
資料「福島市が目指す『コンパクト+ネットワーク』のまちづくり」 (PDFファイル: 700.8KB)
参考・関連リンク
福島駅東口地区市街地再開発組合ホームページ(外部サイトへリンク)
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